集約ストレージ・キューブのエクスポート

少なくともEssbase集約ストレージ(ASO)キューブへの読取りアクセス権がある場合は、入力レベルのデータをエクスポートできます。

キューブから指定したテキスト・ファイルにレベル0のデータをエクスポートできます。エクスポート・ファイルに含まれるのは圧縮されていないデータのみです。データのエクスポート中、ユーザーはEssbaseサーバーに接続して、キューブで読取り専用の操作を実行できます。

アウトラインが変更されていない場合は、ルール・ファイルがなくてもエクスポートされたデータを再ロードできます。次の場合は、データのエクスポートを検討してください。

  • プラットフォーム間でデータを転送する場合

  • エクスポート・ファイルを、バイナリ・フォーマットではなくテキスト・フォーマットで作成する場合

  • バックアップを作成する場合

エクスポート・ファイルはキューブ・ディレクトリに作成されます。

集約ストレージ・エクスポートには制限があります:

  • エクスポートできるのは、レベル0のデータ(入力データ)のみです。

  • 列型エクスポートは実行できません。列型エクスポートでは、出力ファイルの各行に各ディメンションのメンバー名が表示されます(また、名前が行ごとに繰り返されることがあります)。

2GBを超えるエクスポート・ファイルが作成されないようにするため、Essbaseによって、名前に番号の接尾辞(_1、_2など)が付いた複数のエクスポート・ファイルが作成されることがあります。たとえば、最初のファイル名が/home/exportfile.txtの場合、次のファイルは/home/exportfile_1.txtになります。

パフォーマンスを改善するために、データを並列でエクスポートできます。

データをエクスポートするには、Essbase Webインタフェースを使用して「データのエクスポート」ジョブを実行するか、export data MaxL文を使用します。