TimesTenソースでの集計の作成

これらのトピックでは、TimesTenソースでの集計作成に関連する構成ステップと機能について説明します。

TimesTenの圧縮表で集計を作成するには、Oracle BI管理ツールで「データベース」ダイアログの「機能」タブでCOMPRESSED_COLUMNSを有効にする必要があります。データ・ソースでサポートされるSQL機能を参照してください。

このセクションには次のトピックが含まれます:

TimesTenソースの設定に関する具体的な手順は、Oracle Exalyticsを参照してください。

TimesTenに対するPL/SQLの有効化

TimesTenソース上に集計を作成するには、そのインスタンスに対してPL/SQLが有効化されており、そのPL/SQLの最初の接続属性PLSQLが1に設定されていることを確認する必要があります。

PL/SQLは、インストール時に有効にすることも、インストール後にttmodinstallユーティリティを実行して有効にすることもできます。『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』を参照してください。

TimesTenに対するパフォーマンス強化機能の有効化

REDOロギングを無効にし、バックグラウンドでデータベース・チェックポイントを実行して、パフォーマンスを高めることができます。

  1. BI_DOMAIN\config\fmwconfig\bienv\obisにあるobis.propertiesファイルを編集します。
  2. 次のTimesTen変数を追加します。
    • ORACLE_BI_TT_DISABLE_REDO_LOGGING=1

      ORACLE_BI_TT_DISABLE_REDO_LOGGING=1要素によってREDOロギングは無効になり、集計の作成が速くなります。

      機能を無効にするには、ORACLE_BI_TT_DISABLE_REDO_LOGGING=1要素を0 (ゼロ)に設定します。

    • ORACLE_BI_TT_BACKGROUND_CHECKPOINT_INTERVAL=10

      ORACLE_BI_TT_BACKGROUND_CHECKPOINT_INTERVAL要素により、TimesTenでデータがディスクにフラッシュされる頻度が変わります。この要素がない場合、デフォルトは10秒ごとです。ORACLE_BI_TT_BACKGROUND_CHECKPOINT_INTERVAL=Nを明示的に(たとえば10に)設定した場合、ディスクへのフラッシュはN (この例では10)秒ごとに行われます。ORACLE_BI_TT_BACKGROUND_CHECKPOINT_INTERVAL0 (ゼロ)に設定した場合、バックグラウンド・フラッシュは無効化されます。バックグラウンド・フラッシュを有効にすると、集計作成プロセスの最後での大規模なブロッキング・フラッシュが回避されるため、集計の作成が速くなります。

  3. obis.propertiesファイルを保存して閉じます。
  4. Oracle BIサーバーを再起動します。