5 データ分析とデータ・ビジュアライゼーションのためのノートブック・クラシックの概要
Oracle Machine Learningのノートブック・クラシックは、Apache Zeppelinテクノロジに基づいています。コードの記述、テキストの作成、ビジュアライゼーションの作成、および機械学習を含むデータ分析の実行が可能です。ノートブックは、バックエンドのインタープリタで動作します。Oracle Machine Learningでは、ノートブックはプロジェクト内で使用可能であり、ノートブックの作成、編集、削除、およびテンプレートとしての保存はプロジェクト内で行うことができます。
ノート:
OMLノートブック・クラシックは、2024年6月11日以降は非推奨となっています。2024年10月29日で、クラシック・ノートブックを作成することや、テンプレートとして保存すること、ジョブ・スケジュール用に選択することができなくなります。既存のクラシック・ノートブックは読取り専用モードで開くことができます。引き続き、ノートブック・クラシックのリスト・ページにあるOMLノートブックにコピーボタンを使用してクラシック・ノートブックを新しい形式に変換できます。2024年12月31日で、クラシック・ノートブックは使用できなくなります。ADMINユーザーは、クラシック・ノートブックに読取り専用モードでアクセスし、それらを新しい形式に変換できます。クラシック・ノートブックがまだ使用されているジョブには、「無効」
というステータスが表示されます。関連するジョブ・ログにはアクセスできなくなります。
2025年6月4日で、ADMINユーザーはクラシック・ノートブックにアクセスできなくなり、残りのノートブックはすべて削除されます。保持する必要があるクラシック・ノートブックまたはクラシック・テンプレート・ノートブック(個人用または共有)がある場合は、これらを新しい形式に変換する必要があります。クラシック・ノートブックに依存するジョブがある場合は、これらのジョブを新しいノートブックで更新するか、新しいノートブックで再作成する必要があります。
- ノートブック・クラシックの作成
ノートブック・クラシックは、データ分析、データ検出、データ・ビジュアライゼーションおよびコラボレーションのためのWebベース・インタフェースです。 - ノートブック・クラシックの編集
OMLのノートブック・クラシックを作成すると、それが自動的に開き、デフォルトの%sql
インタープリタを使用しているパラグラフが1つ表示されます。%script、%python
、%sql
、%r
、%md
または%conda
のいずれかを明示的に指定することでインタープリタを変更できます。 - ノートブックのエクスポート
ノートブックは、ネイティブ形式(.dsnb
)ファイル、Zeppelin形式(.json
)ファイル、Jupyter形式(.ipynb
)でエクスポートし、後で同じ環境または別の環境にインポートできます。 - ノートブックのインポート
プラガブル・データベース(PDB)にわたるノートブックを自分のワークスペースにインポートできます。Oracle Machine Learning UIでは、ネイティブ形式の(.dsnb)
、Zeppelin(.json)
およびJupyter(.ipynb)
のノートブックのインポートがサポートされています。 - ノートブック・クラシックのバージョニング
ノートブック・クラシックをバージョニングするかバックアップを作成し、それを試してから、必要に応じて元のノートブックに戻すことができます。 - ノートブックでのチェック・ボックス・フォームの作成
チェック・ボックス・フォームでは、1つのパラグラフ内で複数の入力を選択することがサポートされます。ノートブックでは、これらの入力はチェック・ボックス・オプションとして選択可能になります。 - ノートブックでの選択フォームの作成
選択フォームでは、値のリストから入力値を選択し、選択した値をパラグラフで定義されたとおりに動的に取得できます。 - ノートブックでのテキスト入力フォームの作成
テキスト入力フォームでは、ノートブックで定義されたとおりに値を動的に取得できます。 - Oracle Machine Learningでのコラボレーション
複数のユーザーがコラボレーションしてOracle Machine Learningユーザー・インタフェース(UI)のノートブックを他のユーザーと共有できます。