Essbaseアド・ホック・グリッドの内側および外側にあるExcel式の保持

クラウド・データ・ソース・タイプ: Oracle Analytics Cloud - Essbase

オンプレミス・データ・ソース・タイプ: Oracle Essbase

グリッド内の式

Oracle Smart View for Office 11.1.2.5.810以降、式は、「元に戻す」または「やり直し」を実行した後Essbaseグリッド内で保持されます。

ノート:

必ず「オプション」ダイアログの「メンバー・オプション」タブの「アドホック操作の式とコメントを保存(ピボットと元に戻すを除く)」を選択しておきます。

式を保持するには、式を含むグリッドで「リフレッシュ」操作を実行する必要があります。「リフレッシュ」アクションにより、元に戻すバッファに式が追加されます。

場合によっては、式がグリッドの外側にある場合、ズーム操作後に「元に戻す」が予期したとおりに機能しない場合があります。この場合、ズーム操作の後に「元に戻す」または「やり直し」を実行したときの式の保持の信頼度を高めるには、グリッドの外側の式に示すようにグリッドを設定します。

グリッドの外側の式

式がグリッドの外側に存在する場合に、Essbaseアド・ホック分析をより円滑に機能させるには、最後の列の任意の空白セルに簡単なコメントを追加することをお薦めします。グリッドをリフレッシュした場合、式は保持されます。ピボットおよび元に戻す場合、式は失われます。

ノート:

必ず「オプション」ダイアログの「メンバー・オプション」タブの「アドホック操作の式とコメントを保存(ピボットと元に戻すを除く)」を選択しておきます。

次の例では、グリッド外のセルE4に式が追加されています。リフレッシュ時にこの式を保持するためには、コメントを列Eの空白セルに追加する必要があります。この例では、単語"comment"をセルE1に追加しています。

- A B C D E F
1     East   comment  
2     シナリオ      
3     Profit      
4 Cola Qtr1 5789   =C4  
5            

コメントは、特にアクティブなアド・ホック分析を実行している場合に必要です。これにより、EssbaseおよびSmart Viewでは、リフレッシュ時およびその他のアド・ホック操作時(「ズーム・イン」および「ズーム・アウト」または「選択項目のみ保持」および「選択項目のみ削除」)に、グリッドの外側にあるコンテンツをそのまま維持できます。コメントがないと、これらのアド・ホック操作を実行したときにグリッド外の式が失われる可能性があります。