1.15 AUTORESTART
適用対象
Manager (Classic)、Administration Serverのプロファイル
説明
障害が発生してABENDED
ステータスになった場合に、1つ以上のExtractまたはReplicatプロセスが自動的に再起動されるようにするには、AUTORESTART
パラメータを使用します。
AUTORESTART
文は、同一のパラメータ・ファイル内で複数回使用できます。
PASSIVE
モードで作成されたExtractグループにこのパラメータを適用するには、関連付けられている別名Extractグループが存在するターゲット・システム上のManagerに対してこのパラメータを使用します。Oracle GoldenGateは、ソース・システムに起動コマンドを送信します。パッシブExtractグループに対してローカルで使用すると、AUTORESTART
は無視されます。
Managerは、再起動時に順序が正しくないトランザクションを検出すると、Extractを再起動しません。かわりに警告を出し、SEND EXTRACT
のETROLLOVER
オプションを使用してトレイルを次のファイルに切り替え、エラーの原因のトランザクションをスキップするよう通知します。
AUTORESTART
は、最後に更新されたステータスがSTOPPED
であったプロセスを再起動しません。
デフォルト
プロセスを自動再起動しません。
構文
AUTORESTART {EXTRACT | REPLICAT | ER} group_name
[, RETRIES number]
[, WAITMINUTES minutes]
[, RESETMINUTES minutes]
[, RESETSECONDS seconds]
-
EXTRACT
-
Extractを自動的に再起動します。
-
REPLICAT
-
Replicatを自動的に再起動します。
-
ER
-
ExtractとReplicatを自動的に再起動します。
-
group_name
-
1つのグループ名、または複数のグループを指定するワイルドカード。ワイルドカードを使用する場合、Oracle GoldenGateは、
PASSIVE
モードのものを除き、ワイルドカードの条件を満たす、指定されたプロセス・タイプのローカル・システム上のすべてのグループを起動します。 -
RETRIES
number
-
再試行を中止するまでManagerがプロセスの再起動を試行する最大回数。デフォルトの再試行回数は2です。Managerがプロセスの再起動を試みた最初の1回は再試行回数にカウントされません。そのため、Managerによって実行された再試行回数は、再試行回数に指定された値より1回多くなります。たとえば、再試行の数が2の場合、Managerがプロセスの再起動を試みるのは3回です。
-
WAITMINUTES
{minutes
} -
異常終了したプロセスの検出からプロセスの再起動までの待機時間(分)。このオプションは、必要なリソースが利用可能になるまで、または他のイベントが発生するまで再起動を遅延させるために使用します。デフォルトの遅延は2分です。
-
RESETMINUTES | RESETSECONDS
{minutes
|seconds}
-
再試行回数をカウントする時間枠(分または秒)。デフォルトは120分(2時間)または7200秒です。この時間が過ぎると、再試行回数は0に戻されます。
例
次の例では、Managerは、1時間の時間枠内に処理に失敗したすべてのExtractプロセスの再起動を3回試行します。各再試行の前に5分待機します。
AUTORESTART EXTRACT *, RETRIES 3, WAITMINUTES 5, RESETMINUTES 60
Microservicesを使用したAUTORESTART
を設定する場合は、Oracle GoldenGate Microservices Architectureを使用したデータ・レプリケーションの手順のAdministration Server: Profile Pageに関する項を参照してください。
親トピック: Oracle GoldenGateパラメータ