2 Apache Tomcatターゲットの検出

この章では、Enterprise Manager Cloud Controlを使用してApache Tomcatターゲットを検出する方法について説明します。

この項の内容は次のとおりです。

Apache Tomcatターゲットの検出

プラグインが正常にデプロイできたら、次のステップに従って、プラグイン・ターゲットをCloud Controlに追加します。これにより、ターゲットが集中的な監視および管理の対象になります。

  1. Enterprise Manager Cloud Controlにログインします。
  2. 「設定」「ターゲットの追加」、最後に「ターゲットの手動追加」の順にクリックします。
  3. 「ターゲット監視プロパティを指定して非ホスト・ターゲットを追加」を選択します。「ターゲット・タイプ」ドロップダウンから、ターゲット・タイプとしてApache Tomcatを選択します。「手動追加」をクリックします。
  4. Apache Tomcatの追加ページで、プロパティに次の情報を入力します。
    • ホスト: Apache Tomcatインスタンスのホスト。このプロパティは必須です。
    • JMXポート番号: リモートJMXポート。このプロパティは必須です。
    • JMXユーザー名: JMXについて認証が有効になっている場合に必要です。
    • JMXパスワード: JMXについて認証が有効になっている場合に必要です。
    • 通信プロトコル: リモートJMXクライアントによって使用される通信プロトコル。リモートJMXの実装が変更された場合以外は、指定されたデフォルト値を変更しないでください。
    • サービス名: JMXサービス名。リモートJMXの実装が変更された場合以外は、指定されたデフォルト値を変更しないでください。
    • SSLトラスト・ストア: Apache TomcatについてSSLが有効になっている場合に必要です。
    • SSLトラスト・ストアJMXパスワード: Apache TomcatについてSSLが有効になっている場合に必要です。
    • Apache Tomcatバージョン: Apache Tomcatのバージョン(7.0、6.0、5.5.23など)。このプロパティは必須で、監視や収集の対象となるパフォーマンス・メトリックを判断するために使用されます。

    ノート:

    通信プロトコルとサービス名のデフォルト値は、リモートJMXの実装が変更された場合以外には変更しないでください。

プラグインをデプロイし、環境内で監視する1つ以上のターゲットを構成したら、次はプラグインの監視設定をカスタマイズできます。具体的には、使用する環境の特別な要件に合わせて、メトリックの収集間隔やしきい値の設定を変更できます。メトリックの収集を1つ以上無効にした場合、メトリックなどに関するレポートに影響を与える可能性があります。

プラグインの検査および検証

プラグインがデータの収集を開始するまで数分間待機したら、次のステップを実行して、プラグイン・ターゲットがCloud Controlで適切に監視されているかどうかを確認および検証します。

  1. エージェントのホームページで、「監視ターゲット」表からApache Tomcatターゲット・リンクをクリックします。

    Apache Tomcatのホームページが表示されます。

  2. 「アラート」セクションに、メトリック収集エラーが報告されていないことを確認します。
  3. 「レポート」プロパティ・ページを選択して、レポートが表示されていること、およびエラーが報告されていないことを確認します。