1.141 RMTFILE
適用対象
Extract
説明
RMTFILEパラメータを使用して、初期ロードExtractによって作成され、SPECIALRUNの使用時に初期ロードReplicatによって読み込まれるリモート・システムの抽出ファイルの名前を定義します。このパラメータは、初期ロード構成に対して使用します。オンライン変更同期では、RMTTRAILパラメータを使用します。
RMTFILEは、RMTHOST文の後に指定する必要があり、すべてのTABLE文より先に指定する必要があります。
、RMTFILEは非推奨になっていて、Extractポンプでは無視されます。
ENCRYPTTRAILパラメータを使用して、このファイル内のデータを暗号化できます。詳細は、ENCRYPTTRAIL | NOENCRYPTTRAILを参照してください。
デフォルト
なし
構文
RMTFILE file_name [, APPEND] [, PURGE] [, MEGABYTES megabytes] [, FORMAT RELEASE major.minor] [, OBJECTDEFS | NO_OBJECTDEFS] [, TRAILBYTEORDER {BIGENDIAN | LITTLEENDIAN | NATIVEENDIAN}]
-
file_name -
リモート・トレイルの相対名または完全修飾名。トレイル名には2文字のみを使用します。エージングされたトレイル・ファイルは、この名前に6桁の順序番号が追加されます(例: /ogg/dirdat/rf000001)。
FORMAT RELEASE11.2以前を使用している場合、作成するトレイル・ファイルは増分しない静的ファイルとなり、命名規則は2文字に制限されません。 -
APPEND -
現在のデータをファイルの既存のデータに追加します。
APPENDを使用する場合、PURGEは使用しないでください。 -
PURGE -
新しいファイルを作成する前に、既存のファイルを削除します。
PURGEを使用する場合、APPENDは使用しないでください。 -
MEGABYTESmegabytes -
トレイル内のファイルの最大サイズ(MB)を指定します。デフォルト・サイズは2000MBです。
-
FORMAT RELEASEmajor.minor -
Extractから、トレイル、ファイル、または(リモート・タスクの場合)別のプロセスに送信されるデータのメタデータ・フォーマットを指定します。リーダー・プロセスは、メタデータに基づいて、データ・レコードが自身がサポートしているバージョンかどうかを把握します。メタデータのフォーマットは、Oracle GoldenGateプロセスのリリースによって異なります。古いOracle GoldenGateリリースには、新しいリリースとは異なるメタデータが含まれます。
FORMAT RELEASEでは、Oracle GoldenGateのリリース・バージョンを指定します。majorはメジャー・バージョン番号、minorはマイナー・バージョン番号です。X.xには、Oracle GoldenGateの現在または以前のGenerally Available (GA)リリースを指定する必要があります。有効な値は、11.1から現在のOracle GoldenGate X.xバージョン番号(たとえば11.2または12.1)です。リリース・バージョンは、プログラムによって適切なトレイル・フォーマット互換性レベルにマッピングされます。デフォルトは、このトレイルに書き込むプロセスの現在のバージョンです。ノート:
12.1より前のRELEASEのリリースでは、3つの部分からなるオブジェクト名はサポートされません。ノート:
単一のExtractで複数の証跡を使用する場合は、同じRELEASEバージョンのみが共存できます。Oracle Database 12.2以降では、次の設定がサポートされます。
-
互換性が12.1に設定されたOracle Database 12.2以降の非CDBの場合は、
FORMAT RELEASE12.2以上がサポートされます。 -
互換性が12.2に設定されたOracle Database 12.2以降の非CDBの場合は、
FORMAT RELEASE12.2以上がサポートされます。 -
互換性が12.2に設定されているOracle Database 12.2以降のCDB/PDBの場合は、
FORMAT RELEASEの値に12.3以上のみがサポートされます。これは、PDBのローカルUNDO操作を使用しているためです。trx IDの一意性を保証するためにPDB番号を使用してトランザクションIDを増やす必要があります。
-
-
OBJECTDEFS | NO_OBJECTDEFS -
OBJECTDEFSとNO_OBJECTDEFSオプションでは、証跡にオブジェクト定義を含めるかどうかを制御します。この2つのオプションは、出力証跡がOracle GoldenGate正規フォーマットで書式設定され、証跡フォーマット・リリースが12.1より新しい場合にのみ適用可能です。それ以外の場合は証跡にメタデータ・レコードが追加されないため、どちらのオプションも無視されます。 -
TRAILBYTEORDER{BIGENDIAN | LITTLEENDIAN | NATIVEENDIAN} -
ファイル・レコードのメタデータのバイト・フォーマットを設定します。このパラメータは、列データに影響しません。12.1以上のバージョンの
FORMAT RELEASEが指定されているファイルにのみ有効です。有効な値は、BIGENDIAN(ビッグ・エンディアン)、LITTLEENDIAN(リトル・エンディアン)およびNATIVEENDIAN(ローカル・システムのデフォルト)です。デフォルトはBIGENDIANです。使用方法の詳細は、「TRAILBYTEORDER」のGLOBALSバージョンを参照してください。
親トピック: Oracle GoldenGateパラメータ