移行ワークベンチを使用したデータベースの移行
データベース移行ワークベンチ・ユーザー・インタフェースを使用した移行
データベース移行ワークベンチ・ユーザー・インタフェースを使用したデータベースの移行は、オンプレミス・データベースを設定して様々なOracleデータベース・ソリューションに移行するための単純で直感的なプロセスです。
ノート:
「データ移行」の下で、「スタート・ガイド」の横にある矢印をクリックして、データベース移行ワークベンチのフロー・ダイアグラムを表示します。- 全データベース: データベース全体をオンプレミスからオンプレミス、PDBまたはOracle Cloudに移行します。ステップの詳細は、「全データベースの移行」を参照してください。
- スキーマ: スキーマのみを移行します。全データベースの移行の実行時に適切な移行を確実に行うために、移行ワークベンチを使用して移行する際の開始点として、これをお薦めします。ステップの詳細は、「選択したスキーマの移行」を参照してください。
- トランスポータブル表領域: データベース表領域を、新しく作成されたPDBまたは既存のPDBのいずれかに移動し、最小停止時間を提供します。ステップ・バイ・ステップの手順については、「トランスポータブル表領域を使用した移行」を参照してください。
ノート:
移行ワークベンチによるユーザー・インタフェースのトランスポータブル表領域は、Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新5 (13.5.0.5)以降で使用できます。データ・ポンプを使用した移行
ノート:
Oracle Enterprise Managerの移行ワークベンチで、データ・ポンプでの移行におけるデータベースKerberos資格証明およびデータベースKerberos Keytab資格証明を使用した認証がサポートされるようになりました。Microsoft Active Directoryユーザーをデータベース・アカウントに排他的にマップし、パスワードや人間による操作を必要とせずにKerberosパスワードまたはKeytabファイルを使用して認証できます。これらが構成されている場合は、これらが、資格証明のドロップダウン・メニューで表示されます。全データベースの移行
移行ワークベンチおよびデータ・ポンプを使用して全データベースを移行するには、次のステップに従います。
- メイン・メニュー・バーから「エンタープライズ」をクリックし、「移行および統合」、「データベース移行ワークベンチ」の順に選択して、「データベースの移行」画面をロードします。「移行方法」で「データ・ポンプ」を選択します。
移行アクティビティの作成をクリックします。
- 名前アクティビティの下に移行名を入力します。「移行」で、「全データベース」を選択します。
- 「ソース・データベースの選択」をバーでクリックし、データベースを選択するか、データベースを検索します。
移行するソース・データベースをクリックします。
- 「宛先データベースの選択」をバーでクリックし、データベースを選択するか、データベースを検索するか、新しいPDBを作成します。
ノート:
非ADB移行を選択した場合は、ドロップダウン・メニューに新しいPDBを作成するオプションがあります。新しいPDBに必要な情報を入力するためのダイアログが表示されます。移行先となる宛先データベースをクリックします。
- 「ソース・データベースの選択」をバーでクリックし、データベースを選択するか、データベースを検索します。
- 移行ツールのアップロード: (オプション) Enterprise Managerでは、ツールの最新バージョンが自動的にダウンロードされますが、使用しているオペレーティング・システムのソフトウェア・ライブラリから使用できない場合は、それらをアップロードし、移行ツールのアップロードをクリックする必要があります。詳細は、移行ツールのアップロードを参照してください。
- Instant Clientのアップロードを選択して、Instance Clientファイルをソフトウェア・ライブラリにアップロードします。これは、ADB移行にのみ必要です。
- 「クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)」を選択して、CPATファイルをソフトウェア・ライブラリにアップロードします。Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新3 (13.5.0.3)以前のCPATが使用できない場合は、Autonomous Databaseの移行にスキーマ・アドバイザを使用します。
ZIPファイルをローカル・マシンとエージェント・マシンのどちらからアップロードするかを選択し、「アップロード」および「続行」をクリックします。
- 詳細の追加ページには、入力した情報のサマリーが表示されます。
- ソース: 情報が正しいことを確認し、エージェント・ホストの資格証明および「データベース資格証明」(優先または名前付き)を選択します。
ノート:
Oracle Enterprise Managerの移行ワークベンチで、データ・ポンプでの移行におけるデータベースKerberos資格証明およびデータベースKerberos Keytab資格証明を使用した認証がサポートされるようになりました。Microsoft Active Directoryユーザーをデータベース・アカウントに排他的にマップし、パスワードや人間による操作を必要とせずにKerberosパスワードまたはKeytabファイルを使用して認証できます。これらが構成されている場合は、これらが、資格証明のドロップダウン・メニューで表示されます。 - 宛先: 情報が正しいことを確認し、「データベース資格証明」および「モニタリング・エージェントのホストの資格証明」(優先または名前付き)を選択します。必要に応じて、サービス名を指定できます。
TDE対応データベースのウォレット・パスワードを入力します。
- アクション:
ノート:
データ・ポンプ・エクスポートおよびインポートの名前付き資格証明としてSYSDBA
を使用しないでください。SYSDBA
は、Oracleテクニカル・サポートからリクエストされた場合のみ使用してください。- 移行が正常に完了した後、スキーマ内のすべての無効なオブジェクトを再コンパイルするには、移行後に無効なオブジェクトを再コンパイルを選択します。
- ソース・データ・ポンプ・ディレクトリの下
オンプレミスからADBへの場合: 「暗号化のパスワード」を入力して確認し、「クラウド・ストレージURL」、「バケット名」および「資格証明」を入力します。
オンプレミスから非ADBの場合: 「暗号化パスワード」を入力して確認します。ダンプがホストからホストに渡されるため、クラウド・ストレージURLおよびバケット名は必要ありません。
- データベースOCI認証資格証明で、デフォルトのクラウド資格証明が表示され、事前選択されます。必要に応じて、リストから別の資格証明を選択できます。このフィールドは、ADB移行専用です。
- 必要に応じて、暗号化パスワードを入力し確認します。
- ソース: 情報が正しいことを確認し、エージェント・ホストの資格証明および「データベース資格証明」(優先または名前付き)を選択します。
- 「カスタマイズ」ページで、必要に応じてエクスポートおよびインポート・オプションを設定します。
- エクスポート・オプション:
- EXCLUDE: 除外する表と移行しない表。
- ENCRYPTION: データ・ポンプのダンプ・ファイルを暗号化/復号化するためのパスワード。
- ENCRYPTION ALGORITHM: 暗号化に使用する必要のある暗号化アルゴリズムを指定します(AES128、AES192、AES256)。
- CONTENT: データ、メタデータのどちらを、またはその両方をエクスポートするかを選択します。データ移行の実行前に、テストとしてメタデータのみの移行を実行することをお薦めします。
- PARALLEL: エクスポート・ジョブのために動作するアクティブな実行プロセスの最大数を指定します。
- インポート・オプション:
- TABLE EXISTS ACTION: 宛先データベースに表が存在する場合に実行されるアクション(スキップまたは置換)。
- DATA_OPTIONS: このパラメータは、インポート操作時に特定のタイプのデータをどのように処理するかを指定します。
- PARALLEL: インポート・ジョブのために動作するアクティブな実行プロセスの最大数を指定します。
- REMAP SCHEMA: ソース・スキーマにあるすべてのオブジェクトをターゲット・スキーマにロードします。
- REMAP TABLESPACE: ターゲット表領域に作成するソース表領域内の永続データを使用して、インポート用に選択されたすべてのオブジェクトを再マップします。
- TRANSFORM: インポート中のオブジェクトに対するオブジェクト作成DDLを変更できます。
- アップロード・オプション: ソース・データベースのモニタリング・エージェントを使用するか、別のエージェントを使用するかを選択します。別のエージェントを選択した場合は、エージェント、ホスト資格証明およびステージング・ディレクトリを入力します。
- SQLパフォーマンス・アナライザ(SPA)を使用した移行後のパフォーマンスおよび比較分析を構成および許可するには、移行後のパフォーマンスの比較を選択します。
ノート:
SPAを実行するときは、チューニング・セットをステージングするために必要なスキーマを必ずエクスポートしてください。そうしないと、検証の実行中にエラーが生成されます。SPAは、メタデータのみのデータ・ポンプ移行に使用できません。
- カスタム・スクリプト: 移行に必要なカスタムの事前または事後スクリプトを入力します。これらのスクリプトは、事前にソフトウェア・ライブラリにアップロードする必要があります。
- スクリプトの場所: ソフトウェア・ライブラリ内の事前/事後スクリプトの場所。
- 移行前スクリプト: デフォルトは「いいえ」で、実行するスクリプトを選択します。
- 移行後スクリプト: デフォルトは「いいえ」で、実行するスクリプトを選択します。
- 移行後SQLスクリプト: デフォルトは「いいえ」で、実行するスクリプトを選択します。
- エクスポート・オプション:
- 確認および発行ページでは、移行を続行する前にすべての情報を確認し、テストを実行して適切な移行を確認できます。クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)を実行することをお薦めします。これを実行するには、「ソース」にある「移行準備状況チェック」をクリックします。これにより、CPATが実行されるウィンドウが開いて、移行ブロッカについてデータベースが分析されます。完了時のCPATレポートには、次の内容が表示されます。
- 失敗: 移行に失敗する致命的なエラーの原因になるエラー。移行の続行前に、該当する問題を修正してください。
- アクション必須: 移行の失敗につながる可能性のある問題。移行の続行前に、該当する問題を修正してください。
- レビュー必須: 移行は成功することも部分的に成功することもありますが、移行後のクリーン・アップ作業の原因になる、機能しない部分やソース・データベースと異なる部分が発生する可能性があります。こうした問題も、移行前に修正することをお薦めします。
- レビュー推奨: 移行は成功し、アプリケーションの機能的な違いが確認できることはほとんどありませんが、データベース管理者は、それぞれについて予期しない問題を評価する必要があります。
- 合格: CPATの分析では、動作に相違がなく移行が成功することを示しています。
「検証」をクリックして、移行アクティビティへの入力を検証します。事前チェックを実行するポップアップが表示されます。
ソースの分析および「検証」によって提示されたすべての問題が解決したら、「発行」をクリックして移行します。
- ポップアップでは、ソース分析が完了したこと、および移行を即時開始するか後で開始するかを確認する必要があります(移行を開始する日時が必要です)。
「発行」をクリックします。
選択したスキーマの移行
データベースでスキーマの移行を実行して、データベースのスキーマを新しいバージョンに更新したり、古いバージョンに戻したりできます。
- メイン・メニュー・バーから「エンタープライズ」をクリックし、「移行および統合」、「データベース移行ワークベンチ」の順に選択して、「データベースの移行」画面をロードします。「移行方法」で「データ・ポンプ」を選択します。
移行アクティビティの作成をクリックします。
- 名前アクティビティの下に移行名を入力します。「移行」で、「全データベース」を選択します。
- 「ソース・データベースの選択」をバーでクリックし、データベースを選択するか、データベースを検索します。
移行するソース・データベースをクリックします。
- 「宛先データベースの選択」をバーでクリックし、データベースを選択するか、データベースを検索します。
ノート:
非ADB移行を選択した場合は、ドロップダウン・メニューに新しいPDBを作成するオプションがあります。新しいPDBに必要な情報を入力するためのダイアログが表示されます。移行を受信する宛先データベースをクリックするか、作成する新しいPDBの名前を入力します。
- 「ソース・データベースの選択」をバーでクリックし、データベースを選択するか、データベースを検索します。
- 移行ツールのアップロード: (オプション) Enterprise Managerでは、ツールの最新バージョンが自動的にダウンロードされますが、使用しているオペレーティング・システムのソフトウェア・ライブラリから使用できない場合は、それらをアップロードし、移行ツールのアップロードをクリックする必要があります。詳細は、移行ツールのアップロードを参照してください。
- Instant Clientのアップロードを選択して、Instance Clientファイルをソフトウェア・ライブラリにアップロードします。これは、ADB移行にのみ必要です。
- 「クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)」を選択して、CPATファイルをソフトウェア・ライブラリにアップロードします。Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新3 (13.5.0.3)以前のCPATが使用できない場合は、スキーマ・アドバイザを使用します。
ZIPファイルをローカル・マシンとエージェント・マシンのどちらからアップロードするかを選択し、「アップロード」および「続行」をクリックします。
- 詳細の追加ページには、入力した情報のサマリーが表示されます。
- ソース: 情報が正しいことを確認し、エージェント・ホストの資格証明および「データベース資格証明」(優先または名前付き)を選択します。名前付き資格証明を選択する場合は、ドロップダウン・メニューから資格証明を選択します。
ノート:
Oracle Enterprise Managerの移行ワークベンチで、データ・ポンプでの移行におけるデータベースKerberos資格証明およびデータベースKerberos Keytab資格証明を使用した認証がサポートされるようになりました。Microsoft Active Directoryユーザーをデータベース・アカウントに排他的にマップし、パスワードや人間による操作を必要とせずにKerberosパスワードまたはKeytabファイルを使用して認証できます。これらが構成されている場合は、これらが、資格証明のドロップダウン・メニューで表示されます。 - 宛先: 情報が正しいことを確認し、「データベース資格証明」および「モニタリング・エージェントのホストの資格証明」(優先または名前付き)を選択します。名前付き資格証明を選択する場合は、ドロップダウン・メニューから資格証明を選択します。必要に応じて、「サービス名」を指定できます。指定しない場合は、デフォルトがロードされます。
TDE対応データベースのウォレット・パスワードを入力します。
- アクション:
ノート:
データ・ポンプ・エクスポートおよびインポートの名前付き資格証明としてSYSDBA
を使用しないでください。SYSDBA
は、Oracleテクニカル・サポートからリクエストされた場合のみ使用してください。- 移行が正常に完了したら、移行ワークベンチでスキーマ内のすべての無効なオブジェクトを再コンパイルできるようにするには、移行後に無効なオブジェクトを再コンパイルを選択します。このオプションはデフォルトで選択されていません。
- ソース・データ・ポンプ・ディレクトリの下
オンプレミスからAutonomous Databaseの場合: 「暗号化パスワード」を入力して確認し、「クラウド・ストレージURL」、「バケット名」および「資格証明」を入力します。
オンプレミスから非Autonomous Databaseの場合: 「暗号化パスワード」を入力して確認します。クラウド・ストレージURLおよびバケット名は不要であり、プロセスではダンプ・ファイルをクラウド・ストレージにステージングしません。
- データベースOCI認証資格証明で、デフォルトのクラウド資格証明が表示され、事前選択されます。必要に応じて、リストから別の資格証明を選択できます。このフィールドは、ADB移行専用です。
- 必要に応じて、暗号化パスワードを入力し確認します。
- ソース: 情報が正しいことを確認し、エージェント・ホストの資格証明および「データベース資格証明」(優先または名前付き)を選択します。名前付き資格証明を選択する場合は、ドロップダウン・メニューから資格証明を選択します。
- カスタマイズ・ページで、次のように設定します。
ノート:
- スキーマ・ベースの移行では、「エクスポート・オプション」の上にコンボ・ボックスが表示され、移行するスキーマを選択します。スキーマの依存関係がある場合、プロセスはスキーマの入力順序に従います。
- 詳細を表示するには、「エクスポート」または「インポート」オプションの横にある疑問符を選択します。
- エクスポート・オプション:
- EXCLUDE: 除外する表と移行しない表を選択します。
- ENCRYPTION: データ・ポンプのダンプ・ファイルを暗号化/復号化するためのパスワード。
- ENCRYPTION ALGORITHM: 暗号化の実行に使用する必要のある暗号化アルゴリズムを指定します(AES128、AES192、AES256)
- CONTENT: 移行でデータのみをエクスポートするか、メタデータのみをエクスポートするか、その両方をエクスポートするかを決定できます。データ移行の実行前に、テストとしてメタデータのみの移行を実行することをお薦めします。
- PARALLEL: エクスポート・ジョブのために動作するアクティブな実行プロセスの最大数を指定します。
- インポート・オプション:
- TABLE EXISTS ACTION: 宛先データベースに表が存在する場合に実行されるアクション(スキップまたは置換)。
- DATA_OPTIONS: このパラメータは、インポート操作時に特定のタイプのデータをどのように処理するかを指定します。
- PARALLEL: インポート・ジョブのために動作するアクティブな実行プロセスの最大数を指定します。
- REMAP SCHEMA: ソース・スキーマにあるすべてのオブジェクトをターゲット・スキーマにロードします。
- REMAP TABLESPACE: ターゲット表領域に作成するソース表領域内の永続データを使用して、インポート用に選択されたすべてのオブジェクトを再マップします。
- TRANSFORM: インポート中のオブジェクトに対するオブジェクト作成DDLを変更できます。
- アップロード・オプション: ソース・データベースのモニタリング・エージェントを使用するか、別のエージェントを使用するかをラジオ・ボタンで選択します。別のエージェントを選択した場合は、エージェント、ホスト資格証明およびステージング・ディレクトリを入力します。
- SQLパフォーマンス・アナライザ(SPA)を使用した移行後のパフォーマンスおよび比較分析を構成および許可するには、移行後のパフォーマンスの比較を選択します。
ノート:
SPAを実行するときは、SQLワークロードの取得元からSQLチューニング・セット・スキーマをエクスポートします。チューニング・セットを適切にステージングする際に必要です。そうしないと、検証の実行中にエラーが生成されます。SPAは、メタデータのみのデータ・ポンプ移行に使用できません。
- カスタム・スクリプト: 移行に必要なカスタムの事前または事後スクリプトを入力します。これらのスクリプトは、事前にソフトウェア・ライブラリにアップロードする必要があります。
- スクリプトの場所: ソフトウェア・ライブラリ内の事前/事後スクリプトの場所。
- 移行前スクリプト: デフォルトは「いいえ」で、実行するスクリプトを選択します。
- 移行後スクリプト: デフォルトは「いいえ」で、実行するスクリプトを選択します。
- 移行後SQLスクリプト: デフォルトは「いいえ」で、実行するスクリプトを選択します。
- 確認および発行ページでは、移行を続行する前にすべての情報を確認し、テストを実行して適切な移行を確認できます。クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)を実行することをお薦めします。これを実行するには、「ソース」にある「移行準備状況チェック」をクリックします。これにより、CPATが実行されるウィンドウが開いて、移行ブロッカについてデータベースが分析されます。完了時のCPATレポートには、次の内容が表示されます。
- 失敗: 移行に失敗する致命的なエラーの原因になるエラー。移行の続行前に、該当する問題を修正してください。
- アクション必須: 移行の失敗につながる可能性のある問題。移行の続行前に、該当する問題を修正してください。
- レビュー必須: 移行は成功することも部分的に成功することもありますが、移行後のクリーン・アップ作業の原因になる、機能しない部分やソース・データベースと異なる部分が発生する可能性があります。こうした問題も、移行前に修正することをお薦めします。
- 情報: 移行は成功し、アプリケーションの機能的な違いが確認できることはほとんどありませんが、データベース管理者は、それぞれについて予期しない問題を評価する必要があります。
- 合格: CPATの分析では、動作に相違がなく移行が成功することを示しています。
ノート:
クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)は、Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新4 (13.5.0.4)以降で使用できます。以前のバージョンを使用している場合は、スキーマ・アドバイザをかわりに使用する必要があります。移行入力を検証し、「検証」ボタンをクリックします。事前チェックを実行するポップアップが表示されます。
「移行準備状況チェック」および「検証」によって提示されたすべての問題が解決したら、「発行」をクリックして移行します。
- ポップアップでは、「移行準備状況チェック」を完了したこと、および移行を即時開始するか後で開始するかを確認する必要があります(移行を開始する日時が必要です)。
「発行」をクリックします。
トランスポータブル表領域を使用した移行
トランスポータブル表領域は、宛先データベースを作成するためのほぼゼロのダウンタイム(NZDT)の方法を使用して、あるデータベース・システムから別のデータベース・システムに大量のデータを移動する高速で効率的なメカニズムを提供します。これを実現するには、元のソース・データベースを保持しながら、ソース・データベースの完全バックアップおよび増分バックアップを使用します。
ノート:
移行ワークベンチのトランスポータブル表領域の移行は、Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新5 (13.5.0.5)以降で使用できます。宛先データベースは、Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新10 (13.5.0.10)以降、非CDBとPDBの両方にすることができます。
移行前アナライザ(移行準備状況チェック)は、Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新15 (13.5.0.15)以降、トランスポータブル表領域デプロイメント・プロシージャの一部として実行されます。
トランスポータブル表領域を使用した全データベースの移行
このメソッドは、データ・ポンプではなくTTSを使用して、オンプレミスからオンプレミスへの全データベース移行を実行します。
- メイン・メニュー・バーから「エンタープライズ」をクリックし、「移行および統合」、「データベース移行ワークベンチ」の順に選択して、「データベースの移行」画面をロードします。
移行アクティビティの作成をクリックします。
- 名前アクティビティの下に移行名を入力します。「移行」で、「全データベース」を選択します。
- 「ソース・データベースの選択」をバーでクリックし、データベースを選択するか、データベースを検索します。
移行するソース・データベースをクリックします。
- 「宛先データベースの選択」をバーでクリックし、データベースを選択するか、データベースを検索します。ドロップダウン・メニューで新しいPDBを作成するオプションもあります。
新しいPDBに必要な情報を入力するためのダイアログが表示されます。
- コンテナ・データベース
- PDB名
- 管理者名
- 管理者パスワード
- 確認パスワード
移行先となる宛先データベースをクリックします。
- 「ソース・データベースの選択」をバーでクリックし、データベースを選択するか、データベースを検索します。
- 詳細の追加ページには、入力した情報のサマリーが表示されます。
- ソース: 情報が正しいことを確認し、エージェント・ホストの資格証明および「データベース資格証明」(優先または名前付き)を選択します。
Oracle Enterprise Manager 13.5リリース更新12 (13.5.0.12)以降では、PDB管理者を、新しいPDBの名前付き資格証明として使用できます。
トランスポータブル表領域の移行では、データベース資格証明にSYSDBAを使用し、ホスト資格証明にOracleホーム所有者を使用します。TDE対応データベースのウォレット・パスワードを入力します。
- 宛先: 情報が正しいことを確認し、「エージェント・ホスト資格証明」および「データベース資格証明」(優先または名前付き)を選択します。
トランスポータブル表領域の移行では、データベース資格証明にSYSDBAを使用し、ホスト資格証明にOracleホーム所有者を使用します。
TDE対応データベースのウォレット・パスワードを入力します。
- アクション:
- 移行後にSQLチューニング・セット(STS)を実行するには、移行後のパフォーマンスの比較を選択します。
- 「ソース作業ディレクトリ」を入力し、デフォルトまたは選択したディレクトリを使用します。
- 「接続先の作業ディレクトリ」を入力し、デフォルトまたは選択したディレクトリを使用します。
- 宛先ストレージ・ディレクトリを入力します。サポートされているストレージは、ファイルシステムおよびOracle Automatic Storage Management (ASM)です。
- メタデータ・ダンプの暗号化パスワードを入力して確認します。
- ソース: 情報が正しいことを確認し、エージェント・ホストの資格証明および「データベース資格証明」(優先または名前付き)を選択します。
- カスタマイズ・ページで、次のように設定します。
- 移行の詳細: 移行する表領域を選択します。デフォルトでは、すべての表領域が移行されます。
- 移行後のパフォーマンスの比較: 新しいSQLチューニング・セット(STS)を使用するか、既存のSQLチューニング・セットを使用してSTSの実行日数を設定します。
- カスタム・スクリプト: 移行に必要なカスタムの事前または事後スクリプトを入力します。これらのスクリプトは、事前にソフトウェア・ライブラリにアップロードする必要があります。
- スクリプトの場所: ソフトウェア・ライブラリ内の事前/事後スクリプトの場所。
- 移行前スクリプト: デフォルトは「いいえ」で、実行するスクリプトを選択します。
- 移行後スクリプト: デフォルトは「いいえ」で、実行するスクリプトを選択します。
- 移行後SQLスクリプト: デフォルトは「いいえ」で、実行するスクリプトを選択します。
- 「確認と送信」ページでは、移行に進む前にすべての情報を確認でき、必ず正しく移行されるようにするために検証テストを実行しレポートを表示できます。
Oracle Enterprise Manager 13.5リリース更新12 (13.5.0.12)以降では、TTS移行を開始する前に、移行準備状況チェック分析を実行できます。
移行アクティビティの入力を分析してレポートを表示するには、「移行準備状況チェック」ボタンをクリックします。
移行準備状況レポートには次の情報が表示されます:
- 「サマリー」セクションには、分析のステータス、および推奨事項が表示されます。さらに詳細を確認するには、「データベースの詳細」および分析済表領域をクリックします。
- 重大度別の結果内訳には、検出された問題の数が、重大度別にグループ化されて棒グラフで表示されます。これらは、最も深刻なものから問題のないものまで左から右に提示されます。
- 失敗: 選択したソース・データベースと宛先データベースは互換性がないか、移行に適していないため、変更する必要があるか、内部エラーのために特定の検証を完了できませんでした。
- アクション必須: 検証に失敗しました。問題を確認して解決するアクションを実行します。発行前に問題が修正されていない場合、移行は失敗します。
- レビュー必須: 警告メッセージを確認し、必要に応じて処理を実行して修正します。移行が影響を受ける可能性があります。
- レビュー推奨: 情報メッセージで、読み取って確認します。
- 合格: 検証に成功しました。移行を続行できます。
- 下部のセクションには結果の詳細が表示されます。問題の詳細を表示するには、特定の重大度フィールドから矢印をクリックして各フィールドを展開します。問題について具体的詳細を表示するには、矢印をクリックしてその問題の詳細を展開します。
次に、「検証」をクリックして、移行アクティビティの入力を分析および検証します。
移行準備状況レポートに表示されるすべての問題が解決され、移行アクティビティの入力が検証されたら、「送信」をクリックします
- ポップアップでは、移行を即時に開始するか、後で開始するかを確認する必要があります(移行が開始される日時が必要です)。
「発行」をクリックします。
トランスポータブル表領域を使用したマルチフェーズ移行の実行
この項では、元のターゲット・データベースを保持しながら、ソース・データベースの増分バックアップを実行することによる、マルチフェーズ移行アプローチについて説明します。
トランスポータブル表領域(TTS)でマルチフェーズ移行を実行すると、トランスポータブル表領域の単一フェーズ移行とは異なり、バックアップ・フェーズをより詳細に制御できます。トランスポータブル表領域の単一フェーズ移行は、スケジュールされた時刻から開始して完了するまで1回で実行されます。TTSマルチフェーズ移行では、初期バックアップを取得したり、バックアップの更新を選択して増分バックアップの別の時点に戻ったり、完全移行を選択して最終移行ステップを開始したりできます。この機能は、Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新7 (13.5.0.7)以降で使用可能です。
初期バックアップの作成
- メイン・メニュー・バーから「エンタープライズ」をクリックし、「移行および統合」、「データベース移行ワークベンチ」の順に選択して、「データベースの移行」画面をロードします。「移行方法」で「トランスポータブル表領域」を選択します。
移行アクティビティの作成をクリックします。
- 名前アクティビティの下に移行名を入力します。「移行」で、「全データベース」を選択します。
- 「ソース・データベースの選択」をバーでクリックし、データベースを選択するか、データベースを検索します。
移行するソース・データベースをクリックします。
- 「宛先データベースの選択」をバーでクリックし、データベースを選択するか、データベースを検索します。
ノート:
非CDB移行を選択した場合は、ドロップダウン・メニューに新しいPDBを作成するオプションがあります。新しいPDBに必要な情報を入力するためのダイアログが表示されます。移行先となる宛先データベースをクリックします。
- 「ソース・データベースの選択」をバーでクリックし、データベースを選択するか、データベースを検索します。
- 詳細の追加ページには、入力した情報のサマリーが表示されます。
- ソース: 情報が正しいことを確認し、「エージェント・ホスト資格証明」および「データベース資格証明」(優先または名前付き)を選択します。
Oracle Enterprise Manager 13.5リリース更新12 (13.5.0.12)以降では、PDB管理者を、新しいPDBの名前付き資格証明として使用できます。
トランスポータブル表領域の移行では、データベース資格証明にSYSDBAを使用し、ホスト資格証明にOracleホーム所有者を使用します。
TDE対応データベースのウォレット・パスワードを入力します。
- 宛先: 情報が正しいことを確認し、「エージェント・ホスト資格証明」および「データベース資格証明」(優先または名前付き)を選択します。
トランスポータブル表領域の移行では、データベース資格証明にSYSDBAを使用し、ホスト資格証明にOracleホーム所有者を使用します。
TDE対応データベースのウォレット・パスワードを入力します。
- アクション:
- 移行後にSQLチューニング・セット(STS)を実行するには、移行後のパフォーマンスの比較を選択します。
- 「ソース作業ディレクトリ」を入力し、デフォルトまたは選択したディレクトリを使用します。
- 「接続先の作業ディレクトリ」を入力し、デフォルトまたは選択したディレクトリを使用します。
- 宛先ストレージ・ディレクトリを入力します。サポートされているストレージは、ファイルシステムおよびOracle Automatic Storage Management (ASM)です。
- メタデータ・ダンプの暗号化パスワードを入力して確認します。
- ソース: 情報が正しいことを確認し、「エージェント・ホスト資格証明」および「データベース資格証明」(優先または名前付き)を選択します。
- カスタマイズ・ページで、次のように設定します。
- 移行の詳細:
- 移行する表領域を選択するか、「すべての表領域」を選択してセット全体を移行します。
- 「移行フェーズ」で、「バックアップの作成」を選択します。
- 移行後のパフォーマンスの比較: 新しいSQLチューニング・セット(STS)を使用するか、既存のSQLチューニング・セットを使用してSTSの実行日数を設定します。
- カスタム・スクリプト: 移行に必要なカスタムの事前または事後スクリプトを入力します。これらのスクリプトは、事前にソフトウェア・ライブラリにアップロードする必要があります。
- スクリプトの場所: ソフトウェア・ライブラリ内の事前/事後スクリプトの場所。
- 移行前スクリプト: デフォルトは「いいえ」で、実行するスクリプトを選択します。
- 移行後スクリプト: デフォルトは「いいえ」で、実行するスクリプトを選択します。
- 移行後SQLスクリプト: デフォルトは「いいえ」で、実行するスクリプトを選択します。
- 移行の詳細:
- 「確認と送信」ページでは、移行に進む前にすべての情報を確認でき、必ず正しく移行されるようにするために検証テストを実行しレポートを表示できます。
Oracle Enterprise Manager 13.5リリース更新12 (13.5.0.12)以降では、TTS移行を開始する前に、移行前分析を実行できます。移行アクティビティの入力を分析してレポートを表示するには、「移行準備状況チェック」ボタンをクリックします。
移行前レポートには次の情報が表示されます:
- 「サマリー」セクションには、分析のステータス、および推奨事項が表示されます。さらに詳細を確認するには、「データベースの詳細」および分析済表領域をクリックします。
- 重大度別の結果内訳には、検出された問題の数が、重大度別にグループ化されて棒グラフで表示されます。これらは、最も深刻なものから問題のないものまで左から右に提示されます。
- 失敗: 選択したソース・データベースと宛先データベースは互換性がないか、移行に適していないため、変更する必要があるか、内部エラーのために特定の検証を完了できませんでした。
- アクション必須: 検証に失敗しました。問題を確認して解決するアクションを実行します。発行前に問題が修正されていない場合、移行は失敗します。
- レビュー必須: 警告メッセージを確認し、必要に応じて処理を実行して修正します。移行が影響を受ける可能性があります。
- レビュー推奨: 情報メッセージで、読み取って確認します。
- 合格: 検証に成功しました。移行を続行できます。
- 下部のセクションには結果の詳細が表示されます。問題の詳細を表示するには、特定の重大度フィールドから矢印をクリックして各フィールドを展開します。問題について具体的詳細を表示するには、矢印をクリックしてその問題の詳細を展開します。
移行前レポートで表示されたすべての問題を解決したら、「発行」をクリックして移行します。
- ポップアップでは、移行を即時に開始するか、後で開始するかを確認する必要があります(移行が開始される日時が必要です)。
「発行」をクリックします。
マルチフェーズ・トランスポータブル表領域の移行の完了
「バックアップの作成」移行を送信した後、増分バックアップを実行するか、マルチフェーズ移行を完了できます。
- バックアップが完了したら、メイン・メニュー・バーから「エンタープライズ」をクリックし、「移行および統合」、「データベース移行ワークベンチ」の順に選択して、「データベースの移行」画面をロードします。
- 移行アクティビティ・ページで、赤い感嘆符アイコンを探し、「ステータス」をユーザー・アクション待ちとして確認します。保留中のアクションを含む移行アクティビティの左側にあるアクション・メニューに移動し、完全移行を選択します。ポップアップでは、次のことを確認する必要があります。
- バックアップの更新: 増分バックアップを取得します。
ノート:
初期バックアップ以降にデータベースで重大な更新が行われている場合は、このオプションを選択することをお薦めします。これにより、ダウンタイムを発生させることなく、データベースの増分バックアップが行われます。 - 完全移行: 最終的なバックアップおよび完全移行を実行します。このステップでは、増分バックアップとメタデータのエクスポート/インポートが宛先データベースに実行されます。完全移行によって表領域が読取り専用モードに設定されるため、スケジュール済メンテナンス期間で最終ステップをトリガーすることをお薦めします。
ノート:
完全移行では、データのエクスポートおよびインポート中に表領域が読取り専用モードに設定されます。
- バックアップの更新: 増分バックアップを取得します。
- 移行アクティビティ・ページで、左側の矢印を展開して、実行された追加の増分バックアップとそのステータスを表示します。
- 増分バックアップには、増分データベース移行WD MM DD YYYY HH:MM:SS UTCというラベルが付けられます。
- 完全移行には、最終データベース移行WD MM DD YYYY HH:MM:SS UTCというラベルが付けられます
- ステップ2と3を繰り返して、追加の増分のバックアップの更新および完全移行を実行します。
選択した表領域のみの移行
このオプションでは、選択した表領域のみが移行されます。このオプションでは、移行するデータベースの特定の部分のみを使用できます。表領域は、依存関係がある場合に選択した順序で移行されます。
ノート:
完全移行およびマルチフェーズ移行オプションは、選択した表領域のみを使用して実行することもできます。- メイン・メニュー・バーから「エンタープライズ」をクリックし、「移行および統合」、「データベース移行ワークベンチ」の順に選択して、「データベースの移行」画面をロードします。
移行アクティビティの作成をクリックします。
- 名前アクティビティの下に移行名を入力します。「移行」で、「表領域」を選択します。
- 「ソース・データベースの選択」をバーでクリックし、データベースを選択するか、データベースを検索します。
移行するソース・データベースをクリックします。
- 「宛先データベースの選択」をバーでクリックし、データベースを選択するか、データベースを検索します。
移行先となる宛先データベースをクリックします。
- 「ソース・データベースの選択」をバーでクリックし、データベースを選択するか、データベースを検索します。
- 詳細の追加ページには、入力した情報のサマリーが表示されます。
- ソース: 情報が正しいことを確認し、エージェント・ホストの資格証明および「データベース資格証明」(優先または名前付き)を選択します。トランスポータブル表領域の移行では、データベース資格証明にSYSDBAを使用し、ホスト資格証明にOracleホーム所有者を使用します。
TDE対応データベースのウォレット・パスワードを入力します。
- 宛先: 情報が正しいことを確認し、「エージェント・ホスト資格証明」および「データベース資格証明」(優先または名前付き)を選択します。トランスポータブル表領域の移行では、データベース資格証明にSYSDBAを使用し、ホスト資格証明にOracleホーム所有者を使用します。
TDE対応データベースのウォレット・パスワードを入力します。
- アクション:
- 移行後にSQLチューニング・セット(STS)を実行するには、移行後のパフォーマンスの比較を選択します。
- 「ソース作業ディレクトリ」を入力し、デフォルトまたは選択したディレクトリを使用します。
- 「接続先の作業ディレクトリ」を入力し、デフォルトまたは選択したディレクトリを使用します。
- 宛先ストレージ・ディレクトリを入力します。サポートされているストレージは、ファイルシステムおよびOracle Automatic Storage Management (ASM)です。
- メタデータ・ダンプの暗号化パスワードを入力して確認します。
- ソース: 情報が正しいことを確認し、エージェント・ホストの資格証明および「データベース資格証明」(優先または名前付き)を選択します。トランスポータブル表領域の移行では、データベース資格証明にSYSDBAを使用し、ホスト資格証明にOracleホーム所有者を使用します。
- カスタマイズ・ページで、次のように設定します。
- 移行の詳細: 移行する表領域を選択します。
- 移行後のパフォーマンスの比較: 新しいSQLチューニング・セット(STS)を使用するか、既存のSQLチューニング・セットを使用してSTSの実行日数を設定します。
- カスタム・スクリプト: 移行に必要なカスタムの事前または事後スクリプトを入力します。これらのスクリプトは、事前にソフトウェア・ライブラリにアップロードする必要があります。
- スクリプトの場所: ソフトウェア・ライブラリ内の事前/事後スクリプトの場所。
- 移行前スクリプト: デフォルトは「いいえ」で、実行するスクリプトを選択します。
- 移行後スクリプト: デフォルトは「いいえ」で、実行するスクリプトを選択します。
- 移行後SQLスクリプト: デフォルトは「いいえ」で、実行するスクリプトを選択します。
- 「確認と送信」ページでは、移行に進む前にすべての情報を確認でき、必ず正しく移行されるようにするために検証テストを実行しレポートを表示できます。
Oracle Enterprise Manager 13.5リリース更新12 (13.5.0.12)以降では、TTS移行を開始する前に、移行前分析を実行できます。移行アクティビティの入力を分析してレポートを表示するには、「移行準備状況チェック」ボタンをクリックします。
移行前レポートには次の情報が表示されます:
- 「サマリー」セクションには、分析のステータス、および推奨事項が表示されます。さらに詳細を確認するには、「データベースの詳細」および分析済表領域をクリックします。
- 重大度別の結果内訳には、検出された問題の数が、重大度別にグループ化されて棒グラフで表示されます。これらは、最も深刻なものから問題のないものまで左から右に提示されます。
- 失敗: 選択したソース・データベースと宛先データベースは互換性がないか、移行に適していないため、変更する必要があるか、内部エラーのために特定の検証を完了できませんでした。
- アクション必須: 検証に失敗しました。問題を確認して解決するアクションを実行します。発行前に問題が修正されていない場合、移行は失敗します。
- レビュー必須: 警告メッセージを確認し、必要に応じて処理を実行して修正します。移行が影響を受ける可能性があります。
- レビュー推奨: 情報メッセージで、読み取って確認します。
- 合格: 検証に成功しました。移行を続行できます。
- 下部のセクションには結果の詳細が表示されます。問題の詳細を表示するには、特定の重大度フィールドから矢印をクリックして各フィールドを展開します。問題について具体的詳細を表示するには、矢印をクリックしてその問題の詳細を展開します。
移行前レポートで表示されたすべての問題を解決したら、「発行」をクリックして移行します。
- ポップアップでは、移行を即時に開始するか、後で開始するかを確認する必要があります(移行が開始される日時が必要です)。
「発行」をクリックします。
REST APIを使用した移行
このトピックでは、REST APIを介してデータベース、スキーマまたはトランスポータブル表領域を移行するために必要なステップの概要を示します。
- データ・ポンプでの移行のREST API
- REST APIの使用によるトランスポータブル表領域の移行
ノート:
トランスポータブル表領域の移行は、Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新5 (13.5.0.5)以降で使用できます。
データ・ポンプでの移行のREST API
データ・ポンプは、データベース間でデータおよびメタデータを移動するエクスポートおよびインポート方法を提供します。使用可能な、データ・ポンプでの移行のREST APIを次に一覧で示します。
全データベースのデータ・ポンプでのREST APIによる移行
次に、REST APIの使用による全データベースのデータ・ポンプでの移行のサンプル・コードを示します。
データ・ポンプを使用した完全移行操作の実行
データ・ポンプ方式を使用して完全移行を実行するには、次のRESTリクエストを使用します。このサンプル・コードは、オンプレミス・データベースからクラウド・データベースにデータをロードします。ノート:
- データ・ポンプ・エクスポートおよびインポートの名前付き資格証明として
SYSDBA
を使用しないでください。SYSDBA
は、Oracleテクニカル・サポートからリクエストされた場合のみ使用してください。 POST
は、OMSでホストからファイルをプルする場合に使用できます。ホストは、Enterprise Managerで検出される必要があります。
機能 | 説明 |
---|---|
リクエスト・メソッド | POST |
URI |
|
ヘッダー |
|
ペイロード |
|
レスポンス | { "statusCode": 200, "status": "SUCCESS", "message": "....", "submissionName": ".....", "submissionBy": "SYSMAN", "submissionId": "<Unique Submission ID>", "executionId": "<Unique Execution ID>", "uiActivityUrl": "/em/faces/core-jobs-procedureExecutionTracking?executionGUID=<Submission ID>", "restActivityUrl": "/em/websvcs/restful/db/migration/activities/<Submission ID>" } |
REST APIを使用したスキーマの移行
次に、REST APIを使用したスキーマ移行のREST APIサンプル・コードを示します
データ・ポンプを使用した完全移行操作の実行
データ・ポンプ方式を使用してスキーマ移行を実行するには、次のRESTリクエストを使用します。このサンプル・コードは、オンプレミス・データベースからクラウド・データベースにデータをロードします。ノート:
- データ・ポンプ・エクスポートおよびインポートの名前付き資格証明として
SYSDBA
を使用しないでください。SYSDBA
は、Oracleテクニカル・サポートからリクエストされた場合のみ使用してください。 POST
は、OMSでホストからファイルをプルする場合に使用できます。ホストは、Enterprise Managerで検出される必要があります。
機能 | 説明 |
---|---|
リクエスト・メソッド | POST |
URI |
|
ヘッダー |
|
ペイロード |
|
レスポンス | { "statusCode": 200, "status": "SUCCESS", "message": "....", "submissionName": ".....", "submissionBy": "SYSMAN", "submissionId": "<Unique Submission ID>", "executionId": "<Unique Execution ID>", "uiActivityUrl": "/em/faces/core-jobs-procedureExecutionTracking?executionGUID=<Submission ID>", "restActivityUrl": "/em/websvcs/restful/db/migration/activities/<Submission ID>" } |
REST APIの使用によるトランスポータブル表領域の移行
トランスポータブル表領域は、元のターゲット・データベースを保持しながら、ソース・データベースの増分バックアップから複製データベースを作成するための、ほぼゼロのダウンタイム(NZDT)の方法を提供します。
ノート:
移行ワークベンチのトランスポータブル表領域の移行は、Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新5 (13.5.0.5)以降で使用できます。移行ワークベンチでは、Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新10 (13.5.0.10)以降、オンプレミスからオンプレミスへの移行およびオンプレミスからPDBへのトランスポータブル表領域移行をサポートできます。
移行前アナライザ(移行準備状況チェック)は、Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新15 (13.5.0.15)以降、トランスポータブル表領域デプロイメント・プロシージャの一部として実行されます。
REST APIの使用によるトランスポータブル表領域移行の検証
トランスポータブル表領域の移行を実行する前に、まず検証を実行することをお薦めします。
トランスポータブル表領域の移行の検証
機能 | 説明 |
---|---|
リクエスト・メソッド | POST |
URI |
|
ヘッダー |
|
リクエスト |
|
レスポンス |
|
トランスポータブル表領域の検証結果
トランスポータブル表領域の移行検証の結果を確認するには、次のコマンドを実行します。
機能 | 説明 |
---|---|
リクエスト・メソッド | POST |
URI |
|
ヘッダー |
|
ペイロード |
|
レスポンス | "status": "SUCCESS", "description": " Database is not standby(which is valid),Database is valid container database,Database is in archive mode (which is valid),Database has primary role (which is valid)", "name": "Destination database status validation" }, { "id": "DESTINATION_WORKING_DIRECTORY_VALIDATION", "status": "SUCCESS", "description": " Working directory is validated successfully", "name": "Destination working directory validation" }, { "id": "DESTINATION_DISK_SPACE_VALIDATION", "status": "SUCCESS", "description": " \n \tINFORMATION : /scratch/ has enough space. Required space is 7020 MB , available space is 199805 MB.", "name": "Destination target disk space validation" }, { "id": "DESTINATION_TARGET_PRIVILEGES_VALIDATION", "status": "SUCCESS", "description": " User has VIEW_TARGET privilege,User has CONNECT_TARGET privilege,User has CONFIGURE_TARGET privilege,User has GET_CREDENTIAL privilege for oracle_database,User has PERFORM_OPERATION privilege,User has GET_CREDENTIAL privilege for host,User has ORACLE_HOME_OWNER privilege", "name": "Destination target privilege validation" }, { "id": "SOURCE_DATABASE_ENCRYPTION_VALIDATION", "status": "SUCCESS", "description": " Database is not encrypted (which is valid)", "name": "Source database encryption validation" }, { "id": "DESTINATION_DATABASE_ENCRYPTION_VALIDATION", "status": "SUCCESS", "description": " Database is not encrypted (which is valid)", "name": "Destination database encryption validation" }, { "id": "COMPATIBILITY_VALIDATION", "status": "SUCCESS", "description": " Source & Destination database are compatible", "name": "Compatibility validation" }, { "id": "PDB_VALIDATION", "status": "SUCCESS", "description": " PDB name is valid", "name": "PDB validation" }, { "id": "DESTINATION_SPA_VALIDATION", "status": "SUCCESS", "description": " Database user has all the required privileges(s) for analysing performance using SPA", "name": "Destination database SPA validation" }, { "id": "STORAGE_VALIDATION", "status": "SUCCESS", "description": " Storage validation successfull", "name": "Storage validation" } ], "totalValidation": 20, "successValidation": 20, "validationPerformed": 20, "skippedValidation": 0, "failedValidation": 0, "ignorableValidation": 0, "warningValidation": 0, "status": "COMPLETED" } |
REST APIの使用によるトランスポータブル表領域の完全移行
次に、REST APIの使用によるトランスポータブル表領域の完全移行のサンプル・コードを示します。トランスポータブル表領域の移行を実行する前に、まず結果を検証および分析することをお薦めします。
トランスポータブル表領域の移行の実行
Enterprise Manager 13cリリース5更新5 (13.5.0.5)以降、移行ワークベンチを使用して表領域の移行を実行できるようになりました。
機能 | 説明 |
---|---|
リクエスト・メソッド | POST |
URI |
|
ヘッダー |
|
リクエスト |
|
レスポンス |
|
トランスポータブル表領域のマルチフェーズ移行のREST API
トランスポータブル表領域の移行は、増分バックアップを使用して実行することもできるため、移行をより詳細に制御できます。
TTSマルチフェーズ移行では、初期バックアップを実行したり、アクションINCREMENTAL_ROLLFORWARD
をリクエストして増分バックアップ用に別の時点に戻ったり、アクションFINAL_CUTOVER
をリクエストして最終移行ステップを開始したりできます。
この機能は、Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新7 (13.5.0.7)以降で使用可能です。これは、増分バックアップ用のサンプルREST APIです。
TTS増分バックアップ
機能 | 説明 |
---|---|
リクエスト・メソッド | POST |
URI |
|
ヘッダー |
|
リクエスト |
|
レスポンス |
|
トランスポータブル表領域の移行の完了
1つ以上の増分バックアップを実行した後、このREST APIコード・サンプルを使用して移行をファイナライズします。このステップでは、増分バックアップとメタデータのエクスポート/インポートが宛先データベースに実行されます。完全移行によって表領域が読取り専用モードに設定されるため、スケジュール済メンテナンス期間で最終ステップをトリガーすることをお薦めします。
機能 | 説明 |
---|---|
リクエスト・メソッド | POST |
URI |
|
ヘッダー |
|
リクエスト |
|
レスポンス |
|
REST APIによるトランスポータブル表領域のみの移行
トランスポータブル表領域の移行では、表領域のみの移行を実行できます。対象はすべての表領域でも、それらの中から選択したもののみでもかまいません。
ノート:
完全移行およびマルチフェーズ移行オプションは、選択した表領域のみを使用して実行することもできます。tableSpaceList
パラメータを追加します。次のサンプル・コードは、表領域のみの移行の例です:
機能 | 説明 |
---|---|
リクエスト・メソッド | POST |
URI |
|
ヘッダー |
|
リクエスト |
|
レスポンス |
|
トランスポータブル表領域の検証結果
トランスポータブル表領域の移行検証の結果を確認するには、次のコマンドを実行します。
機能 | 説明 |
---|---|
リクエスト・メソッド | POST |
URI |
|
ヘッダー |
|
ペイロード |
|
レスポンス | "status": "SUCCESS", "description": " Database is not standby(which is valid),Database is valid container database,Database is in archive mode (which is valid),Database has primary role (which is valid)", "name": "Destination database status validation" }, { "id": "DESTINATION_WORKING_DIRECTORY_VALIDATION", "status": "SUCCESS", "description": " Working directory is validated successfully", "name": "Destination working directory validation" }, { "id": "DESTINATION_DISK_SPACE_VALIDATION", "status": "SUCCESS", "description": " \n \tINFORMATION : /scratch/ has enough space. Required space is 7020 MB , available space is 199805 MB.", "name": "Destination target disk space validation" }, { "id": "DESTINATION_TARGET_PRIVILEGES_VALIDATION", "status": "SUCCESS", "description": " User has VIEW_TARGET privilege,User has CONNECT_TARGET privilege,User has CONFIGURE_TARGET privilege,User has GET_CREDENTIAL privilege for oracle_database,User has PERFORM_OPERATION privilege,User has GET_CREDENTIAL privilege for host,User has ORACLE_HOME_OWNER privilege", "name": "Destination target privilege validation" }, { "id": "SOURCE_DATABASE_ENCRYPTION_VALIDATION", "status": "SUCCESS", "description": " Database is not encrypted (which is valid)", "name": "Source database encryption validation" }, { "id": "DESTINATION_DATABASE_ENCRYPTION_VALIDATION", "status": "SUCCESS", "description": " Database is not encrypted (which is valid)", "name": "Destination database encryption validation" }, { "id": "COMPATIBILITY_VALIDATION", "status": "SUCCESS", "description": " Source & Destination database are compatible", "name": "Compatibility validation" }, { "id": "PDB_VALIDATION", "status": "SUCCESS", "description": " PDB name is valid", "name": "PDB validation" }, { "id": "DESTINATION_SPA_VALIDATION", "status": "SUCCESS", "description": " Database user has all the required privileges(s) for analysing performance using SPA", "name": "Destination database SPA validation" }, { "id": "STORAGE_VALIDATION", "status": "SUCCESS", "description": " Storage validation successfull", "name": "Storage validation" } ], "totalValidation": 20, "successValidation": 20, "validationPerformed": 20, "skippedValidation": 0, "failedValidation": 0, "ignorableValidation": 0, "warningValidation": 0, "status": "COMPLETED" } |
EM CLIを使用した移行
migrate_db
とJSONファイルを使用して実行できます。
ノート:
Oracleデータベース13.3.2.0.0以降でmigrate_db
を使用して移行を試行する前に、パッチ12.1.0.2.210119がデプロイされていることを確認してください。
- データ・ポンプを使用した移行
- トランスポータブル表領域を使用した移行
ノート:
トランスポータブル表領域の移行は、Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新5 (13.5.0.5)以降で使用できます。
データ・ポンプを使用した移行
データ・ポンプは、データベース間でデータおよびメタデータを移動するエクスポートおよびインポート方法を提供します。次に、データ・ポンプを使用した使用可能な移行のリストを示します。
全データベースまたはスキーマを移行しようとする前に、クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)を実行することをお薦めします。詳細は、EM CLIを使用したCPAT分析の実行を参照してください。
EM CLIの使用による全データベースのデータ・ポンプでの移行
データベース全体をオンプレミスからオンプレミス、PDBまたはOracle Cloudに。
EM CLIの使用による全データベースのデータ・ポンプでの移行
emcli migrate_db
-file="/home/migrations/DB_Migration.JSON"
ファイルDB_Migration.JSON
には、次のパラメータが含まれます。{
"action": "MIGRATE",
"options": "SPA",
"type": "DATAPUMP"
"proxy":{ --> Required if you have a proxy connection setup
"host":"<proxy-host>",
"port":"<proxy-port>"
},
"source":[{
"databaseInfo":{
"targetName":"<db-pdb-target-name>",
"targetType":"<db-pdb-target-type>",
"dbCredName":"<db-cred-name:em-cred-owner>", --> If not provided, preferred credentials will be used
"hostCredName":"<host-cred-name:em-cred-owner>" --> If not provided, preferred credentials will be used
},
"export":{
"args":{
"LOGTIME":"ALL",
"METRICS":"YES",
"COMPRESSION":"ALL",
"COMPRESSION_ALGORITHM":"MEDIUM",
"KEEP_MASTER":"YES",
"PARALLEL":"1",
"directory":"<dump directory name>",
"EXCLUDE":"index,cluster,indextype,materialized_view,materialized_view_log,materialized_zonemap,db_link",
"ENCRYPTION":"ALL",
"ENCRYPTION_PASSWORD":"<Encryption Password>",
"ENCRYPTION_ALGORITHM":"AES128"
}
}
}],
"storage":{
"type":"OBJECTSTORE"
"useProxy": <boolean, true/false> --> If true, the proxy from main section will be used to upload objects to OCI Object store
"objectstore":{
"credName":".."
"baseUrl":"..",
"bucketName":".."
},
},
"destination":[{
"useProxy": <boolean, true/false> --> If true, the proxy from main section will be used to connect to ADB
"databaseInfo":{
"targetName":"<adb-target-name>",
"targetType":"<adb-target-type>",
"dbCredName":"<db-cred-name:em-cred-owner>", --> If not provided, preferred credentials will be used
"hostCredName":"<adb monitoring host-cred-name:em-cred-owner>" --> If not provided, preferred credentials will be used
"tdeWalletPassword": "<password>", --> TDE wallet password is required when a new PDB is created at the
destination
},
import": {
"args": {
"TABLE_EXISTS_ACTION": "SKIP",
"PARALLEL": "6",
"TRANSFORM": "SEGMENT_ATTRIBUTES:N,DWCS_CVT_IOTS:Y,CONSTRAINT_USE_DEFAULT_INDEX:Y",
"REMAP_TABLESPACE" : "<source_tablespace:target_tablespace> [, <source_tablespace:target_tablespace>, ...]"
"NOLOGFILE": "YES",
"DIRECTORY": "DATA_PUMP_DIR"
},
"dbOciAuthCred": "<cloud-cred-name:cloud-cred-owner>"
},
"tnsName": "<adb-service-name>",
"recomplieInvalidObjects": <true|false>, -->After migration recompiles all invalid objects within the migrated schemas
}],
"analyzePerformance": --optional
{
"useSPA": true/false,
"createSTS": true/false,
"usePreferredSTS”: true/false -->optional
"stsName": "stsname01" -->optional
"stsOwner": "stsOwnedSchema" -->optional
"stsOwner": "EXPUSER" -->optional
"baselineDurationDays": 7 -->optional, set duration for SPA to analyze
}
}
migrate_dbおよび移行に必要な許容パラメータの詳細は、Oracle Enterprise Managerコマンドライン・インタフェースのmigrate_dbを参照してください。
EM CLIの使用によるデータ・ポンプでのスキーマ移行
スキーマのみの移行。全データベースの移行を実行するときに必ず正しく移行されるようにするために、移行ワークベンチを使用して移行する場合はここから開始することをお薦めします。
EM CLIを使用した移行
emcli migrate_db
-file="/home/migrations/DB_Migration.JSON"
ファイルDB_Migration.JSON
には、次のパラメータが含まれます。{
"action": "MIGRATE",
"options": "SPA",
"type": "SCHEMA"
"proxy":{ --> Required if you have a proxy connection setup
"host":"<proxy-host>",
"port":"<proxy-port>"
},
"source":[{
"databaseInfo":{
"targetName":"<db-pdb-target-name>",
"targetType":"<db-pdb-target-type>",
"dbCredName":"<db-cred-name:em-cred-owner>", --> If not provided, preferred credentials will be used
"hostCredName":"<host-cred-name:em-cred-owner>" --> If not provided, preferred credentials will be used
},
"export":{
"args":{
"LOGTIME":"ALL",
"METRICS":"YES",
"COMPRESSION":"ALL",
"COMPRESSION_ALGORITHM":"MEDIUM",
"KEEP_MASTER":"YES",
"PARALLEL":"1",
"directory":"<dump directory name>",
"EXCLUDE":"index,cluster,indextype,materialized_view,materialized_view_log,materialized_zonemap,db_link",
"ENCRYPTION":"ALL",
"ENCRYPTION_PASSWORD":"<Encryption Password>",
"ENCRYPTION_ALGORITHM":"AES128"
}
}
}],
"storage":{
"type":"OBJECTSTORE"
"useProxy": <boolean, true/false> --> If true, the proxy from main section will be used to upload objects to OCI Object store
"objectstore":{
"credName":".."
"baseUrl":"..",
"bucketName":".."
},
},
"destination":[{
"useProxy": <boolean, true/false> --> If true, the proxy from main section will be used to connect to ADB
"databaseInfo":{
"targetName":"<adb-target-name>",
"targetType":"<adb-target-type>",
"dbCredName":"<db-cred-name:em-cred-owner>", --> If not provided, preferred credentials will be used
"hostCredName":"<adb monitoring host-cred-name:em-cred-owner>" --> If not provided, preferred credentials will be used
"tdeWalletPassword": "<password>", --> TDE wallet password is required when a new PDB is created at the
destination
},
import": {
"args": {
"TABLE_EXISTS_ACTION": "SKIP",
"PARALLEL": "6",
"TRANSFORM": "SEGMENT_ATTRIBUTES:N,DWCS_CVT_IOTS:Y,CONSTRAINT_USE_DEFAULT_INDEX:Y",
"REMAP_TABLESPACE" : "<source_tablespace:target_tablespace> [, <source_tablespace:target_tablespace>, ...]"
"NOLOGFILE": "YES",
"DIRECTORY": "DATA_PUMP_DIR"
},
"dbOciAuthCred": "<cloud-cred-name:cloud-cred-owner>"
},
"tnsName": "<adb-service-name>",
"recomplieInvalidObjects": <true|false>, -->After migration recompiles all invalid objects within the migrated schemas
}],
"analyzePerformance": --optional
{
"useSPA": true/false,
"createSTS": true/false,
"usePreferredSTS”: true/false -->optional
"stsName": "stsname01" -->optional
"stsOwner": "stsOwnedSchema" -->optional
"stsOwner": "EXPUSER" -->optional
"baselineDurationDays": 7 -->optional, set duration for SPA to analyze
}
}
migrate_dbおよび移行に必要な許容パラメータの詳細は、Oracle Enterprise Managerコマンドライン・インタフェースのmigrate_dbを参照してください。
トランスポータブル表領域を使用した移行
トランスポータブル表領域は、元のターゲット・データベースを保持しながら、ソース・データベースの増分バックアップから複製データベースを作成するための、ほぼゼロのダウンタイム(NZDT)の方法を提供します。
ノート:
移行ワークベンチのトランスポータブル表領域の移行は、Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新5 (13.5.0.5)以降で使用できます。移行ワークベンチでは、Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新10 (13.5.0.10)以降、オンプレミスからオンプレミスへの移行およびオンプレミスからPDBへのトランスポータブル表領域移行をサポートできます。
移行前アナライザ(移行準備状況チェック)は、Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新15 (13.5.0.15)以降、トランスポータブル表領域デプロイメント・プロシージャの一部として実行されます。
EM CLIの使用によるトランスポータブル表領域移行の検証
トランスポータブル表領域の移行を実行する前に、まず検証を実行することをお薦めします。
トランスポータブル表領域の移行の検証
emcli migrate_db
-file="/home/migrations/TTS_Migration.JSON"
ファイルTTS_Migration.JSON
には、次のパラメータが含まれます。{
"action": "VALIDATE",
"type": "ONLINE_TTS",
"source":[{
"databaseInfo":{
"targetName":"<source target name>",
"targetType":"<oracle_database>",
"dbCredName" : "<namedcred:owner>",
"hostCredName" : "<sourcehostcred:owner>"
"tdeWalletPassword": "<password>"
},
"stageDir":"<directory location in source host>",
"tableSpaceList":"<comma separated or empty>"
}],
"encryptionPassword": "<password>",
"destination":[{
"databaseInfo":{
"targetName" : "<destination target name>",
"targetType" : "<oracle_database>",
"dbCredName" : "<namedcred:owner>",
"hostCredName" : "<destinationhostcred:owner>",
"tdeWalletPassword": "<password>"
"newPdbInfo":{
"name":"<new pdb name>",
"adminUser":"<new pdb admin username>",
"adminPassword":"<new pdb admin username password>"
}
},
"stageDir":"<directory location in destination host>"
}],
"storage":{
"type":"<FILESYSTEM or ASM>",
"storageDir":"<directory location in destination host>",
"asmCredName":"asmCred:owner"
},
"analyzePerformance":{
"useSPA": false
}
"customScripts": {
"preMigrationScriptUrn": "<SWLIB URN>,
"postMigrationScriptUrn": "<SWLIB URN>",
"postMigrationSqlScriptUrn": "<SWLIB URN>"
}
}
トランスポータブル表領域検証結果の表示
emcli migrate_db
-file="/home/migrations/TTS_Verify.JSON"
ファイルTTS_Verify.JSON
には、次のパラメータが含まれます。{
"action": "VALIDATION_RESULTS",
"executionId": "<executionId>"
}
EM CLIの使用によるトランスポータブル表領域の完全移行
次に、EM CLIを使用したトランスポータブル表領域の移行の例を示します
emcli migrate_db
-file="/home/migrations/TTS_Migration.JSON"
ファイルTTS_Migration.JSON
には、次のパラメータが含まれます。{
"action": "MIGRATE",
"type": "ONLINE_TTS",
"source":[{
"databaseInfo":{
"targetName":"<source target name>",
"targetType":"<oracle_database>",
"dbCredName" : "namedcred:owner",
"hostCredName" : "sourcehostcred:owner"
"tdeWalletPassword": "<password>"
},
"stageDir":"<directory location in source host>",
"tableSpaceList":"<comma separated or empty>"
}],
"encryptionPassword": "<password>",
"destination":[{
"databaseInfo":{
"targetName" : "<destination target name>",
"targetType" : "<oracle_database>",
"dbCredName" : "namedcred:owner",
"hostCredName" : "destinationhostcred:owner",
"tdeWalletPassword": "<password>"
"newPdbInfo":{
"name":"<new pdb name>",
"adminUser":"<new pdb admin username>",
"adminPassword":"<new pdb admin username password>"
}
},
"stageDir":"<directory location in destination host>"
}],
"storage":{
"type":"FILESYSTEM or ASM",
"storageDir":"<directory location in destination host>",
"asmCredName":"<asmCred:owner>"
},
"analyzePerformance":{
"useSPA": false
}
"customScripts": {
"preMigrationScriptUrn": "<SWLIB URN>,
"postMigrationScriptUrn": "<SWLIB URN>",
"postMigrationSqlScriptUrn": "<SWLIB URN>"
}
}
migrate_dbおよび移行に必要な許容パラメータの詳細は、Oracle Enterprise Managerコマンドライン・インタフェースのmigrate_dbを参照してください。
EM CLIの使用によるトランスポータブル表領域のマルチフェーズ移行
トランスポータブル表領域の移行は、増分バックアップを使用して実行することもできるため、移行をより詳細に制御できます。
トランスポータブル表領域の移行は、増分バックアップを使用して実行することもできるため、移行をより詳細に制御できます。TTSマルチフェーズ移行では、初期バックアップを実行したり、アクションINCREMENTAL_ROLLFORWARD
をリクエストして増分バックアップ用に別の時点に戻ったり、アクションFINAL_CUTOVER
をリクエストして最終移行ステップを開始したりできます。
この機能は、Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新7 (13.5.0.7)以降で使用可能です。
EM CLIを使用したトランスポータブル表領域移行の増分バックアップ
emcli migrate_db
-file="/home/migrations/TTS_Migration.JSON"
ファイルTTS_Migration.JSON
には、次のパラメータが含まれます。{
"action": "INCREMENTAL_ROLLFORWARD",
"executionId": "<Execution Id>"
}
EM CLIを使用したトランスポータブル表領域の移行のファイナライズ
emcli migrate_db
-file="/home/migrations/TTS_Migration.JSON"
ファイルTTS_Migration.JSON
には、次のパラメータが含まれます。{
"action": "FINAL_CUTOVER",
"executionId": "<Execution Id>"
}
ノート:
親移行のexecutionId
を入力します。
migrate_dbおよび移行に必要な許容パラメータの詳細は、Oracle Enterprise Managerコマンドライン・インタフェースのmigrate_dbを参照してください。
EM CLIの使用によるトランスポータブル表領域のみの移行
トランスポータブル表領域の移行を実行する前に、まず検証を実行することをお薦めします。
トランスポータブル表領域のみの移行
ノート:
完全移行およびマルチフェーズ移行オプションは、選択した表領域のみを使用して実行することもできます。emcli migrate_db
-file="/home/migrations/TTS_Migration.JSON"
ファイルTTS_Migration.JSON
には、次のパラメータが含まれます。{
"action": "MIGRATE",
"type": "ONLINE_TTS",
"source":[{
"databaseInfo":{
"targetName":"<source target name>",
"targetType":"<oracle_database>",
"dbCredName" : "<namedcred:owner>",
"hostCredName" : "<sourcehostcred:owner>"
"tdeWalletPassword": "<password>"
},
"stageDir":"<directory location in source host>",
"tableSpaceList":"<tablespace list comma separated"
}],
"encryptionPassword": "<password>",
"destination":[{
"databaseInfo":{
"targetName" : "<destination target name>",
"targetType" : "<oracle_database>",
"dbCredName" : "<namedcred:owner>",
"hostCredName" : "<destinationhostcred:owner>",
"tdeWalletPassword": "<password>"
"newPdbInfo":{
"name":"<new pdb name>",
"adminUser":"<new pdb admin username>",
"adminPassword":"<new pdb admin username password>"
}
},
"stageDir":"<directory location in destination host>"
}],
"storage":{
"type":"<FILESYSTEM or ASM>",
"storageDir":"<directory location in destination host>",
"asmCredName":"asmCred:owner"
},
"analyzePerformance":{
"useSPA": false
}
"customScripts": {
"preMigrationScriptUrn": "<SWLIB URN>,
"postMigrationScriptUrn": "<SWLIB URN>",
"postMigrationSqlScriptUrn": "<SWLIB URN>"
}
}
トランスポータブル表領域検証結果の表示
emcli migrate_db
-file="/home/migrations/TTS_Verify.JSON"
ファイルTTS_Verify.JSON
には、次のパラメータが含まれます。{
"action": "VALIDATION_RESULTS",
"executionId": "<executionId>"
}