Enterprise ManagerでFPPを使用するための前提条件
フリート・パッチ適用およびプロビジョニング(FPP)サービスをEnterprise Managerに統合するには、次の前提条件タスクを実行する必要があります。これらのタスクにはEM_ALL_ADMINISTRATOR
アカウントが必要です。
環境の前提条件
Enterprise ManagerでFPPが完全にサポートされるためには、次の構成が必要です。
- Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新14 (13.5.0.14)以上
- パッチ35159977が適用されたFPPサーバー・バージョン19.18以上
- クラスタ上のデータベースにパッチを適用するには、FPPクライアント・バージョン19.18以上が必要
デプロイメントの前提条件
- 既存のFPPのお客様:
- グリッド・インフラストラクチャで実行されているFPPサーバーおよびクライアントを、Enterprise Managerのクラスタ・ターゲットとして検出します。FPPサーバーまたはFPPクライアントが実行されているグリッド・インフラストラクチャがEnterprise Managerによってすでにモニターされている場合は、ターゲットを検出する必要はありません。自動検出を構成するか、ガイド付き検出プロセスまたは宣言的検出プロセスのいずれかを使用して、EMでターゲットを検出できます。詳細は、「ホスト・ターゲットの検出および追加」を参照してください。
- REST APIまたはEM CLIを使用して、Enterprise Managerで既存のFPPサーバーを登録します。
- REST API: FPPサーバーの登録
- EM CLI: 次の内容を含む入力ファイルを指定して、コマンド
emcli db_software_maintenance -setup -registerFPPServer -input_file="<fileLocation>"
を使用します。"name":"host1", "restUrl":"https://host1.example.com:24500/rhp-restapi/rhp", "agentCredential":"CUSER:SYSMAN" "username":"restuser", "password":"<password>" "recurring":"frequency:weekly;days:1"
- 新しいFPPのお客様:
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- Enterprise Managerの外部でFPPサーバーを設定および構成することをお薦めします。詳細は、Oracle Fleet Patching and Provisioningサーバーの構成を参照してください。
- または、FPP設定自動化を使用してEnterprise Manager内でFPPサーバーを設定することもできます。詳細は、「FPP設定自動化」を参照してください。
- グリッド・インフラストラクチャで実行されているFPPサーバーおよびクライアントを、Enterprise Managerのクラスタ・ターゲットとして検出します。FPPサーバーまたはFPPクライアントが実行されているグリッド・インフラストラクチャがEnterprise Managerによってすでにモニターされている場合は、ターゲットを検出する必要はありません。自動検出を構成するか、ガイド付き検出プロセスまたは宣言的検出プロセスのいずれかを使用して、EMでターゲットを検出できます。詳細は、「ホスト・ターゲットの検出および追加」を参照してください。
- REST APIまたはEM CLIを使用して、Enterprise Managerで新しいFPPサーバーを登録します。
- REST API: FPPサーバーの登録
- EM CLI: 次の内容を含む入力ファイルを指定して、コマンド
emcli db_software_maintenance -setup -registerFPPServer -input_file="<fileLocation>"
を使用します。"name": "string", "restUrl": "https://xyz.com:4473/em/api/fppServers", "agentCredential": "USER:SYSMAN" "timeToStart": "<TIME>", "timeToEnd": "<TIME>", "isTargetZone": true, "scheduleType": "string", "recurring": "Weekly", "startGracePeriodInMinutes": 60
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