24.8.7 アプリケーション・コンポーネントのエクスポート

「コンポーネントのエクスポート」を使用して、編集前にコンポーネントをバックアップしたり、別のOracle Application Expressインスタンスに対するパッチとして機能するエクスポートを作成します。

ヒント:

エクスポートしようとするアプリケーションに、まだテストの準備が整っていないページなどのコンポーネントがある場合は、ビルド・オプションを使用して、各種のアプリケーション・コンポーネントを含めたり、除外することをお薦めします。

共有コンポーネントまたはページ・コンポーネントをエクスポートするには、次のステップを実行します。

  1. コンポーネントのエクスポート・ページにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. 「共有コンポーネント」をクリックします。
    4. 「タスク」リストから「アプリケーション・コンポーネントのエクスポート」をクリックします。
  2. コンポーネントのエクスポート・ページで、該当するタブをクリックし、エクスポートするコンポーネントを選択します。
    • 「コンポーネント」には、共有アプリケーション・コンポーネントおよびページ全体が表示されます。ページ上部のナビゲーション・バーを使用してコンポーネントを検索します。
    • 「ページ別のコンポーネント」には、選択したページのコンポーネントがリストされます。「ページ」リストから選択して特定のページにナビゲートします
    • 「ビルド・オプションのステータス」には、使用可能なビルド・オプションが表示されます。このページを使用してビルド・オプションを選択および選択解除します。
  3. タブごとに適切なコンポーネントを選択し、「エクスポートに追加」をクリックします。
  4. 選択内容を確認します。続行するには、「次へ」をクリックします。
  5. 「コンポーネントのエクスポート」で、次のようにします。
    1. Zipとしてエクスポート: 次のオプションがあります。
      • オン - 各コンポーネントの個別のファイルを含むZipアーカイブとしてコンポーネントをエクスポートします。

      • オフ - 選択したすべてのコンポーネントを含む単一のSQLファイルとしてエクスポートします。

      ヒント:

      Zipアーカイブについてさらに学習するには、エクスポート・ファイルの個別スクリプトへの分割を参照してください。

    2. インストール・ファイルを含める: 「Zipとしてエクスポート」「オン」に設定されている場合にのみ表示されます。オプションは次のとおりです。
      • オン - エクスポートされたページ専用のインストール・ファイルを含むZipアーカイブを生成します(install_component.sqlset_environment.sqlおよびend_environment.sqlなど)。

      • オフ: インストール・ファイルのないZipファイルを生成します。

        Oracleでは、アプリケーションのインストール・ファイルが上書きされないように、ファイルをバージョン管理システムに保存する際は「オフ」にすることをお薦めします。

    3. 現在から: 何分前まで遡ってエクスポートするかを指定します。このオプションを使用すると、削除されたオブジェクトを元に戻すなどのために、アプリケーションの前の時点に戻ることができます。

      このユーティリティは、DBMS_FLASHBACKパッケージを使用します。システム変更番号(SCN)マッピングへのタイムスタンプが約5分ごとにリフレッシュされるため、検索しているバージョンの検出にはそれと同じ時間がかかる場合があります。元に戻す情報が保持される時間は、起動パラメータUNDO_RETENTION(デフォルトは3時間)に影響されます。ただし、このパラメータはUNDO表領域のサイズにのみ影響します。2つのデータベースに同じUNDO_RETENTIONパラメータが含まれている場合でも、トランザクション数が少ないデータベースでは、UNDO表領域が一杯ではなく、以前のデータが強制的にアーカイブされるため、より前の時点に戻ることができます。

    4. ファイルの文字セット: エクスポート・ファイルのエンコードに使用される文字セットを示します。このファイルをインポートするときには、同じ文字セットを指定する必要があります。
    5. 「コンポーネントのエクスポート」をクリックします。

    ヒント:

    翻訳されたアプリケーションでは、「翻訳のエクスポート」フィールドが表示されます。プライマリ言語アプリケーションおよびすべての翻訳済アプリケーションの選択した共有コンポーネントをエクスポートするには、「翻訳のエクスポート」フィールドから、「はい」を選択します。テキスト文字列とマークアップを最新の状態にするには、翻訳済コンポーネントをエクスポートする前に翻訳済アプリケーションを同期化する必要があることに注意してください。

  6. コンポーネントのエクスポートをターゲット・インスタンスにインポートします。