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4 IBM Netcool/OMNIbusへのイベントの転送

Oracle Enterprise Managerで生成または更新したイベントは、IBM Tivoli Netcool/OMNIbusコネクタを起動するルールを作成しないかぎり、Netcool/OMNIbusに転送されません。 ルールは、コネクタが起動される前に満たす必要のある条件を識別します。

次の各項では、ルールを作成または更新する方法について説明する手順を示します。

イベント・ルールの設定

この項では、Netcool/OMNIbusコネクタを起動する新しいルールをEnterprise Managerに作成する方法について説明します。

イベント・ルールを設定するには、次の手順を実行します。

  1. 「エンタープライズ・ルール・セットの作成」リソース権限と、イベントをNetcool/OMNIbusに転送するターゲットに対して少なくとも「表示」権限を持つユーザー・アカウントでEnterprise Manager Cloud Controlにログインします。

  2. 「設定」メニューで「インシデント」「インシデント・ルール」の順にクリックします。

  3. 新しいルールを追加できる既存のルール・セットを識別するか、または新しいルール・セットを次のように作成します。

    1. 「ルール・セットの作成」をクリックして、「ルール・セットの作成」ページを呼び出します。

    2. 名前と説明を入力して、「保存」をクリックします。

      「インシデント・ルール」ページが再度表示され、新しいルール・セットがリストされます。

  4. ルールの追加先のルール・セットをクリックし、「編集」をクリックします。

  5. 「ルール」タブをクリックし、「作成」をクリックします。

    「作成するルールのタイプを選択」ポップアップが表示されます。 次のように進むと、様々なルールとその使用方法に関する説明がウィザード・インタフェースに表示されます。 詳細は、Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイドの「インシデント管理」の章を参照してください。

  6. 「受信イベントおよびイベントの更新」を選択して、「続行」をクリックします。

    「イベントの選択」ページが表示されます。

  7. Netcool/OMNIbusに転送するイベントの条件を選択します。 新しいイベントが指定した基準と一致すると、ルールが呼び出されてイベントがNetcool/OMNIbusに送信されます。 「次」をクリックします。

    図4-1に示すように、「アクションの追加」ページが表示されます。

    図4-1 「アクションの追加」ページ


    アクションの追加ページ

  8. 「追加」をクリックします。

    図4-2に示すように、「条件付きアクションの追加」ページが表示されます。

    図4-2 「条件付きアクションの追加」ページ


    「条件付きアクションの追加」ページ

  9. 「イベント・コネクタに転送」セクションにリストされている1つ以上のコネクタ・インスタンスを選択し、>ボタンをクリックし、「続行」をクリックします。

    「アクションの追加」ページが再度表示され、新しいアクションがリストされます。

  10. 「次」をクリックします。

    「名前と説明の指定」ページが表示されます。

  11. ルールの名前と説明を入力し、「次」をクリックします。

    確認ページが表示されます。

  12. すべて正しく表示されたら、「続行」をクリックします。

    ルールが正しいルール・セットに追加されたことを示す情報ポップアップが表示されます。 新しく追加されたルールは、「保存」ボタンをクリックするまで保存されないことも示されます。

    必要に応じて、「戻る」をクリックしてルールを修正することもできます。

  13. 「保存」をクリックしてルール・セットに対する変更を保存します。

イベント・ルールが正常に作成されると、次のプロセスが発生します。

  1. ルールに示された基準ごとにイベントが作成されると、リクエストがNetcool/OMNIbusコネクタに送信されます。

  2. アラートがNetcool/OMNIbusコンソールで作成または更新されます。

  3. Enterprise Managerの「更新」タブでは、図4-3に示すように、イベントに対し、イベントが作成または更新されたことを示すコメントが注釈として付けられます。

    図4-3 イベント注釈


    イベント注釈

IBM Netcool/OMNIbusコンソールでのイベントの表示

イベントがIBM Netcool/OMNIbusに送信されたら、図4-4に示すように、IBM Netcool/OMNIbusコンソールにそれを表示できます。 次のようなイベント詳細がIBM Netcool/OMNIbusに送信されます。

  • イベントのクラスおよび名前。

  • ターゲット・タイプおよびターゲット名。

  • メッセージ。

  • 重大度。

  • Enterprise Managerのイベント詳細ページへのURL。

図4-4 IBM Netcool/OMNIbusコンソールのイベント詳細


IBM Netcool/OMNIbusコンソールのイベント詳細

Enterprise Managerでイベントを表示するには、イベントに記載されているURLをコピーし、ブラウザのアドレス・バーに貼り付けます。 Oracle Enterprise Managerへのログインが求められます。 ログインすると、図4-5に示すように、Oracle Enterprise Managerのイベント情報が表示されます。

図4-5 Oracle Enterprise Managerのイベント詳細


イベント詳細の例

IBM Netcool/OMNIbusに送信されるイベント情報を変更できます。また、イベント・テンプレートを変更して、Enterprise ManagerイベントとIBM Netcool/OMNIbusイベントとのマッピングを変更できます。

詳細は、イベント・テンプレートの使用を参照してください。