4.5.2 棒グラフでのデータのビジュアル化

棒グラフは、長方形の棒でデータをグラフィカルに表示したものです。棒の長さまたは高さ(水平方向または垂直方向に応じて)は、データセットの分布を表します。1つの軸はカテゴリを表し、もう1つの軸は値または数を表します。

このチャートを使用する場面: データ・ポイントの分布を表示し、データの様々なサブグループ間でメトリック値の比較を実行するには、棒グラフを使用します。
データセット: CUSTOMER_INSURANCE_LTV。この例では、サンプル・テンプレート・ノートブックOML-Run-me-firstを使用します。
棒グラフでデータをビジュアル化するには:
  1. OML-Run-Me-Firstノートブックで、CUSTOMER_INSURANCE_LTVを表示したパラグラフに移動します。棒グラフ・アイコンをクリックします。

    図4-14 棒グラフ・アイコンが表示されているツールバー


    棒グラフ・アイコンが表示されているツールバー

  2. デフォルトでは、Y軸に沿ってCREDIT_BALANCEが表示され、データはX軸に沿ってMARITAL_STATUSでグループ化されます。

    図4-15 デフォルトの棒グラフ


    デフォルトの棒グラフ

  3. 設定アイコンをクリックして、このデータの別の表示を設定します。「設定」で、次のように設定します:
    • 表示する系列: CREDIT_BALANCEMORTGAGE_AMOUNTおよびBANK_FUNDSを選択します。
    • 「グループ化基準」で、MARITAL_STATUSを選択します。
  4. CREDIT_BALANCEMORTGAGE_AMOUNTおよびBANK_FUNDSの平均は、それぞれ隣接する棒グラフで表され、棒グラフはMARITAL_STATUS (独身、既婚、離婚、未亡人など)でグループ化されます。次のスクリーンショットに示すように、棒グラフは次のようになります:

    図4-16 棒グラフ


    棒グラフ

  5. 再度、設定アイコンをクリックして、「カスタマイズ」をクリックします。

    図4-17 棒グラフの設定とカスタマイズ


    棒グラフの設定とカスタマイズ

    • 座標系 - チャートの座標系。サポートされている値 - 極座標、デカルト座標。「デカルト座標」をクリックします。
    • レイアウト - チャートの向き。水平または垂直。
    • 積上げ - データ・アイテムを積上げにするかどうかを定義します。「積上げ」をクリックします。
    • ソート - データのソートを指定します。円グラフ、1つの系列を持つ棒グラフ/折れ線グラフ/面グラフ、または積上げ棒グラフ/面グラフにのみ使用してください。階層グループ軸を使用する場合、ソートは適用されません。「昇順」をクリックします。
    • ズーム - チャートのズームおよびスクロール動作を指定します。ライブ動作は、チャートが操作されると継続的に更新されることを意味し、「遅延」は、ズーム/スクロール・アクションが完了するまで更新が待機することを意味します。「ライブ」ズームとスクロールはエンド・ユーザー・エクスペリエンスを最適にしますが、大規模なデータセットや遅いクライアント環境でのレンダリングのパフォーマンスや使いやすさについては保証されません。パフォーマンスに問題がある場合は、かわりに「遅延」ズームおよびスクロールを使用する必要があります。
    棒グラフは、次のスクリーンショットに示すように、データが積み上げられ、昇順で表示されるようになりました:

    図4-18 積上げ棒グラフ


    積上げ棒グラフ

これで、データを棒グラフでビジュアル化し、その出力をカスタマイズするタスクは完了です。