アウトラインの検証

Essbaseアウトラインを保存すると、妥当性要件のチェックリストを使用して、アウトラインが自動的に検証されます。

次の項目は、アウトライン検証の一部として確認されます:

  • すべてのメンバーおよび別名が有効である必要があります。メンバーおよび別名は、重複していないメンバーのアウトラインの他のメンバー、別名、世代またはレベルと同じ名前にできません。

    アプリケーションとデータベースの命名規則を参照してください。

  • 勘定科目または時間としてタグ付けできるのは1つのディメンションのみです。

  • 通貨タイプまたは国としてタグ付けできるディメンションは1つのみです。

  • 共有メンバーは有効である必要があります。

    「共有メンバーのガイドライン」を参照してください。

  • レベル0のメンバーを、ラベルのみまたは動的計算としてタグ付けできません(メンバーに式がない場合)。

  • ラベルのみのメンバーに式を割り当てることはできません。

  • ラベルのみのメンバーの子孫は、動的計算としてタグ付けできません。

    ラベルのみのメンバーを参照してください。

  • 通貨カテゴリおよび通貨名が、通貨アウトラインで有効である必要があります。

  • 動的計算の子を1つのみ持つ親メンバー自身が、動的計算である必要があります。

  • 動的計算の子(2パス)が1つのみの親メンバーも、動的計算および2パスである必要があります。

  • ブール属性ディメンションの2つのメンバー名が、アウトラインに定義された2つのブール属性ディメンション・メンバー名と同じである必要があります。

  • 日付属性ディメンションのレベル0メンバー名は、アウトラインに定義されている日付フォーマット名設定(mm-dd-yyyyまたはdd-mm-yyyy)と一致する必要があります。

  • 数値属性ディメンションのレベル0メンバー名は数値である必要があります。

  • 属性ディメンションがアウトラインの末尾にあり、すべての標準ディメンションの後にある必要があります。

  • 標準ディメンションのレベル0の動的計算メンバーに式が必要です。

  • メンバーの式は有効である必要があります。

ノート:

メンバーのないブール型、数値型または日付型の属性ディメンション(属性ディメンションが空)を持つアウトラインは許可されますが、中間アウトラインでのみ使用される必要があります。空の属性ディメンションに対する問合せ、計算およびグリッド操作は、予測できない結果になることがあります。

アウトラインの検証中に、アウトラインで、適切な数値属性ディメンション・メンバー名に対して次の変換が実行されます。

  • メンバー名のマイナス記号は、名前の前から末尾に移動します。たとえば、–1が1–になります。

  • メンバー名の先行または末尾のゼロは削除されます。たとえば、1.0は1、00.1は0.1になります。

「属性タイプ」を参照してください。