MaxL文の詳細分析

EssbaseMaxL文は、構文的にはキーワードとターミナルで構成されます。これらがどのように連携するかを理解すると、MaxLスクリプトの作成スキルを構築するために役立ちます。

  • 標準の小文字フォントで表されるキーワードは、MaxL文法の単位です。キーワードは、MaxL文の中で文字どおりに正しい順序で入力する必要があります。次の図の引用にある、キーワードの例を参照してください。


    statement create database DBS-NAME using non_unique_membersの文の中のタイプは、次のようになっています。createとdatabaseはキーワードです。DBS-NAMEはターミナルです。usingとnon_unique_membersはキーワードです。
  • カッコなしの大文字で表されるターミナルは、ターミナルの表に定義された適切な形式の値で置き換えられます。上の図では、DBS-NAMEがターミナルです。ターミナルは、sample.basicなどの有効な名前で置き換える必要があります。

    キーワードは、一重引用符で囲まないかぎり、ターミナルとしては使用できません。たとえば、databaseという名前のデータベースを作成する場合、文create database database;ではエラーが返されますが、create database "database";は成功します。

  • セミコロンは、文の末尾を示します。セミコロンを省略したり、文の終わりと予測される場所の前に配置すると、構文エラーになります。

  • 山カッコ(<>)で囲まれた大文字として表される非ターミナルは、通常はメインの図の下に追加の図として定義されます。非ターミナルはここには含まれません。