フィルタ演算子

演算子を選択し、必要な値を指定する際は、表22-3のガイドラインを使用してください。選択できる演算子のリストは、実行している機能(フィルタの作成、またはダッシュボード・プロンプトの作成など)および選択した列のタイプに基づいて移入されます。

表22-3 列フィルタ作成時の演算子の選択に関するガイドライン

演算子 使用方法のガイドライン

次と等しい/次にある

テキスト、数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値または複数の値を指定します。結果には、列のデータがフィルタの値と一致するレコードのみが含まれます。

次と等しくない/次にない

テキスト、数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値または複数の値を指定します。結果には、列のデータがフィルタの値と一致しないレコードのみが含まれます。

次より小さい

数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値を指定します。結果には、列のデータがフィルタの値より小さいレコードのみが含まれます。

次より大きい

数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値を指定します。結果には、列のデータがフィルタの値より大きいレコードのみが含まれます。

次以下

数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値または複数の値を指定します。結果には、列のデータがフィルタの値以下のレコードのみが含まれます。

次以上

数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値または複数の値を指定します。結果には、列のデータがフィルタの値以上のレコードのみが含まれます。

次の範囲内

数値または日付が含まれる列に対して有効です。2つの値を指定します。結果には、列のデータがフィルタの2つの値の間にあるレコードのみが含まれます。

NULLである

テキスト、数値または日付が含まれる列に対して有効です。値を指定しません。この演算子は、列にデータがないことのみをテストします。結果には、列にデータがないレコードのみが含まれます。

データが存在するかどうかがわかると便利な場合があり、null演算子を使用すればそのような条件をテストできます。たとえば、会社に世界規模の住所録があり、米国の住所のみを抽出する必要があるとします。「State」フィールドにデータがあるかどうかを確認することで、この作業を行うことができます。このフィールドは、米国以外の住所の場合は値が移入されず(nullである)、米国の住所の場合は値が移入される(nullでない)ようにする必要があります。列に特定の値があることをチェックしなくても、米国の住所リストを取得することができます。

NULLでない

テキスト、数値または日付が含まれる列に対して有効です。値を指定しません。この演算子は、列にデータがあることのみをテストします。結果には、列にデータがあるレコードのみが含まれます。

最上位である

テキストまたは日付が含まれる列に対して有効です。1つの値を指定します。結果には、最初のn件のレコードのみが含まれます(nはフィルタの値として指定した整数です)。

この演算子は、ランク付けした結果を得るために使用します。たとえば、この演算子を使用すると、アルファベット順で最初の10件のブランド名を記載したリストを取得できます。

最下位である

テキストまたは日付が含まれる列に対して有効です。1つの値を指定します。結果には、最後のn件のレコードのみが含まれます(nはフィルタの値として指定した整数です)。

この演算子は、ランク付けした結果を得るために使用します。たとえば、この演算子を使用すると、最新10件の販売取引の日付リストを取得できます。

最上位にあり

数値が含まれる列に対して有効です。1つの値を指定します。結果には、最初のn件のレコードのみが含まれます(nはフィルタの値として指定した整数です)。

この演算子は、ランク付けした結果を得るために使用します。たとえば、この演算子を使用すると、ドルでの売上が上位10位のリストを取得できます。

最下位にあり

数値が含まれる列に対して有効です。1つの値を指定します。結果には、最後のn件のレコードのみが含まれます(nはフィルタの値として指定した整数です)。

この演算子は、ランク付けした結果を得るために使用します。たとえば、この演算子を使用すると、問題の報告件数が最も少ない顧客のリストを取得できます。

すべて含む

テキスト、数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値または複数の値を指定します。結果には、列のデータにフィルタの値がすべて含まれるレコードのみが含まれます。

含まない

テキスト、数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値または複数の値を指定します。結果には、列のデータにフィルタの値がまったく含まれないレコードのみが含まれます。

いずれかを含む

テキスト、数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値または複数の値を指定します。結果には、列のデータにフィルタの値が少なくとも1つ含まれるレコードのみが含まれます。

次で始まる

テキスト、数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値を指定します。結果には、列のデータがフィルタの値で始まるレコードのみが含まれます。

次で終わる

テキスト、数値または日付が含まれる列に対して有効です。1つの値を指定します。結果には、列のデータがフィルタの値で終わるレコードのみが含まれます。

次と類似する(パターン照合)

テキストが含まれる列に対して有効です。1つの値または複数の値を指定します。パーセント記号(%)をワイルドカード文字として使用する必要があります。パーセント記号は最大で2つまで値に指定できます。結果には、列のデータがフィルタのパターン値と一致するレコードのみが含まれます。

次と類似しない(パターン照合)

テキストが含まれる列に対して有効です。1つの値または複数の値を指定します。パーセント記号(%)をワイルドカード文字として使用する必要があります。パーセント記号は最大で2つまで値に指定できます。結果には、列のデータがフィルタのパターン値と一致しないレコードのみが含まれます。