パッチと復元
Oracle Essbaseインスタンスへのパッチ適用には、OPatchツールを使用できます。このツールは、バイナリを新しいバージョンに更新するためのパッチを実行します。必要に応じて、更新をロールバックすることもできます。
Essbaseインスタンスを構成するために使用されたバージョンよりも古いバージョンへの、パッチからのロールバックはサポートされません。
ノート:
パッチの適用後に接続またはデータソースを作成し、その後パッチをロールバックした場合は、接続またはデータソースを再作成する必要があります。ノート:
OPatchをロールバックした後、透過パーティションおよびレプリケート・パーティションを再作成し、パーティションを再検証する必要がある場合があります。ノート:
JDK 1.8.0_291以降から1.8.0_331にJavaをアップグレードする必要がある場合は、JDK 1.8.0_331以降への構成後のJavaのアップグレードを参照してください。ソフトウェアがの更新(パッチ/アップグレード)をEssbaseインスタンスにインストールする手順は、次のとおりです
[オプション] 必要に応じて更新をロールバックします。
- サーバーを停止します。
Linuxの場合:
sh <Oracle_Home>/user_projects/domains/essbase_domain/esstools/bin/stop.sh
Windowsの場合:<Oracle_Home>\user_projects\domains\essbase_domain\esstools\bin\stop.cmd
- 固有のOPatch IDを取得します。
Linuxの場合:
<Oracle_Home>/OPatch/opatch lsinventory
Windowsの場合:<Oracle_Home>\OPatch\opatch lsinventory
- 適用したOPatchをロールバックします。次の構文の例は、OPatch IDの例を示しています。関連するOPatch IDを使用します。
Linuxの場合:
<Oracle_Home>/OPatch/opatch rollback -id 3012639
Windowsの場合:
<Oracle_Home>\OPatch\opatch rollback -id 3012639
- 現在のビルド番号を確認します。
Linuxの場合:
cat <Oracle_Home>/essbase/bi-epm-registry/baseproperties/essbase/essbase_registry.properties
Windowsの場合(メモ帳を使用してessbase_registry.propertiesを開きます):<oracle_home>\essbase\bi-epm-registry\baseproperties\essbase\essbase_registry.properties
- サーバーを起動します。
Linuxの場合:
sh <Oracle_Home>/user_projects/domains/essbase_domain/esstools/bin/start.sh
Windowsの場合:
<Oracle_Home>\user_projects\domains\essbase_domain\esstools\bin\start.cmd