5.11 アップグレード・インストールのインストール後のタスクの実行
アップグレード・インストールが正常に実行され、すべてのアップグレード済アプリケーションが正常に機能していることを確認したら、以前のOracle Application Expressインストールからスキーマを削除する必要があります。
- 以前のOracle Application Expressインストールの削除について
以前のインストールの存在確認による、以前のインストールからのスキーマの削除について理解します。 - 以前のインストールが存在するかどうかの確認
SQL問合せを実行して、以前のOracle Application Expressインストールが存在するかどうかを確認します。 - 以前のインストールからのスキーマおよびSYSオブジェクトの削除
SQL*Plusを起動してデータベースに接続し、文を実行してスキーマおよびSYS
オブジェクトを削除します。 - CDB内の以前のインストールからのスキーマの削除
catcon.pl
を使用して、CDB内の以前のインストールのスキーマを削除します。 - Oracle Database 11g以降での無効なACLの修正
Oracle Database 11g以降を実行している場合の無効なACLの修正方法を理解します。
5.11.1 以前のOracle Application Expressインストールの削除について
以前のインストールの存在確認による、以前のインストールからのスキーマの削除について学習します。
以前のインストールのスキーマに関連付けられたデータベース・ユーザーは権限が付与されたユーザーです。不要になった場合は削除する必要があります。以前のインストールのスキーマの削除には、2つのステップがあります。最初に以前のインストールが存在することを確認して、次にスキーマを削除します。
5.11.2 以前のインストールが存在するかどうかの確認
SQL問合せを実行して、以前のOracle Application Expressインストールが存在するかどうかを確認します。
以前のインストールが存在するかどうかを確認するには:
結果に書式がFLOWS_
XXXXXX
またはAPEX_
XXXXXX
(XXXXXX
は6つの数字を表す)のエントリが含まれる場合、それらのエントリは削除候補です。
5.11.3 以前のインストールからのスキーマおよびSYSオブジェクトの削除
SQL*Plusを起動してデータベースに接続し、文を実行してスキーマおよびSYS
オブジェクトを削除します。
以前のインストールからスキーマおよびSYS
オブジェクトを削除するには:
5.11.4 CDB内の以前のインストールからのスキーマの削除
catcon.pl
を使用して、CDB内の以前のインストールのスキーマを削除します。
以前のインストールからスキーマおよびSYSオブジェクトを削除するには、次の例を使用してコマンドを実行します。
$ORACLE_HOME/perl/bin/perl -I $ORACLE_HOME/rdbms/admin $ORACLE_HOME/rdbms/admin/catcon.pl -b drop_apex190100 -- --x'drop user APEX_190100 cascade'
$ORACLE_HOME/perl/bin/perl -I $ORACLE_HOME/rdbms/admin $ORACLE_HOME/rdbms/admin/catcon.pl -b drop_wwv_dbms_sql -- --x'drop package SYS.WWV_DBMS_SQL_APEX_190100'
5.11.5 Oracle Database 11g以降での無効なACLの修正
Oracle Database 11g以降を実行している場合の無効なACLの修正方法を学習します。
Oracle Database 11g以降を実行しており、以前のOracle Application Expressスキーマのネットワーク・サービスを有効化してある場合、「以前のOracle Application Expressインストールの削除について」のステップを実行した後に、無効なACLを修正する必要がある場合があります。
無効なACLを修正するには: