「ページ」ドロップダウン・リストでの有効な交差の操作
有効な交差がフォームで使用可能になっているときにメンバーを選択するには:
例7-1 「ページ」ドロップダウン・リストの有効な交差の操作
有効な交差のルールは、Planning管理者がPlanning Webアプリケーションで設定します。図7-5では、有効な交差のルールが次のように設定されています。
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Entityディメンションで403:Salesメンバーが選択されているときには、Productディメンションのすべての製品が選択できます。
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Entityディメンションで410:International Salesメンバーが選択されているときには、メンバーのP_260:Game、P_270:CameraおよびP_280:Televisionは選択できません。その他のすべてのメンバーは選択できます。
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Entityディメンションで421:Sales NorthEastメンバーが選択されているときには、メンバーのP_220:Software SuiteおよびP_250:Network Cardは選択できません。その他のすべてのメンバーは選択できます。
図7-5 Planning Webアプリケーションで構成された有効な交差のルール

次に、図7-5で設定したルールが、どのようにOracle Smart View for Officeに反映されるかについて説明します。
ここからの各例では、前述の有効な交差のルールについて実例を示します。有効な交差のルール範囲内で、EntityとProductのメンバーを選択して、フォームの視点を変更します。
図7-6は、新しく開いたフォームを示しています。このフォームには、5つのディメンションがあります。このうちの2つのディメンションのページ・メンバーを変更できます。
図7-6 2つのディメンションのメンバー選択にアクセスできるPlanningフォーム

有効な交差のルールに基づいて、次のように動作します。
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Entityディメンションで403:Salesメンバーが選択されているときには、Productディメンションのすべての製品が選択できます。たとえば次のようになります:
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Entityディメンションで410:International Salesメンバーが選択されているときには、メンバーのP_260:Game、P_270:CameraおよびP_280:Televisionは選択できません。その他のすべてのメンバーは選択できます。たとえば次のようになります:
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Entityディメンションで421:Sales NorthEastメンバーが選択されているときには、メンバーのP_220:Software SuiteおよびP_250:Network Cardは選択できません。その他のすべてのメンバーは選択できます。たとえば次のようになります:
例7-2 メンバーのない「ページ」ドロップダウン・リストの操作
図7-7に示すシナリオでは、Productディメンションの「ページ」ドロップダウン・リストには選択するメンバーがありません。このシナリオは、いくつかの理由で発生することがあります。たとえば、Planning管理者が、次のいずれかの構成を実施している可能性があります。
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Entityディメンションに440:Sales Centralが選択されているときには、Productディメンションのメンバーを除外するように有効な交差のルールが定義されている場合。
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Entityディメンションに440:Sales Centralが選択されているときには、P_260:Game、P_270:CameraおよびP_280:Televisionを除外するように有効な交差のルールが定義されていて、フォームの対象がその3つのメンバーのみになっている場合。
どちらの場合も、Entityに440:Sales Centralが選択されているときに、「ページ」ドロップダウン・リストには選択するProductのメンバーがなく、「<メンバーの選択>」のみが表示されます。
図7-7 選択できるメンバーがない「ページ」ドロップダウン・リスト
