ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダーCLIのインストールおよび構成

次のプラットフォームがサポートされています。
インストールが完了したら、次の手順を実行します:

Mac OSXおよびLinuxの前提条件

ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダーCLIをローカル・システムにインストールする前に、前提条件をインストールする必要があります。

  • Docker v18.09.0以降
  • Docker Compose v1.23.0以降
  • Node v10.18.1以降(10.22.1でテスト済)
  • npm v6.x (6.13.4でテスト済)
  • Goチェーンコードを開発する場合は、Go v1.14をインストールする必要があります
  • アプリケーション・ビルダーの同期機能を使用する場合は、Gitをインストールし、ユーザー名と電子メールを次のように構成する必要があります。
    > git config --global user.name "<your_name>" 
    > git config --global user.email "<email>"

Oracle Blockchain Platformコンソールからブロックチェーン・アプリケーション・ビルダーCLIパッケージ(oracle-ochain-cli-1.0.0.tgz)をダウンロードする必要もあります。これは、ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダー・ペインの開発者ツール・タブにあります。

nvmを使用したNodeおよびnpmのインストール

nvmを使用してNodeおよびnpmをインストールすることをお薦めします。これにより、sudoを使用せずに追加のコマンドを実行できるようになります。
  1. nvmをインストールします:
    curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.35.3/install.sh | bash
  2. 次のコード・スニペットを~/.bash_profile~/.profile~/.bashrcまたは~/.zshrcに追加します。
    export NVM_DIR="$([ -z "${XDG_CONFIG_HOME-}" ] && printf %s "${HOME}/.nvm" || printf
    %s "${XDG_CONFIG_HOME}/nvm")"
    [ -s "$NVM_DIR/nvm.sh" ] && \. "$NVM_DIR/nvm.sh"
  3. オペレーティング・システムからログアウトし、再びオペレーティング・システムにログインします。
  4. nvmのインストールを確認します:
    nvm version
  5. Nodeおよびnpmをインストールします:
    nvm install 10.18.1
  6. nvmのデフォルトとしてNode 10.18.1を設定します:
    nvm alias default 10.18.1

Mac OSXまたはLinuxへのブロックチェーン・アプリケーション・ビルダーのインストール

Mac OSX

  1. XcodeまたはXCodeコマンドライン・ツール(xcode - select)をインストールします。
    sudo xcode-select –install
  2. ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダーをインストールします:
    npm install -g oracle-ochain-cli-1.4.0.tgz
Mac OS Catalinaでxcode-selectに問題が発生することがあります。これが発生した場合は、リセットして再起動します:
xcode-select –-reset
Oracle Enterprise Linux
  1. yumが更新され、カーネルに基づいて現在のリポジトリを指していることを確認します。この方法の詳細は、次の2つの記事を参照してください:
  2. 必要なライブラリをインストールします:
    sudo yum install gcc gcc-c++ docker-engine -y
  3. 現在のユーザーがDockerにアクセスできることを確認します:
    sudo groupadd docker
    sudo usermod -aG docker $USER
  4. Dockerサービスを有効にします:
    sudo systemctl enable docker
    sudo systemctl start docker
  5. ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダーをインストールします:
    npm install -g oracle-ochain-cli-1.4.0.tgz
  6. グループ・メンバーシップを有効にするには、現在のユーザーをログアウトして再度ログインします。

Windowsでの前提条件

ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダーCLIをローカル・システムにインストールする前に、前提条件をインストールする必要があります。

  • Docker Desktop for Windows v2.x (2.5.0.1でテスト済)。Dockerからプロンプトが表示されたら、ファイル共有権限を指定します(アプリケーション・ビルダーに必要)。
  • Node v10.18.1以降(10.22.1でテスト済)
  • npm v6.x (6.13.4でテスト済)
  • Perl v5.x (ActiveState Perl 5.28でテスト済)
  • 管理アクセス権のあるpowershellにWindowsビルド・ツールをインストールします。npm install --global windows-build-tools
  • Goスマート・コントラクトを開発する場合は、Go v1.14をインストールします
  • アプリケーション・ビルダーの同期機能を使用する場合は、Gitをインストールし、ユーザー名と電子メールを次のように構成する必要があります。
    > git config --global user.name "<your_name>" 
    > git config --global user.email "<email>"
  • OpenSSLをダウンロードおよびビルドします

OpenSSLのダウンロードおよびビルド

  1. https://www.openssl.org/source/old/1.0.2/openssl-1.0.2u.tar.gzからOpenSSLをダウンロードします
  2. tarballを解凍します。
  3. Visual C++ 2017/2019ネイティブ・ツールのコマンド・プロンプトを開きます。Windowsの検索バーで、x64 Native Tools Command Prompt for VSを検索します。
  4. 抽出したOpenSSLフォルダに移動します。管理者として次のコマンドを実行します:
    > perl Configure VC-WIN64A –prefix=C:\OpenSSL-Win64
    > ms\do_win64a
    > nmake -f ms\ntdll.mak          This can take up to 15 minutes to complete.
    > cd out32dll
    > ..\ms\test
    > cd ..
    > md C:\OpenSSL-Win64
    > md C:\OpenSSL-Win64\bin
    > md C:\OpenSSL-Win64\lib
    > md C:\OpenSSL-Win64\include
    > md C:\OpenSSL-Win64\include\openssl
    > copy /b inc32\openssl\* C:\OpenSSL-Win64\include\openssl
    > copy /b out32dll\ssleay32.lib C:\OpenSSL-Win64\lib
    > copy /b out32dll\libeay32.lib C:\OpenSSL-Win64\lib
    > copy /b out32dll\ssleay32.dll C:\OpenSSL-Win64\bin
    > copy /b out32dll\libeay32.dll C:\OpenSSL-Win64\bin
    > copy /b out32dll\openssl.exe C:\OpenSSL-Win64\bin
    > copy /b C:\OpenSSL-Win64\bin\libeay32.dll C:\Windows\System32\libeay32.dll
    > copy /b C:\OpenSSL-Win64\bin\ssleay32.dll C:\Windows\System32\ssleay32.dll

Windowsへのブロックチェーン・アプリケーション・ビルダーのインストール

すべての前提条件ソフトウェアをインストールしたら、ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダーをインストールします:
> npm install -g oracle-ochain-cli-1.x.x.tgz

インストールの検証

ターミナルで、ochain -vと入力します。出力には、ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダーCLIの使用方法、オプションおよびコマンドがリストされます。

チェーンコード・プロジェクトの実行の追加設定

Goプロジェクトを開発するには、GOPATH環境変数を設定する必要があります。これにより、Goはコードを実行するためにワークスペースを適切に検索できます。

LinuxおよびMac

GOPATHを設定する前に、$HOMEgo/フォルダがあることを確認します。そうでない場合は、ホーム・ディレクトリにgo/を作成します:
mkdir $HOME/go
~/.bash_profile~/.profile~/.bashrcまたは~/.zshrcファイルにこの変数を追加して、GOPATHを設定します。
export PATH=$PATH:/usr/local/go/bin
export GOPATH=$HOME/go
export PATH=$PATH:$GOPATH/bin
編集後、次のコマンドを実行して変更をただちに有効にします:
source ~/.bash_profile

または、/etc/bashrcファイルに前述の変数を追加して、この変更をシステム全体に適用することもできます。

Windows

ホーム・ディレクトリにgo/を作成します: C:\Users\<username>\go