カスタム計算および割当てのためのデータ・ロード・バッファ
集約ストレージ・キューブで割当てまたはカスタム計算を実行するときは、Essbaseで、一時的なデータ・ロード・バッファが使用されます。集約ストレージ・キャッシュにデータ・ロード・バッファを作成するための十分なリソースがない場合、Essbaseはリソースが使用可能になるまで待機します。
1つの集約ストレージ・キューブに複数のデータ・ロード・バッファが存在できます。Essbaseが割当ておよびカスタム計算のために作成するデータ・ロード・バッファは、構成不可能です。ただし、データ・ロードおよび転記のために作成するデータ・ロード・バッファは構成できます。
割当てとカスタム計算を、データ・ロードおよび転記と同時に実行する場合は、データ・ロードおよび転記のために作成するデータ・ロード・バッファのリソース使用率を、最大の0.8 (80%)に設定します。リソース使用率を低く設定するほど、データ・ロードおよび転記と同時に実行可能な割当ておよびカスタム計算の数は増加します。また、ロード・バッファ操作を処理するために、リソースが使用可能になるのをEssbaseが待機する時間も構成できます。
データ・ロード・バッファを構成するには、initialize load_buffer文法でMaxLのalter database文を使用します。構成設定を使用して、集約ストレージのデータ・ロードを最適化することもできます。