選択したPOVの解決順序の変更

データ・ソースのタイプ: Oracle Analytics Cloud - Essbase

Essbaseリボン「セル情報」コマンドを使用して、POVやデータ連結プロパティなどのデータ・セルに関する情報を表示できます。また、選択したメンバー交差やPOVのデータ・セルの解決順序を変更できます。

解決順序は、計算が実行されるときのメンバーの順序(優先度)を表す値です。ユーザーは「データ・セル情報」ダイアログ・ボックスで、解決順序を表示、および解決順序の値を編集して変更できます。

選択するデータ・セルは、POVの動的メンバーを含む必要があります。

データ・セルの解決順序を変更するには:

  1. アド・ホック・グリッドまたはレポートで、データ・セルを選択します。
  2. Essbaseリボンで、「セル情報」ボタンをクリックして「データ・セル情報」ダイアログ・ボックスを開きます。
    例として、図5-21ではSample Basicアプリケーションとデータベースをベースにした単純なアド・ホック問合せを示します。Qtr1とProfitの交差部分にあるセルB3を選択します:

    図5-21 Sample Basicをベースにした単純なアド・ホック・グリッド


    Sample Basicをベースにした単純なアド・ホック・グリッド。Yearディメンションが行軸に、Measuresディメンションが列軸に配置されています。Qtr1とProfitの交差部分にあるセルB3を選択しています。

    「データ・セル情報」ダイアログが次のように表示されます。Qtr1とProfitはこの交差のPOVメンバーであり、操作計算タイプはどちらもDense Consolidation: + (addition)に設定されています。「結果」には、現在の計算結果の詳細な説明が表示されます。

    図5-22 「データ・セル情報」ダイアログ・ボックス

    「データ・セル情報」ダイアログ・ボックス
  3. 「データ・セル情報」ダイアログのメンバー行を選択し、「編集」をクリックします。

    カーソルは「解決順」フィールドにあり、新しい値を入力できます。

    または、「解決順」フィールドの値をダブルクリックして新しい値を入力します。

    解決順序には0から127までの値を入力できます。

    127よりも大きな値を入力すると、0から127までの値を入力するように要求されます。解決順序が0のメンバーはダイアログに表示されない点に注意してください。

  4. オプション: POVの他のメンバーの解決順序の変更するには、ステップ3を繰り返します。
  5. 「OK」をクリックしてすべての解決順序の変更をコミットします。
  6. この手順を繰り返し、他のデータ・セルの解決順序を変更します。
  7. Essbaseのデータの計算の指示に従い、必要な計算を実行します。