4.5.7 面グラフでのデータのビジュアル化

面グラフでは、線を使用してデータ・ポイントが接続され、これらの線とX軸の間の領域が塗りつぶされます。各データ系列が、個別の影付きの領域の形成に寄与します。これにより、全体的な傾向への寄与が強調されます。データ・ポイントが変動すると、影付きの領域が拡大または縮小します。

このチャートを使用する場面: 連続した期間のデータ内の傾向、変更および関係をビジュアル化するには、このチャートを使用します。
データセット: SHスキーマのSH.SALES表。
面グラフでデータをビジュアル化するには:
  1. 別の%sqlパラグラフで、次のスクリプトを実行します:
    SELECT
          TIME_ID,
          -- Use MAX(TOTAL_SOLD) to handle cases with duplicate TIME_ID and CHANNEL_ID
          MAX(CASE WHEN CHANNEL_ID = 2 THEN TOTAL_SOLD ELSE NULL END) AS Channel_2,
          MAX(CASE WHEN CHANNEL_ID = 4 THEN TOTAL_SOLD ELSE NULL END) AS Channel_4,
          MAX(CASE WHEN CHANNEL_ID = 3 THEN TOTAL_SOLD ELSE NULL END) AS Channel_3,
          MAX(CASE WHEN CHANNEL_ID = 9 THEN TOTAL_SOLD ELSE NULL END) AS Channel_9
    FROM (SELECT TIME_ID, CHANNEL_ID, sum(AMOUNT_SOLD) TOTAL_SOLD
      FROM SH.SALES
          WHERE TIME_ID >= TO_DATE('2001-09-01', 'YYYY-MM-DD')
          GROUP BY TIME_ID, CHANNEL_ID
          ORDER BY TIME_ID)
    GROUP BY TIME_ID
    ORDER BY TIME_ID
    このスクリプトは、データをTIME_IDおよびCHANNEL_IDでグループ化します。2001-09-01以降のデータが表示されます。CHANNEL_2CHANNEL_3CHANNEL_4およびCHANNEL_9でグループ化された4つの各チャネルのTOTAL_SOLDの値が表示されます。
  2. SALES表のTIME_ID、CHANNEL_2、CHANNEL_3、CHANNEL_4およびCHANNEL_9の列データが表示されるようになりました。

    図4-32 特定の列が表示されているSALES表


    TIME_ID、CHANNEL_2、CHANNEL_3、CHANNEL_4およびCHANNEL_9列が表示されているSALES表。

  3. 次に、ツールバーの面グラフ・アイコンをクリックして、面グラフでデータをビジュアル化します。

    図4-33 CHANNEL_2の合計が表示されている面グラフ


    CHANNEL_2の合計が表示されている面グラフ

  4. 設定アイコンをクリックして「設定」ダイアログを開きます。「設定」で、次のように設定します:
    • 表示する系列: クリックして、CHANNEL_3、CHANNEL_4およびCHANNEL_9を追加します。
    • グループ化基準:デフォルト(TIME_ID)を維持します。
    • 重複の集計: デフォルト(SUM)を維持します。
  5. 「カスタマイズ」をクリックし、「ビジュアライゼーション」「積上げ」をクリックします。これで、スクリーンショットに示すように面グラフが表示されるようになりました。

    図4-34 CHANNEL_3、CHANNEL_4およびCHANNEL_9の合計を示す積上げ面グラフ


    CHANNEL_3、CHANNEL_4およびCHANNEL_9の合計を示す積上げ面グラフ

これで、データを面グラフでビジュアル化するタスクは完了です。