2 ワークスペースおよびアプリケーションの管理
Oracle Application Express開発環境で、ユーザーは、ワークスペースと呼ばれる共有のワークスペースにサインインします。ワークスペース管理者は、ワークスペースという作業用の共有領域の監視と管理を行います。
- ワークスペース管理の概要
 「ワークスペース管理」を使用して、ワークスペースの監視と管理を行います。
- 「サービスの管理」ページの使用
 「サービスの管理」ページを使用して、サービス・リクエストの管理、ワークスペース・プリファレンスの構成、ワークスペースのお知らせの編集、レポートの表示を行います。また、管理者はこのページを使用してログ・ファイルのクリア、セッション・ステートの管理、キャッシュ・コンテンツの句点あり、Webシート・データベース・オブジェクトの管理、対話モード・レポート設定の管理なども行います。
- サービス・リクエストの作成
 ワークスペース管理者は、「サービスのリクエスト」ページを使用して、スキーマのリクエスト、記憶領域の追加、ワークスペースの終了または別のワークスペースのリクエストを行います。
- ワークスペースのプリファレンスの構成
 ワークスペース・ログイン制御、アプリケーション・ビルダーとSQLワークショップへのアクセス、PL/SQL編集とRESTfulサービスのサポート、およびチーム開発へのアクセスについてワークスペース・プリファレンスを構成します。
- ワークスペース管理でのワークスペース・メッセージの定義
 ワークスペース管理者は、ワークスペース・メッセージを作成することで、他のユーザーと速やかに通信できます。
- ワークスペースでのユーザーの管理
 新しいユーザー・アカウントの作成、既存のユーザー・アカウントの管理およびユーザー・パスワードの変更を行います。
- ワークスペース管理から「データ・ディクショナリ・キャッシュ」レポートへのアクセス
 ワークスペース管理から「データ・ディクショナリ・キャッシュ」レポートにアクセスして、ワークスペース内のスキーマ表およびキャッシュの統計およびデータ分析を表示します。
- 開発者アクティビティおよびクリック・カウント・ログ・ファイルの消去
 ログ・ファイル・ページで開発者ログおよび外部カウント・クリック・ログを手動で消去します。経過時間が1か月を超えるログ・エントリは自動的に削除されます。
- ワークスペースのセッション・ステートの管理
 セッションは、ページ・ビュー間で永続性(またはステートフルな動作)を確立します。ワークスペース管理者は、現在のセッションまたは最近のセッションについてセッション詳細を表示したり、現在のセッション・ステートを消去したり、セッションを経過時間に基づいて消去できます。
- ユーザー・プリファレンスの管理
 開発者はプリファレンスを使用して、特定のApplication Expressユーザーの値を異なるセッションにわたって格納できます。これらのプリファレンスは、設定後、プログラムによって、または手動で削除できます。管理者は、ページ・プロセスの作成またはプリファレンスのアイテム・ソース値の計算によって、あるいはPL/SQL APIを使用してプログラムによって、ユーザー・プリファレンスを設定できます。
- ページおよびリージョンのキャッシュの管理
 ページおよびリージョンのキャッシュを使用して、アプリケーションのパフォーマンスを改善します。
- 複数のアプリケーションのビルド・ステータスの変更
 ワークスペースレベルでビルド・ステータス属性を構成して、アプリケーションが他の開発者によって変更されるのを防ぎます。
- アプリケーション・ビルダーのデフォルト値の利用
 アプリケーション・ビルダーのデフォルト値により、新規のアプリケーションを作成するために必要なステップを削減できます。
- ワークスペース内のアクティビティの監視
 「アクティビティのモニター」ページにアクセスして、ワークスペース内の開発者アクティビティおよび変更を監視します。
- ワークスペース・ダッシュボードの表示
 「ダッシュボード」ページを使用して、現行のワークスペースの詳細を表示し、ワークスペースの全体的なアクティビティを監視します。
参照:
- 
                        
                        Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの開発者のセキュリティ・ベスト・プラクティスの理解