物理レイヤー・フォルダの作成
フォルダを使用して、物理レイヤーの内容を整理します。
このセクションには次のトピックが含まれます:
物理レイヤー・カタログおよびスキーマの作成
物理レイヤー・カタログは、様々なスキーマをグループ化するためのオプションの方法です。
1つのカタログには、物理データベース・オブジェクトのスキーマ(メタデータ)がすべて含まれます。1つのスキーマには、特定のユーザーまたはアプリケーションに関するメタデータ情報のみが含まれます。
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物理カタログ・オブジェクトまたは物理スキーマ・オブジェクトを作成するには、物理データベース・オブジェクトを作成しておく必要があります。
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特定のタイプのグループ化を実装した後に、それを変更することはできません。たとえば、データベース、スキーマ、表の順に実装する場合、後でカタログを追加することはできません。
カタログの作成
大きなリポジトリの物理レイヤーでは、管理者は1つ以上の物理スキーマが含まれる物理カタログを作成できます。
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管理ツールの物理レイヤーで、物理データベースを右クリックして、「新規オブジェクト」を選択し、「物理カタログ」を選択します。
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「物理カタログ」ダイアログで、カタログの名前を入力します。
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カタログの説明を入力して、「OK」をクリックします。
変数を使用したカタログまたはスキーマの名前の指定
変数を使用してカタログ・オブジェクトとスキーマ・オブジェクトの名前を指定できます。
たとえば、複数のクライアントのデータがあり、クライアントごとに個別のカタログにデータを格納できるようにデータ・ソースを構造化したとします。この場合、たとえばClientという名前のセッション変数を初期化して、ユーザーがOracle BIサーバーにサインオンしたときにカタログ・オブジェクトの名前を動的に設定するために使用できます。
使用するセッション変数は、「物理カタログ」または「物理スキーマ」ダイアログで指定します。「動的名前」タブは、少なくとも1つのセッション変数を定義する場合、アクティブになります。
動的名前フィールドに、変数の名前が表示され、「選択」ボタンが「クリア」ボタンに切り替わります。
- 「動的名前」タブの「名前」列で、使用するセッション変数の名前をクリックします。
- 強調表示された変数を選択するには、「選択」をクリックします。
- オプション: 「デフォルトのイニシャライザ」列で、変数値を更新します。
セッション変数の割当てを「動的名前」タブで削除するには:
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「クリア」をクリックして、動的名前としての変数の割当てを削除します。
割り当てられていない値が動的名前フィールドに表示され、「クリア」ボタンが「選択」ボタンに切り替わります。
「動的名前」タブで列エントリをソートするには:
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「名前」または「デフォルトのイニシャライザ」列ヘッダーをクリックして列のエントリをソートします。列ヘッダーをクリックすることにより、列タイプに従って、列のエントリの順序が昇順と降順で切り替わります。
物理レイヤーでの表示フォルダの設定
物理レイヤーで表示フォルダを作成して、表オブジェクトを編成することができます。表示フォルダが問合せ処理に影響を与えることはありません。
表示フォルダを作成したら、選択した表が、表示フォルダにはショートカットとして表示され、物理レイヤー・ツリーにはオブジェクトとして表示されます。オブジェクトを非表示にして、表示フォルダのショートカットのみが表示されるようにすることができます。表示フォルダ内の表を削除すると、そのオブジェクトへのショートカットのみが削除されます。表示フォルダ内の列を削除した場合は、その列が実際に削除されます。管理ツールのオプションの設定で「オプション」ダイアログの「リポジトリ」タブに関する情報を参照してください。
- 管理ツールの物理レイヤーで、物理データベースを右クリックして、「新規オブジェクト」を選択し、「物理表示フォルダ」を選択します。
- 「物理表示フォルダ」ダイアログで、フォルダの名前を入力します。
- 表示フォルダに表を追加するには、「追加」をクリックします。「参照」ダイアログで、フォルダに追加するファクト表または物理表を選択し、「選択」をクリックします。
- 「OK」をクリックします。