4.9 ノートブックのパラグラフでのRインタープリタの使用

Oracle Machine Learningノートブックでは、複数の言語がサポートされています。各パラグラフは、特定のインタープリタに関連付けられています。Oracle Machine LearningノートブックでRファンクションを実行するには、まずRインタプリタに接続する必要があります。

Oracle Machine Learning UIのノートブックには複数のパラグラフを追加でき、各パラグラフをR、SQLまたはPythonなどの様々なインタープリタに接続できます。使用するインタープリタを識別するには、%の後に使用するインタープリタ(sqlscriptrpythoncondamarkdown)を続けて指定します。

このサンプルは、次の方法を示します。
  • ノートブックでRコマンドを実行するためのRインタープリタへの接続
  • Oracle Autonomous Databaseへの接続の確認、および
  • OREライブラリのロード
  1. Rインタプリタに接続するには、ノートブック・パラグラフの先頭に次のディレクティブを入力し、[Enter]を押します。
    %r
  2. データベース接続を確認するには、次のコマンドを入力して[Enter]を押します。
    ore.is.connected()
    ノートブックが接続されると、次のスクリーンショットに示すように、コマンドはTRUEを返します。これでノートブックがRインタープリタに接続され、ノートブックでRコマンドを実行する準備ができました。

    図4-8 データベース接続のテスト

    Oracle Databaseへの接続のテスト
  3. Rライブラリをインポートするには、次のコマンドを実行します。
    library(ORE)
    library(OREdplyr)
    パッケージが正常にロードされると、次のスクリーンショットに示すように、OREパッケージのリストが表示されます。下にスクロールしてリスト全体を表示します。

    図4-9 Rパッケージをロードするためのコマンド

    Rパッケージのロード