Middlewareプロビジョニング・プロファイルからプロビジョニングするための前提条件
この項では、Fusion Middlewareのプロビジョニング・デプロイメント・プロシージャを実際に起動する前に満たすすべての前提条件について説明します。特に、次の内容について説明します。
ノート:
ドメイン・プロファイルまたはOracleホーム・プロファイルを使用してプロビジョニングを始める前に、My Oracle Support Webサイト(https://support.oracle.com)にサインインして、次のパッチをダウンロードする必要があります。
- SOAの場合: 22912570
- サービス・バスの場合: 23003815
既存のMiddlewareホームを使用してドメイン・プロファイルからプロビジョニングする場合、Middlewareホームが適切にパッチ適用されていることを確認してください。
ノート:
Enterprise Manager Cloud Control 13.4では、OBIEE 12.2.1.xのプロビジョニング・プロファイルを作成する方法がありませんノート:
開発モードで作成されたドメイン上でプロビジョニング操作を実行する場合は、アクティブな構成のロックが無効化されていることを確認してください。これを行うには、次のステップを実行します:
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Middleware管理者コンソールにログインします。
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「プリファレンス」をクリックします。
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「ロックを自動取得して変更をアクティブ化」オプションを選択解除します。
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「保存」をクリックします。
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チェンジ・センターの「ロックと編集」ボタンが有効になっていることを確認します。
インストール・メディア・プロファイルまたはOracleホーム・プロファイルをプロビジョニングするための前提条件
次の前提条件を満たします。
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Cloud Control全体のエンティティをステージングおよびプロビジョニングするために使用される一時ディレクトリである作業ディレクトリの書込み権限。
作業ディレクトリが指定されていない場合、管理エージェントの作業ディレクトリが使用され、それに対する書込み権限が必要になります。
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Oracleホーム・ディレクトリでの次の権限。
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書込み(新規Oracleホームを作成する必要がある場合)。インストール・メディア・プロファイルの場合、新しいOracleホームの作成は必須です。
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読取り(既存のOracleホームを使用している場合)。これはOracleホーム・プロファイルにのみ適用可能で、インストール・メディア・プロファイルには適用不可です。
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共有ストレージを使用する場合は、事前にすべてのホストにドメイン・ホームおよびインベントリ・ディレクトリをマウントしておきます。通常、2つのSOA管理対象サーバーが2つの異なるホスト(たとえば、ホスト1とホスト2)で実行されている2ノード設定の場合、ホスト1に共有ストレージを作成するように選択できます。事実上、Middlewareホームの場所、ドメインの詳細、インベントリの詳細、および他のすべての情報は、ホスト2から簡単にアクセスできるように、ホスト1にマウントされます。
ノート:
共有ストレージを使用したプロビジョニングのサポートは、Windowマシンでは利用できません。
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プロビジョニング操作に含まれるすべてのホストを、Enterprise Managerでターゲットとしてモニターする必要があります。
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サーバーおよびノード・マネージャのポートは空いている必要があります。
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ドメインでデータベース、LDAPまたはOracle HTTP Serverが使用される場合、サーバーがEnterprise Managerでターゲットとしてそれぞれモニターされていることを確認してください。
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ドメイン/アプリケーション/ノード・マネージャ・ディレクトリでの書込み権限。
WebLogicドメイン・プロファイルをプロビジョニングするための前提条件
インストール・メディア・プロファイルまたはOracleホーム・プロファイルをプロビジョニングするための前提条件の要件に加えて、WebLogicドメイン・プロファイルを使用してクローニングするには、次の項目も満たす必要があります。
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既存のFusion Middlewareドメインをクローニングする前に、スキーマのデータとソース・データベースを同期化するためにソース・データベースをクローニングする必要があります。ソース・データベースをまだクローニングしていない場合は、Enterprise Manager Cloud Controlで使用できるデータベース・クローニング機能を使用して実行できます。Oracleデータベースおよびプラガブル・データベースのクローニングを参照してください。
ノート:
ドメインをクローニングする前に、データベースで次のデータ・スクラブSQLスクリプトを実行します。
SOAの場合
汎用コンポーネントを作成し、
truncate_soa_oracle.sql
スクリプトをソフトウェア・ライブラリにアップロードします。汎用コンポーネントの作成の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』を参照してください。切捨てスクリプト(truncate_soa_oracle.sql)は、SOAインストールの下のディレクトリ/MW_HOME/SOA_ORACLE_HOME/rcu/integration/soainfra/sql/truncate
にありますサービス・バスの場合
汎用コンポーネントを作成し、
llr_table.sql
スクリプトをソフトウェア・ライブラリにアップロードします。このスクリプトを、サービス・ドメインに存在する各サーバー用に作成するには、SQLスクリプトに次の文を追加する必要があります。TRUNCATE table WL_LLR_<SERVER_NAME>
たとえば、サービス・バス・ドメインに、管理サーバーと2つの管理対象サーバー(
OSB_SERVER1
、OSB_SERVER2
)が存在する場合、SQLスクリプトの内容は次のようになります。TRUNCAETE table WL_LLR_ADMINSERVER
TRUNCATE table WL_LLR_OSB_SERVER1
TRUNCATE table WL_LLR_OSB_SERVER2
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ソース・ドメインがLDAPにワイヤリングされていた場合、既存のFusion Middlewareドメインをクローニングする前に、データ(ユーザー、ロールおよびポリシー)がソースLDAPから新規LDAPに移行されており、新規LDAPがEnterprise Managerでターゲットとして検出されていることを確認してください。
ノート:
ソース・データベースが停止しているか、使用不可である場合、JRF 12.1.2.0.0を有効にしたWebLogicドメインでのMiddlewareプロビジョニングは失敗します。インストール可能ファイルの解凍時に、ソース・データベースへの接続が試みられます。ソース・データベースが停止しているか、応答しない場合、プロビジョニング・タスクは失敗します。データベースが起動されていて実行中である必要があります。これはWebLogic 12.1.3.0.0以降には適用されません。