Zero Data Loss Recovery Appliance管理パックの機能
トピック:
データベース・フリート・バックアップ資格証明の前提条件
データベース・フリート・バックアップの構成およびスケジューリング操作では、データベースおよびオペレーティング・システム・レベルで構成タスクとバックアップ・タスクを実行するために、データベース・ユーザーとホスト・ユーザーの両方の資格証明が必要です。Enterprise Managerの名前付き資格証明または優先資格証明のいずれかを使用できますが、これらの操作を実行する前に構成する必要があります。名前付き資格証明および優先資格証明を管理するには、『Cloud Controlセキュリティ・ガイド』の「ターゲット資格証明の構成と使用」を参照してください。
バックアップの構成およびスケジューリング操作の特定のユーザー要件は次のとおりです:
- データベース・ユーザーには、SYSDBAまたはSYSBACKUPロールが必要です。
- ホスト(オペレーティング・システム)ユーザーには、データベースのOracleホームに対する書込み権限と実行権限が必要です。
名前付き資格証明を使用するには、次を作成します:
- データベース資格証明: 操作内のすべてのデータベースについて前述の要件を満たすデータベース・ユーザーを指定する、グローバル・スコープ(つまり、すべてのデータベース・ターゲットに適用可能)のデータベース名前付き資格証明。
- ホスト資格証明: 操作内のすべてのデータベースについて前述の要件を満たすオペレーティング・システム・ユーザーを指定する、グローバル・スコープ(つまり、すべてのデータベース・ターゲットに適用可能)のデータベース・ホスト名前付き資格証明。
あるいは、優先資格証明を使用できます。優先資格証明はグローバルに構成することも、個々のデータベースごとに構成することもできるため、すべてのデータベースに対して単一の資格証明を使用できない場合にお薦めします。優先資格証明を使用するには、次を構成します:
- データベース資格証明: 資格証明セット・タイプ「SYSDBAのデータベース資格証明」のデフォルトまたはターゲット(データベースごと) (あるいはその両方)の優先資格証明
- ホスト資格証明: 資格証明セット・タイプ「データベース・ホスト資格証明」のデフォルトまたはターゲット(データベースごと) (あるいはその両方)の優先資格証明
リカバリ・アプライアンスへのフリート・バックアップの構成およびスケジュールにおけるグループの使用
「リカバリ・アプライアンスへのフリート・バックアップの構成」ウィザードは、Oracle Enterprise Managerグループ・ターゲットに対して実行できます。グループ内のすべてのデータベースが、選択したリカバリ・アプライアンスにバックアップするように構成されます。これは、Oracle Enterprise Managerグループがデータベース・ターゲットのグループ化および管理にすでに使用されている場合に特に役立ちます。同じグループを使用して、データベースのバックアップをスケジュールできます。また、グループが動的グループの場合、フリート・バックアップ構成デプロイメント・プロシージャを繰返し実行するようにスケジュールでき、その後グループに加わる新しいデータベースは、次回のスケジュール済プロシージャの実装時に、自動的に処理され、バックアップ用に構成されます。同様に、データベースの構成後は、次回のスケジュール済のフリート・バックアップ・デプロイメント・プロシージャの実装時に自動的にバックアップされます。「タッチレス自動エンドツーエンド・データベース・フリート・バックアップ管理」を参照してください。
グループ・メンバーシップ基準:
次の図は、グループProdGroupを示しており、これはライフサイクル・ステータスが「本番」に設定されているすべてのクラスタ・データベースまたは単一インスタンス・データベースが含まれる動的グループです。

グループ・メンバー:
次の図は、ProdGroupに現在4つのデータベース・メンバーがあることを示しています:
