式構文の検証
Essbaseには、式の構文エラーについて通知する、式の構文チェック機能が含まれています。たとえば、関数名を入力ミスすると、Essbaseによって通知されます。
不明な名前は、カスタム定義マクロおよび関数名のリストで検証できます。
構文チェッカでは、式のセマンティック・エラーについては通知できません。セマンティック・エラーは、式が期待どおりに動作しないときに発生します。セマンティック・エラーを見つけるには、計算を実行し、結果が予想どおりかどうかを確認します。
Essbaseでは、「確認」をクリックすると、式エディタに構文チェッカの結果が表示されます。Essbaseで構文エラーが検出されなかった場合は、検証成功メッセージが表示されます。
Essbaseで1つ以上の構文エラーが検出された場合は、エラーの含まれる行の番号とエラーの簡単な説明が表示されます。
式が検証に合格したが、アウトラインの保存時にEssbaseサーバーでセマンティック・エラーが検出された場合は、次のことを確認します:
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間違った式は、エラーが含まれている場合でも、アウトラインの一部として保存されます。
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Essbaseサーバーにより、エラーの内容を示すメッセージがアプリケーション・ログに書き込まれ、間違った式が表示されます。
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Essbaseサーバーにより、間違った式に関連付けられたメンバーのコメント・フィールドにエラー・メッセージが書き込まれます。このメッセージは、間違った式がロードされなかったことを示します。アウトライン・エディタで、アウトラインを閉じてから再度開くことで、このコメントを参照できます。
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メンバー式を修正しなかった場合に、そのメンバーが含まれる計算が実行されると、その式は計算中に無視されます。