12.2.1 テーマのサブスクリプションの管理

開発者は、テーマをテーマのサブスクリプションを使用して管理できます。

12.2.1.1 テーマのサブスクリプションについて

マスター・テーマをサブスクライブすると、将来のOracle Application Expressのリリース時にテーマをアップグレードできます。

開発者は、次の場合にテーマをサブスクライブします。

  • アプリケーションの作成ウィザードを実行するとき

    開発者が、アプリケーションの作成ウィザードを実行して組込みテーマを選択すると、そのテーマが自動的にマスター・テーマにサブスクライブされます。組込みテーマを使用するかわりとして、アプリケーションの作成ウィザードには既存のアプリケーションからテーマをコピーするオプションが用意されています。既存のアプリケーションからテーマをコピーするとき、開発者は、そのテーマがサブスクライブされるようにするかどうかを選択できます。ページ・タイプ、機能および設定の理解を参照してください。

  • テーマ・リポジトリから新しいテーマを作成するとき

    新しいテーマを作成すると、関連するアプリケーションによって自動的にそのテーマがサブスクライブされます。新しいテーマへのアクセスを参照してください。

アプリケーションがマスター・テーマをサブスクライブした後は、変更できるのはデフォルト・テンプレートのみです。すべてのテーマ属性、サブスクライブされたテンプレート・オプションおよびサブスクライブされたテンプレートは読取り専用に設定されます。つまり、変更できるのはデフォルト・テンプレートのみだということです。マスター・テーマをサブスクライブすることの利点は、将来のOracle Application Expressのリリース時にテーマをアップグレードできることです。テーマがサブスクライブされた場合、開発者はテーマまたはテンプレート・メタデータにテーマまたはテンプレート編集ページからアクセスするときに、それらを変更できません。

12.2.1.2 テーマのサブスクリプションの変更について

マスター・テーマのサブスクリプションを解除しないでテンプレートを変更するために、自分のワークスペースにテンプレートのローカル・コピーを作成できます。

ローカル・テンプレート・コピーはサブスクライブされないため、編集可能です。テーマ・スタイルについても同じ方法を利用できます。テーマ・スタイルのローカル・コピーを作成して、それをサブスクライブされたテーマに追加できます。ローカルで作成されたテーマ・スタイルは編集可能ですが、テーマのリフレッシュからは除外されます。

関連項目:

テーマのコピー

12.2.1.3 テーマのリフレッシュが必要かどうかの検証

サブスクライブするテーマのすべてのテーマ属性、テンプレートおよびテンプレート・オプションを確認し、マスター・テーマと同期が取れていない対象にはエラーを表示するには、テーマのサブスクリプションの検証ウィザードを使用します。

また、マスター・テーマに定義されているが、サブスクライブするテーマにまだパブリッシュされていないテンプレートをハイライトします。

テーマのサブスクリプションの検証ウィザードを実行するには:

  1. テーマ・ページにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. 「共有コンポーネント」をクリックします。
    4. 「ユーザー・インタフェース」で、「テーマ」を選択します。
    テーマ・ページが表示されます。「カレント」列のチェック・マークはどのテーマが選択されているかを示します。
  2. テーマを選択します。
    テーマの作成/編集ページが表示されます。
  3. テーマのサブスクリプションを見つけ、「確認」をクリックします。
  4. 画面に表示されるステップに従います。
    マスター・テーマからサブスクライブするテーマに変更をパブリッシュするには、ウィザードの最後で「リフレッシュ」をクリックします。

12.2.1.4 サブスクライブされたテーマのリフレッシュ

「テーマの作成/編集」ページで、サブスクライブしているテーマをリフレッシュします。

サブスクライブされたテーマをリフレッシュするには:

  1. テーマ・ページにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. 「共有コンポーネント」をクリックします。
    4. 「ユーザー・インタフェース」で、「テーマ」を選択します。
    テーマ・ページが表示されます。「カレント」列のチェック・マークはどのテーマが選択されているかを示します。
  2. テーマを選択します。
    テーマの作成/編集ページが表示されます。
  3. テーマのサブスクリプションを見つけ、「テーマのリフレッシュ」をクリックします。

    ヒント:

    テーマがサブスクライブされていない場合、「テーマのリフレッシュ」ボタンは表示されません。組込みテーマの再サブスクライブを参照してください。

  4. 「変更の適用」をクリックします。

12.2.1.5 テーマのサブスクライブ解除

テーマをサブスクライブ解除すると、そのテーマに含まれるすべてのテンプレート、スタイル、ファイルなどがサブスクライブ解除されます。

ノート:

テーマをサブスクライブ解除すると、それ以降テーマが更新されなくなります。テーマの再サブスクライブは、テーマのコピーや切替えを含む複数ステップのプロセスであることに注意してください。詳細は、組込みテーマの再サブスクライブを参照してください。

テーマをサブスクライブ解除するには:

  1. テーマ・ページにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. 「共有コンポーネント」をクリックします。
    4. 「ユーザー・インタフェース」で、「テーマ」を選択します。
    テーマ・ページが表示されます。「カレント」列のチェック・マークはどのテーマが選択されているかを示します。
  2. テーマを選択します。
    テーマの作成/編集ページが表示されます。
  3. 「テーマのサブスクリプション」で、「サブスクライブ解除」をクリックします。
    警告ダイアログが表示されます。
  4. 「テーマのサブスクライブ解除」をクリックします。

12.2.1.6 組込みテーマの再サブスクライブ

テーマが現在サブスクライブ解除されている場合、このテーマのサブスクライブ・バージョンに戻ることができます。

テーマを再サブスクライブするには、複数ステップのプロセスを実行します。まず、テーマの識別番号を変更します。2番目に、テーマの作成ウィザードを実行し、再度テーマを作成します。3番目に、新しいテーマを使用するように、カレント・アプリケーションを切り替えます。4番目に、元のテーマを削除します。

テーマを再サブスクライブするには、次のステップを実行します。

  1. テーマ・ページにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. 「共有コンポーネント」をクリックします。
    4. 「ユーザー・インタフェース」で、「テーマ」を選択します。
    テーマ・ページが表示されます。「カレント」列のチェック・マークはどのテーマが選択されているかを示します。
  2. 「タスク」リストから「指定番号の変更」を選択し、テーマを新しい識別番号に変更します。テーマ識別番号の変更を参照してください。
  3. テーマの作成ウィザードを実行し、再度テーマを作成します。新しいテーマへのアクセスを参照してください。
  4. 新しいテーマを使用するように、カレント・アプリケーションを切り替えます。テーマの切替えを参照してください。
  5. 新しい識別番号を作成した元のテーマを削除します。テーマの削除を参照してください。