SUDA

Essbaseレポート・ライターのSUDAコマンドは、UDA (ユーザー定義属性)として定義した共通属性に基づいて、メンバーをその共有メンバーと一緒に選択します。

構文

<SUDA (dimName, udaStr)

パラメータ

dimName

udaStrに関連付けられたディメンションの名前。

udaStr

UDAの名前。

ノート

  • <SUDAコマンドはスタンドアロン・コマンドとしても、LINK文内で選択コマンドとしても使用できます。

  • 属性を引数として使用できません。

  • <UDAコマンドを使用すると、レポート・エクストラクタでは指定されたUDAのタグが付けられたメンバーのみが選択されます。共有メンバーは選択されません。たとえば、次のようなアウトライン構造を考えます。

    Product 
      100
        100-10
        100-20 (UDAS: No Carb) 
      200
        200-10
        200-20 (UDAS: No Carb)
    Diet
      100-20 (shared)
      200-20 (shared)

    次のコマンドを指定した場合、Dietの子にUDAとして"No Carb"があると認識されないため、メンバーが返されません:

    <CHILDREN (Diet) and <UDA (Product, "No Carb")

    これに対し、<SUDAレポート・コマンドを使用すると、プロトタイプ・メンバーに関連付けられたUDAを共有メンバーのすべてのインスタンスが持っているとレポート・エクストラクタに認識させるようにできます。たとえば、次のコマンドがあるとします。

    <CHILDREN (Diet) and <SUDA (Product, "No Carb")

    次のメンバーが返されます。

    [Product].[100].[100-20]
    [Product].[200].[200-20]
    [Product].[Diet].[100-20]
    [Product].[Diet].[200-20]

    これらのメンバーはDietの子であり、プロトタイプ・メンバーに関連付けられたNo CarbのUDAは共有メンバーにも関連付けられています。

次の例では、LINK文の中でSUDAコマンドが使用されており、No CarbではないDietの共有メンバーが選択されます。

<LINK (<DESC(Diet) and not <SUDA (product, "No Carb))

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