5 プロパティ・グラフ・スキーマの使用
この章では、Oracle Database環境でのプロパティ・グラフ・データの作成、格納、操作に関する概念および使用方法の情報を提供します。
次のいずれかの方法で、プロパティ・グラフを作成してOracle Databaseのプロパティ・グラフ・スキーマに格納できます。
CREATE PROPERTY GRAPH
文を使用して、これらのプロパティ・グラフ・スキーマ・オブジェクトを作成および移入しますOPG_APIS.CREATE_PG
を使用して、プロパティ・グラフ・スキーマ・オブジェクトを作成します。その後、SQLを使用するか、データ・アクセス・レイヤーAPIを使用して、データベース表からスキーマ・オブジェクトにデータをロードします。プロパティ・グラフ・スキーマによって、グラフを格納するための柔軟なスキーマ・オプションが提供されます。ノート:
元のデータベース表はそのまま残り、元の表からプロパティ・グラフ・スキーマ表にデータがコピーされます。
- Oracle Database用のプロパティ・グラフ・スキーマ・オブジェクト
プロパティ・グラフPL/SQLおよびJava APIは特別なOracle Databaseスキーマ・オブジェクトを使用します。 - データ・アクセス・レイヤー
- プロパティ・グラフの開始
次のステップに従い、プロパティ・グラフを開始します。 - プロパティ・グラフ・データに対するJava APIの使用
プロパティ・グラフの作成には、プロパティ・グラフおよびその中のオブジェクトを作成するためのJava APIの使用が含まれます。 - プロパティ・グラフ・データのテキスト索引付けの管理
Oracle Spatial and Graphプロパティ・グラフの索引付けのサポートにより、特定のキー/値またはキー/テキスト・ペア別に要素を高速に取得することを可能にします。このような索引は、要素タイプ(頂点またはエッジ)、キーのセット(および値)、および索引タイプに基づき作成されます。 - プロパティ・グラフ・データのアクセス制御(グラフレベルおよびOLS)
Oracle Graphでは、2つのアクセス制御およびセキュリティ・モデル(グラフ・レベルのアクセス制御、Oracle Label Security (OLS)との統合によるファイングレイン・セキュリティ)をサポートします。 - SQLベースのプロパティ・グラフの問合せおよび分析
SQLを使用して、Oracle Spatial and Graphのプロパティ・グラフ・データを問い合せることができます。 - RDFグラフでのプロパティ・グラフ・ビューの作成
Oracle Graphでは、プロパティ・グラフとしてRDFデータを表示し、Oracle Databaseに格納されたRDFグラフを介して、プロパティ・グラフ・ビューを作成することで、グラフの分析操作を実行できます。 - Oracleフラット・ファイル形式の定義
プロパティ・グラフは、頂点用の記述ファイルとエッジ用記述ファイルの2つのフラット・ファイルに定義できます。
親トピック: Oracleプロパティ・グラフ・スタート・ガイド