Essbaseの構成解除とアンインストール

Essbaseの構成解除とアンインストールを行うには、次の手順を実行します。

ワークフローと前提条件
  • Essbaseの構成解除とアンインストールを行う場合は、まず構成解除を実行してからアンインストール・コマンドを実行することをお薦めします。
  • Windowsプラットフォームの場合: 以前にWindows Serviceオプションを有効化してEssbaseを構成していた場合は、Windowsコマンド・プロンプトでsc delete EssbaseServiceコマンドを実行して、Essbaseを再インストールまたは再構成する必要があります。
  • スキーマを削除する前に、システムにOracle Essbaseが存在している必要があります。
Essbaseの構成解除
  1. バックアップを実行します。Essbaseのバックアップと復元を参照してください。
  2. すべてのサーバーを停止します - Essbase Server、管理サーバーおよびEAS Server (インストールされている場合)

    Linuxの場合:

    <Domain_Home>/esstools/bin/stop.sh
    サーバーの停止で問題が発生した場合は、次の関連プロセスを使用してください(Linuxの場合)。
    • Essbase Serverを停止します。
      # 
            ESSBASE_PID = ‘ps-ef | grep essbase_server_name | | grep -v grep | awk '{print $2}'
            ’kill -9  $ESSBASE_PID
    • AdminServerを停止します。
      # ADMIN_SERVER_PID = ‘ps -ef | grep
            AdminServer | grep -v grep | awk '{print $2}' ‘kill -9 $
            ADMIN_SERVER_PID
    • EASサーバーの停止:
      # EAS_SERVER_PID= ‘ ps -ef | grep
            eas_server_name | grep -v grep | | awk '{print $2}' ’
                        # kill -9
            $EAS_SERVER_PID

      詳細は、サーバーの停止、起動および確認を参照してください。

    Windowsの場合:

    <Domain_Home>\esstools\bin\stop.cmd
    または、「タスク マネージャー」を開いて、Essbaseプロセス(プロセス/イメージ名がjava.exeのもの)を調べて、まだプロセスが存在している場合は「タスク マネージャー」のプロセス・リストで停止します(プロセスを右クリックして「プロセスの終了」を選択します)。
  3. インタフェースベースの手順またはサイレント・モードを使用して、RCUスキーマ、接頭辞およびコンポーネントをすべて削除します(EssbaseのRCUスキーマの削除を参照)。
  4. ドメイン・ディレクトリとアプリケーションの場所(ARBORPATHディレクトリ)を削除するか、次回のインストールで別のディレクトリを使用します。
    # rm -rf  <Domain_Name>
    パスは、Essbase構成時に生成されたconfig.rsp (レスポンス・ファイル)で取得できます。削除する前に、必ずアプリケーション・ディレクトリをバックアップしておいてください。
  5. Oracle_Homeディレクトリにfeature.txtファイルがある場合は、アンインストールを実行する前にそのディレクトリを削除する必要があります。
    前出のステップを実行したら、アンインストールの実行に進むことができます。
Essbaseのアンインストール

Essbaseをアンインストールするためのインストーラを起動する際に、コマンド・ラインにオプションの引数を入力できます。インストール・オプション - 構文とコマンドを参照してください。

アンインストール・プロセスでは、インストール時に作成されたバイナリ・ディレクトリとインベントリ・エントリが削除されます。このプロセスではEssbaseのみがアンインストールされ、Fusion Middlewareはアンインストールされません。

  • サイレント・モードを使用してアンインストールする場合: 次のコマンドを実行してEssbaseインスタンスをアンインストールします。すべてのディストリビューション(EssbaseとFMW)をアンインストールする場合は、distributionNameパラメータの値essbaseallに置き換えます。

    Linuxの場合:
    <Oracle_Home>/oui/bin/deinstall.sh -silent -distributionName essbase
    Windowsの場合:
    <Oracle_Home>\oui\bin\deinstall.cmd -silent -distributionName essbase
  • インタフェース手順を使用してアンインストールする場合: 次のコマンドを実行し、アンインストールする特定のディストリビューション(Essbaseインスタンス)を選択し、アンインストールをクリックします。アンインストールをクリックすると、Essbaseインストーラが開き、アンインストール・タスクが実行され、確認のためのサマリー・ページが表示されます。完了したら、終了をクリックします。

    Linuxの場合:
    <Oracle_Home>/oui/bin/deinstall.sh
    Windowsの場合:
    <Oracle_Home>\oui\bin\deinstall.cmd