プロビジョニング・プロファイルを使用したOracle WebLogic Serverのプロビジョニング

最初のステップでは、社内で実行しているFMWプロシージャをフィルタ処理でリストから除外し、FMWPROVと対応するGUIDを選択します。FMWPROVプロシージャについて、新しいプロパティ・ファイル・テンプレートを新規作成します。最初はテンプレートの名前/値ペアは空になっています。プロパティ・ファイルの属性を編集して、値を講師する必要があります。その後、更新したプロパティ・ファイルを入力としてプロシージャを発行し、完了するまで追跡します。

次のステップを実行します。

  1. デプロイメント・プロシージャのGUIDを取得するには、次のコマンドを実行します。
    ./emcli get_procedures | grep FMWPROV_       
    
    The output appears in the following format:
    <proc_guid>, <procedure_type>, <Procedure_name>, <Dsplay name>, <version>, <Parent procedure name>
    
    For example:
    ./emcli get_procedures | grep FMWPROV_
    B35E10B1F154B4EEE040578CD78179DC, FMW Provisioning, FMWPROV_DP, Provision Middleware, 2.0, ORACLE
    
  2. 前のステップで取得したGUIDを使用して、次のコマンドを使用してプロパティ・ファイル・テンプレートを準備します。
    ./emcli describe_procedure_input - procedure=<proc_guid> -name = <proc_name>
    
    For example:
    
    ./emcli describe_procedure_input -procedure=B35E10B1F154B4EEE040578CD78179DC > instanceFMWData.properties
    A properties file with the name instanceFMWData.properties is created
     
  3. エディタを使用して、生成されたプロパティ・ファイルinstanceFMWData.propertiesを開き、必要な値を入力します。

    たとえば、こちらは更新された値を使用したサンプル・プロパティ・ファイルです。これらのパラメータの詳細は、表A-1を参照してください。

    FMW_PROFILE_LOCATION=Fusion Middleware Provisioning/Profiles/WLS 11g IM Profile
    DEST_MIDDLEWARE_BASE=/scratch/oracle_wls/mwBase
    DEST_ADMIN_SERVER_PASSWORD=<password>
    DEST_ADMIN_SERVER_USERNAME=weblogic
    DEST_JDK_HOME=/usr/local/packages/jdk7
    ANALYZE_MODE=false
    DEST_HOST_LIST.0=example.com
    DEST_HOST_CREDENTIAL_LIST.0=user1:<password>
    PROVISIONING_MODE=BASIC
    SUBMITTED_FROM_UI=true
    

    表A-1に、前述の例で使用されているパラメータを示します。

    表A-1 プロビジョニング・プロファイルによるOracle WebLogic Serverのプロビジョニングのために使用されるプロパティ・ファイルで使用されるパラメータの説明

    パラメータ 説明

    FMW_PROFILE_LOCATION

    Fusion Middlewareプロファイルの絶対パス。

    たとえば、Fusion Middleware Provisioning/Profiles/WLS 11g IM Profile

    DEST_MIDDLEWARE_BASE

    宛先ホスト上のミドルウェア・ベース・ディレクトリの絶対パス。

    たとえば、/scratch/oracle_wls/mwBase

    DEST_ADMIN_SERVER_PASSWORD

    宛先ホスト上の管理サーバーのパスワード。

    DEST_ADMIN_SERVER_USERNAME

    宛先ホスト上の管理サーバーのユーザー名。

    たとえば、weblogic

    DEST_JDK_HOME

    宛先ホスト上のJDKホームの絶対パス。

    たとえば、/usr/local/packages/jdk7

    ANALYZE_MODE

    前提条件モード。trueに設定すると、デプロイメント・プロシージャは前提条件チェックのみを実行し、それらのチェックを確認できるように一時停止します。

    DEST_HOST_LIST.0

    Oracle WebLogic Serverをプロビジョニングする宛先ホストのリスト。

    DEST_HOST_CREDENTIAL_LIST.0

    ホスト資格証明のリスト。

    PROVISIONING_MODE

    BASICモードでは、いくつかの基本的な詳細のみを入力し、その他の詳細はデプロイメント・プロシージャによって決定されます。ADVANCEDモードでは、すべての詳細を入力します。

    SUBMITTED_FROM_UI

    Trueに設定した場合、デプロイメント・プロシージャはUIから発行されます。Falseに設定した場合、デプロイメント・プロシージャはコマンドライン(emcli)から発行されます。

  4. 生成されたinstanceFMWData.propertiesプロパティ・ファイルを入力としてプロシージャを発行します。
    emcli submit_procedure -input_file=data:<input_properties_file> -procedure=<proc_guid> -instance_name=<optional_DP_Instance_Name>
    
    ./emcli submit_procedure -input_file=data:instanceFMWData.properties -procedure=B35E10B1F154B4EEE040578CD78179DC