5.5 プロパティ・グラフ・データのテキスト索引付けの管理
Oracle Spatial and Graphプロパティ・グラフの索引付けのサポートにより、特定のキー/値またはキー/テキスト・ペア別に要素を高速に取得することを可能にします。このような索引は、要素タイプ(頂点またはエッジ)、キーのセット(および値)、および索引タイプに基づき作成されます。
Oracle Spatial and Graphでは、Oracle Databaseの機能であるOracle Text索引付けテクノロジの使用をサポートしています。
2種類の索引付け構造がサポートされています。
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自動テキスト索引は、プロパティ・キーのセット別に頂点またはエッジの自動索引付けを行います。この主な目的は、特定のキー/値のペアに基づく頂点およびエッジの問合せパフォーマンスを向上させることです。
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手動テキスト索引では、プロパティ・グラフの指定された頂点およびエッジのセットに対して複数の索引を定義できます。索引に含めるグラフ要素を指定する必要があります。
Oracle Spatial and Graphは、Oracle Databaseに格納されたプロパティ・グラフに対して手動および自動テキスト索引を作成するためのAPIを提供します。索引は、独自の検索および分析エンジンであるOracle Textを使用して管理されます。この節の続きでは、データ・アクセス・レイヤーのプロパティ・グラフ機能を使用してテキスト索引を作成する方法に焦点を当てます。
- プロパティ・グラフ・データのテキスト索引の作成
- プロパティ・グラフ・データの自動索引の使用
- プロパティ・グラフ・データの手動索引の使用
- プロパティ・グラフのテキスト索引を介した検索問合せの実行
- データ型の処理
- プロパティ・グラフ・データのテキスト索引の構成設定の更新
Oracleのプロパティ・グラフ・サポートでは、Oracle Textとの統合を介して手動および自動のテキスト索引を管理します。 - プロパティ・グラフ・データのテキスト索引でのパラレル問合せの使用
親トピック: プロパティ・グラフ・スキーマの使用