3 Oracle Exadata Database Machineコマンドライン・インタフェース・エラー・メッセージ
次の各トピックでは、DBMCLIコマンドライン・インタフェースに関連するエラー・メッセージを説明します。
3.1 DBM-00001からDBM-00500
- DBM-00011: 属性の最大長を超えています: {0}
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原因: 値が属性フィールドで許可されている長さを超えています。たとえば、
name
またはcomment
の属性値に入力するテキストは256文字未満にする必要があります。
- DBM-00036: 開始時間の書式が無効です。必要な形式は、yyyy_MM_ddTHH_mm_ssまたは'now'です。
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原因:
CREATE DIAGPACK
コマンドに、無効な時間書式が指定されました。
- DBM-00039: 一度に複数のパッケージを処理できません。ステータスを確認するには、'list diagpack'を使用します。
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原因: 前のコマンドがまだ処理されている間に、
CREATE DIAGPACK
コマンドが発行されました。
- DBM-00051: SNMP V3ユーザー定義{0}に、authProtocolとauthPasswordを含める必要があります。
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原因: ユーザー定義に
authProtocol
およびauthPassword
が含まれていませんでした。
- DBM-00052: SNMP V3ユーザー定義 {0} 認証パスワードは、8文字から12文字の半角英数文字を含む必要があります。プライバシ保護パスワードは、8文字の半角英数文字です。
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原因: パスワードに正しい文字数が含まれていませんでした。
- DBM-00054: SNMP V3ユーザー定義{0}に、privProtocolは含まれていますが、privPasswordは含まれていません。
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原因: ユーザー定義にパスワードが含まれていませんでした。
- DBM-00058: 繰り返されている属性が指定するディレクティブに含まれています: {0}。各ディレクティブでは、属性は1回の発生が許可されています。
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原因: ディレクティブ内で属性が繰り返されました。
- DBM-00059: snmpSubcriberディレクティブに無効なタイプが含まれます。タイプASR、V3およびV3ASRのみがサポートされています。デフォルトのタイプはV1です。
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原因:
snmpSubscriber
ディレクティブに無効タイプが含まれていました。
- DBM-00060: SNMP V3ユーザー定義{0}に、privPasswordは含まれていますが、privProtocolは含まれていません。
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原因: ユーザー定義にプロトコルが含まれていませんでした。
- DBM-00061: SNMP V3サブスクリプションで、SNMPユーザーを定義する必要があります。このユーザーは、snmpSubscriber属性に割り当てられたsnmpUserディレクティブが使用する名前で参照されます。
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原因:
snmpSubscriber
にはV3
またはv3ASR
タイプが指定されていましたが、snmpUser
属性が含まれていませんでした。
- DBM-00062: SNMPサブスクリプションはSNMPユーザー{0}を参照していますが、ユーザーが定義されていません。snmpUser属性の割当てを使用して、ユーザーを定義する必要があります。
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原因: サブスクリプションで参照されているSNMPユーザーが定義されていません。
- DBM-00065: このSNMPエンジンのIDを変更すると、既存のSNMPユーザーの定義が無効になります。ALTERコマンドを使用してSNMPユーザーを削除し、SNMPエンジンを変更してください。SNMPユーザー定義をもう1度作成する必要があります。
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原因: エンジンIDの変更が既存のユーザー定義に起因せずに実行されました。
- DBM-00066: このコマンドではパスワードを入力する必要がありますが、この入力を可能にする対話モードで実行されていません。
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原因: CLIが対話型モードで実行されていなかったため、コマンドが失敗しました。
- DBM-00072: SNMPコミュニティ名に空白または次の文字は使用できません: ='"\/<>
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原因: 指定されたsnmpSubscriber値に、許可されない文字が1つ以上使用されたコミュニティ名が含まれています。
- DBM-00073: SNMPSubscriberリストの次のエントリは、同じSNMPサブスクライバを指します: {0}
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原因: SNMPSubscriberリストに、重複するエントリが含まれています(同じタイプ、IP、ポート、コミュニティまたはユーザー名、およびasrmPort)。
- DBM-00074: ホストに対して指定されたループバックIPアドレスを持つタイプASRまたはV3ASRのSNMPサブスクリプションは許可されていません。
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原因: ホストにループバックIPアドレス(127.xで始まるIPアドレス、または
localhost
)を指定して、タイプがASRのSNMPSubscriberを作成しようとしました。
- DBM-00097: syslogFormat値には制御文字を含めることができません。制御文字が必要な場合は、先頭にバックスラッシュ('\')文字を付ける必要があります。
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原因: 指定されたsyslogFormat値に制御文字が含まれています。
- DBM-00098: 既存のsyslog構成が標準ではないため、syslogFormat属性を変更できません。Oracleサポート・サービスに問い合せてください。
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原因:
rsyslog.conf
ファイルが見つからないか、またはrsyslog.conf
ファイルに必要な形式が含まれていません。
- DBM-00099: RESTサービスを介したパスワードの変更は許可されていません。パスワードを変更するにはサーバー{0}の管理者に連絡してください。
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原因: RESTコマンドを発行してユーザー・パスワードを変更しようとしました。
- DBM-00100: pwdExpInDaysに対して指定されたユーザー・パスワード有効期限が無効です。有効期限は日単位で指定してください。たとえば、パスワードの有効期限を60日に設定するには、次のように指定します: alter [cell | dbserver] pwdExpInDays = 60
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原因: パスワードの有効期限に無効な値が指定されました。
- DBM-00101: pwdExpWarnInDaysに対して指定されたユーザー・パスワード有効期限の警告時間が無効です。有効期限の警告時間は日単位で指定してください。たとえば、パスワードの有効期限の警告時間を7日に設定するには、次のように指定します: alter [cell | dbserver] pwdExpWarnInDays= 7
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原因: パスワード警告の有効期限に無効な値が指定されました。
- DBM-00102: accountLockInDaysに対して指定されたユーザー・アカウント・ロック期間が無効です。アカウント・ロック期間は日単位で指定してください。たとえば、アカウント・ロック期間を7日に設定するには、次のように指定します: alter [cell | dbserver] accountLockInDays=7
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原因: accountLockInDaysに指定された値が無効です。
3.2 DBM-10001からDBM-10500
- DBM-10001: 無効な数値がpendingCoreCount属性に指定されました。有効な数値をX4-2アクティブ・コアに指定してください。(12、14、16、18、20、22、24)
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原因: ペンディング・コアに指定された数値が正しくありませんでした。
- DBM-10002: 無効な数値がpendingCoreCount属性に指定されました。有効な数値をX4-8アクティブ・コアに指定してください。(64、72、80、88、96、104、112、120)
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原因: ペンディング・コアに指定された数値が正しくありませんでした。
- DBM-10003: 無効な数値がpendingCoreCount属性に指定されました。有効な数値をX5-2アクティブ・コアに指定してください。(12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36)
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原因: ペンディング・コアに指定された数値が正しくありませんでした。
- DBM-10006: pendingCoreCountはX3-2、X4-2、X4-8、X5-2、X5-8、X6-2、X7-2、X7-8、X8-2またはX8-8でのみ変更できます。
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原因: このラックでは
activeCoreCount
属性を使用できませんでした。
- DBM-10014: iaasReason属性が、iaasIdleInUseをTRUEに設定するように指定されています。
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原因:
iaasIdleInUse
属性の設定の際に、iaasReason
属性が指定されませんでした。
- DBM-10016: IaaSは有効ではありません。iaasReason属性の設定を指定する必要はありません。
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原因: IaaSがシステムに対して有効ではないため、
iaasReason
属性を指定する必要はありません。
- DBM-10022: IaaSをサポートするには、{0}個以上の物理コアをアクティブにする必要があります。
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原因: アクティブ・コアが必要数よりも少ないマシンで、Infrastructure as a Service (IaaS)を有効にしようとしました。
- DBM-10023: 無効な数値がpendingCoreCount属性に指定されました。X5-8アクティブ・コアに有効な数(72、80、88、96、104、112、120、128、136、144)を指定してください。
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原因: ペンディング・コアに指定された数値が正しくありませんでした。
- DBM-10024: ALTER LUN REENABLEコマンドはコンピュート・サーバーではサポートされていません。
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原因: データベース・サーバー上で
ALTER LUN REENABLE
コマンドを入力しました。
- DBM-10025: ALTER PHYSICALDISK DROP FOR REPLACEMENTコマンドはコンピュート・サーバーではサポートされていません。
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原因: データベース・サーバー上で
ALTER PHYSICALDISK DROP FOR REPLACEMENT
コマンドを入力しました。
- DBM-10026: 無効な数値がpendingCoreCount属性に指定されました。X3-2アクティブ・コアに有効な数(8、12、16)を指定してください。
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原因: ペンディング・コアに指定された数値が正しくありませんでした。
- DBM-10027: システムから取得したサーバー・モデルが有効であるため、{0}属性を変更できません。Oracleサポート・サービスに問い合せてください。
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原因: サーバー構成に無効なサーバー・モデル値が含まれています。
- DBM-10028: 無効な数値がpendingCoreCount属性に指定されました。有効な数値をX6-2アクティブ・コアに指定してください(8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44)。
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原因: ペンディング・コアに指定された数値が正しくありませんでした。
- DBM-10030: 無効な数値がpendingCoreCount属性に指定されました。X7-2アクティブ・コアに有効な数(8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48)を指定してください。
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原因: ペンディング・コアに指定された数値が正しくありませんでした。
- DBM-10031: 無効な数値がpendingCoreCount属性に指定されました。X7-8アクティブ・コアに有効な数(56、64、72、80、88、96、104、112、120、128、136、144、152、160、168、176、184、192)を指定してください。
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原因: ペンディング・コアに指定された数値が正しくありませんでした。
- DBM-10032: 無効な数値がpendingCoreCount属性に指定されました。{0}から{1}の範囲の有効な数({0}の倍数)を指定してください。
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原因: ペンディング・コアに指定された数値が正しくありませんでした。