Smart Viewでのレポート・パッケージ構造の作成について

Oracle Smart View for Officeを使用して、Word、PowerPointまたはPDFベースのレポート・パッケージ構造を簡単に作成できます。

Narrative Reportingホームにある「新規レポート・パッケージ」コマンドを使用すると、Narrative Reportingライブラリのアクション・パネル内、またはライブラリのユーザー・フォルダを右クリックすると表示されるコンテキスト・メニュー内から、フォルダ構造またはファイルを新規レポート・パッケージのソースとして使用できます。

Smart Viewでは、レポート・パッケージの設計および作成アクティビティのサブセットを実行できます。たとえば、Narrative Reporting Webインタフェースを使用して、レポート・パッケージでのドックレットの再配置、開発フェーズの定義、それらのフェーズへのユーザーの割当てなどを行います。またSmart Viewでは、ドックレット(標準、サプリメンタルおよびリファレンス)とセクションを1ステップで追加して、レポート・パッケージの構造を定義するタスクをすばやく遂行することもできます。

Smart Viewでは2つの方法でレポート・パッケージを作成できます:

  • フォルダから

    ローカル・ドライブまたはネットワーク・ドライブにフォルダを作成します。このフォルダの下に、レポート・パッケージのサブフォルダとファイルを配置します。サブフォルダとそのコンテンツも含む、フォルダのコンテンツと構造は、レポート・パッケージ構造のドックレットとセクションになります。「フォルダ内のファイルからのレポート・パッケージ構造の作成」を参照してください。

  • ファイルから

    .docxまたは.pdfファイルをレポート・パッケージ構造のベースとして選択します。ファイル内の見出しは、レポート・パッケージのルート・レベルのドックレットになります。「ファイルからのレポート・パッケージ構造の作成」を参照してください。

どちらの方法でも、ファイルをインポートしてレポート・パッケージを作成する前に、各ドックレット(標準、サプリメンタルまたはリファレンス)の名前、説明およびタイプを指定し、文書作成者の責任を割り当てることができます。

インポート後に、レポート・パッケージの基本的な構造とコンテンツが定義されます。Smart Viewから、レポート・パッケージにドックレットやセクションを追加し、オプションでそれらに文書作成者の責任を割り当てることで、構造をさらに調整できます。その後に、Narrative Reporting Webインタフェースでレポート・パッケージの定義を完了させます。

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Smart ViewでのNarrative Reportingレポート・パッケージ構造の作成について学習します。

ビデオ・アイコン概要: Smart View for Officeでのレポート・パッケージの操作ガイド

Smart Viewでのレポート・パッケージ構造の作成に関するガイドライン

  • 「新規レポート・パッケージ」コマンドを表示するには、レポート管理者役割が必要です。

  • フォルダからレポート・パッケージ構造を作成する場合:

    • Word、PowerPointおよびPDFベースのレポート・パッケージがサポートされます。

    • スタイル・サンプル・ドキュメントを提供する必要があります。これは、レポート・パッケージ構造にドックレットとして追加する予定のファイル、またはスタイル・サンプル・ファイルとして特別に作成したファイルです。ただし、レポート・パッケージ構造を作成するときにスタイル・サンプル・ドキュメントを選択する必要があります。

    • フォルダ構造内のファイルを0 (ゼロ) KBにすることはできません。Windowsエクスプローラから右クリック・メニューを使用して、WordまたはPowerPointファイルを作成した場合に、0KBのファイルが生成されることがあります。このようなファイルはフォルダ構造から削除してください。

  • ファイルからレポート・パッケージ構造を作成する場合:

    • Wordベースのレポート・パッケージのみを作成できます。
    • .docxおよび.pdfファイルのみが、レポート・パッケージのソースとしてサポートされます。

    • 選択したファイルが.pdfでも、結果のドックレットはすべてWordタイプ(.docx)になります。結果のレポート・パッケージにはセクションが作成されず、生成されるドックレットはすべてルート・レベルで表示されます。

    • Office 2010でSmart Viewを使用している場合は、Wordドキュメントのみがサポートされ、PDFファイルはサポートされません。

    • スタイル・サンプル・ドキュメントは不要です。Smart Viewにより、WordドキュメントまたはPDFファイルのコンテンツに基づいてスタイル・サンプル・ドキュメントが生成されます。

  • 次の場合はエラーが発生します:

    • 「新規レポート・パッケージ」ダイアログのいずれかの必須フィールドが入力されていない場合。

    • レポート・パッケージ・タイプとドックレット・タイプが一致しない場合(たとえば、Wordベースのレポート・パッケージでPowerPointファイルを標準ドックレットとして定義しようとした場合)。

    • フォルダ構造に基づいたレポート・パッケージ構造の場合:

      • 構造のいずれかのフォルダが空の場合。空のフォルダはフォルダ構造から削除してください。

      • フォルダ構造内のいずれかのファイルが0 (ゼロ) KBの場合。Windowsエクスプローラから右クリック・メニューを使用して、新しいWordファイルまたはPowerPointファイルを作成した場合に、0KBのファイルは、生成されることがあります。ファイルが、ファイル・サイズがゼロでない有効なOfficeドキュメントであることを確認してください。

    • ファイルに基づいたレポート・パッケージ構造で、ファイルが空であるか、無効なコンテンツを含んでいるか、パスワードで保護されている場合。

    • 指定した名前のレポート・パッケージがシステムにすでに存在している場合。名前は一意である必要があります。

    • レポート・パッケージの作成者に、指定したライブラリ・フォルダに対する権限がない場合。