Excelフォーマットの使用

クラウド・データ・ソース・タイプ: Oracle Analytics Cloud - EssbasePlanningNarrative ReportingFinancial Consolidation and CloseTax Reporting

オンプレミス・データ・ソース・タイプ: Oracle EssbaseOracle Hyperion Financial ManagementOracle Hyperion Planning

Excelフォーマットを使用すると、フォーマットの選択内容(条件付きフォーマットを含む)は、リフレッシュ時またはアド・ホック操作の実行時にグリッドに適用され保持されます。

Excelフォーマットの使用時には、Oracle Smart View for Officeがグリッド操作に基づいてセルを再フォーマットすることも、データ値を変更したときにセルにダーティのマークを付けることもありません。Smart Viewは、操作と操作の間でワークシートのフォーマットを保持します。

Excelフォーマットは、一般に高度にフォーマットされたレポートに使用することをお薦めします。また、Excelの色パレットでサポートされていないアプリケーション固有の配色があるデータ・ソースには、Excelフォーマットを使用する必要があります。

アド・ホック・グリッドでExcelフォーマットを使用するには:

  1. Smart Viewリボンから、「オプション」を選択します。
  2. 「オプション」から、左側のペインにある「フォーマット」を選択します。
  3. 「Excelフォーマットの使用」を選択します。
  4. オプション: 親セルのフォーマットをズーム・インしたセルにコピーするには、「操作時にフォーマットを移動」を選択します。

    このオプションを選択すると、ピボットしたときにもメンバーにフォーマットが維持されます。

    ノート:

    「操作時にフォーマットを移動」が有効になっている場合、特にアド・ホック操作中に、フォーマットがパフォーマンスに影響する可能性があります。そのため、このオプションの選択は、ワークブック内のシート間の移動時やセッション間の移動時に維持されません。また、その選択を保存することもできません。このオプションの使用の詳細は、「フォーマット・オプション」の「操作時にフォーマットを移動」の説明を参照してください。

  5. 「OK」をクリックします。

例6-1 Excelフォーマットとマージされたセル

アド・ホック操作時に(「ピボット」と「元に戻す」の操作を除く)、マージされたセルのフォーマットを保持するには、「Excelフォーマットの使用」「アドホック操作の式とコメントを保持(ピボットと元に戻すを除く)」の両方のオプションを選択する必要があります。

アド・ホック操作時に(「ピボット」操作を除く)、マージされたセルのフォーマットをレプリケートするには、「Excelフォーマットの使用」「アドホック操作の式とコメントを保持(ピボットと元に戻すを除く)」および「式の充てん」のすべてのオプションを選択する必要があります。

例6-2 Excelフォーマットとメンバーのインデント

「Excelフォーマットの使用」オプションを選択して、メンバーのインデントのオプションを「なし」に設定すると、行メンバーはそのインデントを保持します。インデントの消去は列メンバーにのみ適用されます。

「インデント」オプションは、アド・ホック・シートにのみ適用され、フォームには適用されません。「メンバー・オプション」の表で「インデント」を参照してください。

ノート:

Windows 8.1に32ビットのOffice 2013がインストールされた32ビット環境では、アド・ホック操作の実行中に、シート内でExcelが右クリックに反応しなくなることがあります(たとえば、ドラッグ・アンド・ドロップを使用してピボットしようとしたときなど)。