ASOでの問合せの相違点

Essbase集約ストレージ(ASO)の問合せは、いくつかの点でブロック・ストレージとは異なります。ライトバックとエクスポートは、レベル0のメンバーの場合のみサポートされています。密度と疎性に関する問合せは適用できません。

表36-5 集約ストレージとブロック・ストレージの問合せの相違点

問合せの機能 集約ストレージ ブロック・ストレージ

レポート・ライター

データの疎/密度に関係するコマンドを除き、サポートされています

完全にサポートしています

Smart View

データの変更(ライトバック)を制限付きでサポートしています

完全にサポートしています

API

サポートされています

サポートされています

エクスポート

次の制限付きで、サポートしています。

  • レベル0のデータのみエクスポートされます(上位レベルはエクスポートされません)

  • 列型エクスポートはありません

サポートされています

MDX問合せ

サポートされています

サポートされています

非レベル0メンバーに関連付けられている属性メンバーの問合せ

非レベル0メンバーの子孫の値を返します。

集約ストレージ・アウトラインに関する設計の考慮事項」の「ASOキューブでの属性問合せ」も参照してください。

非レベル0メンバーの子孫の値として#MISSINGを返します

属性メンバーと共有メンバーの問合せ

共有メンバーは、対応するプロトタイプ・メンバーに関連付けられている属性を自動的に共有します

共有メンバーは、対応するプロトタイプ・メンバーに関連付けられている属性を自動的に共有しません

問合せロギング

サポートされています

サポートされています

問合せパフォーマンス

複数階層を持つディメンションからデータを問い合せるときの考慮事項。

集約ストレージ・アウトラインに関する設計の考慮事項」の「ASOキューブでの属性問合せ」も参照してください。

階層は関係しません