Display Database

MaxL display databaseを使用して、Essbaseデータベース全体の状態、設定および最近のリクエスト履歴に関する情報を表示します。

キーワード

MaxL display database文を使用して、次の方法でデータベース情報を表示します:

display database [all]

システム上にあるすべてのデータベースの情報を表示します。

例:

display database;
display database DBS-NAME

指定されたデータベース(キューブ)に関する情報を表示します。

例:

display database Sample.Basic;
display database on application

指定されたアプリケーション上のすべてのデータベースに関する情報を表示します。

例:

display database on application Sample;
display database … request_history

データベースへの最近のリクエストに関する情報をデータベース表示に含めます。最新の3つのリクエストに関する情報が返されます。

例:

display database on application ASOSamp request_history;

MaxL Display Databaseに対して返される出力列

application

アプリケーションの名前

database

データベースの名前。

comment

データベースのコメントがある場合は、そのテキスト

startup

ユーザーがデータベースに対して取得を試行したときに、データベースが起動するように設定されているかどうか

autostartup

アプリケーションの起動時にデータベースが起動するように設定されているかどうか

minimum permission

データベースに対する最小の権限設定。

EPM Shared Servicesセキュリティ・モードでは適用されません。

aggregate_missing

Essbaseで、データベースの計算中に、欠落した値を集約するかどうか

two_pass_calc

2パス計算が有効かどうか

create_blocks

等式によるブロックの作成が有効かどうか

data_cache_size

圧縮されていないデータ・ブロックを保持するためのデータ・キャッシュのサイズ設定

file_cache_size

ファイル・キャッシュのサイズ設定

index_cache_size

インデックス・ページを保持するメモリー内のバッファである、インデックス・キャッシュのサイズ設定

index_page_size

データ・ブロックをポイントするインデックス・エントリが格納されたインデックス・ファイルの下位区分である、インデックス・ページのサイズ設定。この設定は変更できません

cache_pinning

キャッシュ・メモリーのロックが有効かどうか(現在はサポートされていません)

compression

圧縮タイプ。圧縮に対して返される値は数値で、次のように変換されます:


1               Run-length encoding
2               Bitmap
3               (no longer supported)
retrieve_buffer_size

グリッド・クライアントからの取得を処理し、最適化するために使用される、取得バッファのサイズ

retrieve_sort_buffer_size

取得中にソートされるデータを保持するために使用する、取得ソート・バッファのサイズ

io_access_mode

現在のI/Oアクセス・モード。バッファI/Oのみがサポートされます。

pending_io_access_mode

pending_io_access_modeに返される値は数値で、次のように変換されます:

0               Invalid / Error
1               Buffered
2               Direct /* no longer supported
no_wait

別のトランザクションでロックされているデータ・ブロックのロックを取得するために、Essbaseを待機するように設定するかどうか

committed_mode

トランザクションが完了してコミットされるまで、トランザクションに含まれているすべてのデータ・ブロックに対する読取り/書込みロックがトランザクションで保留されるようにEssbaseが設定されているかどうか

pre_image_access

別の同時トランザクションが実行されている間にロックされているデータ・ブロックに対する読取り専用アクセス権を、ユーザーに付与するようにEssbaseが設定されているかどうか

lock_timeout

ユーザーがデータ・ブロックをロックできる最大の分数

commit_blocks

Essbaseがコミットを実行する前に、更新されるデータ・ブロックの数(デフォルトは3000)

commit_rows

Essbaseがコミットを実行する前に、データ・ロード中に処理されるデータ・ファイルの行数(デフォルトは0)

currency_database

リンクされた通貨データベースの名前(ある場合)

currency_member

通貨換算でデフォルト値として使用するメンバー

currency_conversion

通貨換算の方法。

currency_conversionに返される値は数値で、次のように変換されます:

1               division
2               multiplication
note

ログイン・ダイアログ・ボックスからアクセスできる注釈

db_type

データベース・タイプ。db_typeに返される値は数値で、次のように変換されます:

0               Normal
1               Currency 
read_only_mode

read_only_modeに返される値は数値で、次のように変換されます:

0               Not read only
1               Read only
db_status

データベースの実行中のステータス。db_statusに返される値は数値で、次のように変換されます:

0               Not Loaded
1               Loading
2               Loaded
3               Unloading
elapsed_time

データベースが実行されている期間(時間:分:秒の形式)

users_connected

接続ユーザーの数

blocks_locked

ロックされているデータ・ブロックの数

number_dimensions

ディメンション数

number_disk_volume

ディスク・ボリュームの数

data_status

data_statusに返される値は数値で、次のように変換されます:

0               No Data
1               Data Loaded without Calculation
2               Data is Calculated
current_data_cache

データ・キャッシュの現在のサイズ

current_file_cache

ファイル・キャッシュの現在のサイズ

current_index_cache

インデックス・キャッシュの現在のサイズ

current_index_page

インデックス・ページの現在のサイズ

currency_country_dim

通貨データベースの場合は、国ディメンション

currency_time_dim

通貨データベースの場合、時間ディメンション

currency_category_dim

通貨データベースの場合、通貨カテゴリが定義されている勘定科目ディメンション

currency_type_dim

通貨データベースの場合、様々な通貨シナリオを識別するメンバーが含まれる、通貨タイプ・ディメンション

request_type_n / request_user_n / request_start_n / request_end_n

request_historyキーワードを使用する場合、最近3回のリクエストに関する情報が列request_type_nrequest_user_nrequest_start_nおよびrequest_end_nに返され、それぞれnは1、2および3です。request_userフィールドは、リクエストをしたユーザーの名前を返します。request_startおよびrequest_endフィールドは、リクエストの日付と時間を返します。

request_typeに返される値は数値で、次のように変換されます:


0               Data Load
1               Calculation
2               Outline Update
                Unknown