5.8 ノートブックでのテキスト入力フォームの作成

テキスト入力フォームでは、ノートブックで定義されたとおりに値を動的に取得できます。

テキスト入力フォームを作成するには:
  1. テキスト入力フォームを追加するノートブックを開きます。
  2. SQL文で、次の構文を使用してテキスト入力フォームを定義します。
    ${formName}
    たとえば、次のSQL文を実行します。
    SELECT * FROM ALL_OBJECTS WHERE OBJECT_TYPE = '${OBJ}';
    この例の要素の説明:
    • フォーム名はobjです
    • 表名はALL_OBJECTSです
    • 列名はOBJECT_TYPEです
    ここでは、表ALL_OBJECTS内の列OBJECT_TYPEに対してテキスト・フォームobjが作成されます。フォーム・フィールドobjに様々な値を入力してノートブックを実行すると、列OBJECT_TYPEに対応する値が取り込まれます。
  3. パラグラフを実行します。スクリーンショットに示すように、ノートブックにテキスト入力フォーム・フィールドobjが表示されます。objフィールドに値を入力してノートブックを実行すると、表ALL_OBJECTSの列OBJECT_TYPEに対応する値が取り込まれます。
    • スクリーンショットに示すように、objフィールドにTABLEを入力してノートブックを実行すると、ノートブックの列OBJECT_TYPE内にTABLEが取り込まれます。オブジェクト・タイプがtableのテキスト入力フォーム
    • スクリーンショットに示すように、objフォーム・フィールドにVIEWを入力してノートブックを実行すると、ノートブックの列OBJECT_TYPE内に値VIEWが取り込まれます。オブジェクト・タイプがviewのテキスト入力フォーム
  4. 次の構文を使用して、フォームにデフォルト値を割り当てることもできます。
    ${formName=defaultValue}
    テキスト入力フォームにデフォルト値を割り当てるには、SQL文を次のように変更します。
    SELECT * FROM ALL_OBJECTS WHERE OBJECT_TYPE = '${obj=TABLE}'
    ここでは、フォームに割り当てられたデフォルト値はTABLEですパラグラフを実行すると、スクリーンショットに示すように、デフォルト値TABLEが列OBJECT_TYPEで取得されます。
    デフォルト値が設定されたテキスト入力フォーム