データ・オプション

データ・オプションは、データ・セルの表示を制御します。

データ・オプションは、シート・レベルのオプションであり、設定されているワークシートに固有です。

ノート:

すべてのデータ・プロバイダが、表24-6に示すすべてのオプションをサポートしているわけではありません。特定のプロバイダでサポートされているオプションを調べるには、前述のサブトピックを参照してください。

表24-6で説明されているデータ・セルの表示のオプションを設定するには、Smart Viewリボン「オプション」をクリックし、左パネルの「データ・オプション」を選択します。完了したら、変更の保存に対する選択を行います:

  • OK

  • デフォルト・オプションとして保存

  • すべてのワークシートに適用

    ノート:

    すべてのワークシートに適用オプションは、PowerPointまたはWordでは使用できません。

前述のオプションの詳細な説明は、シート・オプションを参照してください。

関連項目:

表24-6 データ・オプション

オプション 説明
行の抑制 グリッドを見やすくするために、表示する必要のないデータ・タイプを含む行を抑制できます。

ノート:

データなし / 欠落

データベース内にデータが存在しないセルのみを含む行が抑制されます(データなしはゼロとは異なります。ゼロはデータ値です。)

後で「データなし / 欠落」をクリアした場合、抑制されていた値がその時点からのみ戻されます。このオプションが選択されていた間に抑制されていた値を取得するには、メンバーに対してズーム・アウトしてからズーム・インする必要があります。

複数グリッド・シートで、「データなし / 欠落」が'0または&ndに設定されていると、データ値'0および&ndの送信が正しく機能しません。

ゼロ ゼロのみを含む行が抑制されます。
アクセス権なし 表示するセキュリティ・アクセス権がないデータが含まれている行が抑制されます。

ノート:

このオプションがサポートされているのは、 Oracle Hyperion Financial Management (オンプレミス)のみです。

無効 無効な値のみを含む行が抑制されます。
アンダースコア文字 メンバー名にアンダースコア文字を含む行が抑制されます(スマート・スライス操作では使用できません)。
繰返しのメンバー グリッドの方向にかかわらず繰り返されるメンバー名を含む行が抑制されます。
列の抑制 グリッドを見やすくするために、表示する必要のないデータ・タイプを含む列を抑制できます。

ノート:

データなし / 欠落 データベース内にデータが存在しないセルを含む列が抑制されます(データなしはゼロとは異なります。ゼロはデータ値です。)

後で「データなし / 欠落」をクリアした場合、抑制されていた値がその時点からのみ戻されます。このオプションが選択されていた間に抑制されていた値を取得するには、メンバーに対してズーム・アウトしてからズーム・インする必要があります。

ゼロ ゼロのみを含む列が抑制されます。
アクセス権なし 表示するセキュリティ・アクセス権がないデータが含まれている列が抑制されます。
置換 置換

#NoData/Missingラベル

#NoAccessラベル

#Invalid/Meaningless

データ・セルには、欠落しているデータや無効なデータ、表示するためのアクセス権のないデータが含まれていることがあります。そのようなセルでは、デフォルトで、Oracle Smart View for Officeによって#Missing#Invalidまたは#No Accessがそれぞれ表示されますが、これらのラベルを変更できます。これを行うには、これらのフィールドに次のいずれかを入力します:

  • 自由なテキスト(またはデフォルトのままにします)。テキスト・ラベルはわかりやすいという利点がありますが、Excel関数の失敗を引き起こします。

  • #NumericZeroで数値ゼロ(0)置換ラベルを指定します。#NumericZeroとともに関数を使用できますが、次の「ゼロを送信」オプションを選択しないかぎり、(ゼロが実際にゼロであり、置換ラベルではない場合でも)データベースにゼロを送信することはできません。数値ゼロのラベルがあるセルに依存する計算は正しく計算され、セルの値にゼロが取得されます。

    ノート: #NumericZeroを入力する場合、期間にデータを分散させるときに親データが削除されるように、「ゼロを送信」オプションが選択されていることを確認してください。

#Missing置換ラベルでは、セルの交差部分からデータ値をクリアできます。たとえば、ニューヨークの販売データをクリアするには、SalesとNew Yorkが交差するセルに手動で#Missingと入力し、「送信」をクリックします。これにより、データベースからそのデータ値がクリアされます。このデータベースでの後続の問合せでは、SalesとNew Yorkの交差部分に#Missingが表示されます。

ゼロを送信 前述の#Missingラベルに#NumericZeroを選択する場合、データベースにゼロを送信できるようにするにはこのオプションを選択します。
無効なデータを表示 実際のデータが無効な場合でも、#Invalid/Meaninglessやその他の置換テキストではなく、実際のデータを表示します。データが存在しない場合、セルは空白のままです。
Essbaseフォーマット文字列の有効化 管理者が数値データに特定のフォーマットを作成している場合、このフォーマットでデータを表示します。
費用タイプの使用 Essbaseのみ:

収益、債務および所有者の資本勘定科目に関連する列のデータの符号を逆にします(正から負または負から正)。集約ストレージ・データベースでのみサポートされます。

このオプションを使用するには、Essbase管理者が費用タイプの符号を表示するようにアプリケーションを設定している必要があります。

属性関連付け処理の有効化

Oracle Analytics Cloud - EssbaseおよびEssbaseのみ:

コンテキスト属性または可変属性に関連付けられていないという理由のみで空になっているセルに、#Invalidまたは#NumericZeroを表示するために選択します。

デフォルトでは、「属性関連付け処理の有効化」オプションはクリアされており、空のセルは#Missingと表示されます。

アド・ホック・グリッドの属性関連付け処理の有効化も参照してください。

モード モード
セルの表示 Financial Managementのみ: 実際のデータを表示するかわりに、セルの計算ステータスまたはプロセス・ステータスを表示します:
  • 「データ」は実際のデータを表示します

  • 「計算ステータス」は、データを計算、換算または連結する必要があるかどうかを表示します

  • 「プロセス管理」は、プロセス単位と呼ばれるデータの組合せのプロセス管理レベルを表示します。

データなし操作 移動中にソース・データを計算しないようにすることで、「ピボット」、「ズーム」、「選択項目のみ保持」、「選択項目のみ削除」などの操作を高速化します。データを取得する準備ができたら、「データなし操作」をクリアします。
欠落ブロックの抑制 データベースにデータが存在しないセルのブロックが抑制されます。

後に続く項では、プロバイダによってサポートされているデータ・オプションを示します。