ピア・ノードの管理

このトピックでは、ピア・ノードについて説明します。

ピア・ノードの構成の表示と編集

ピア・ノードの構成により、ネットワーク上でのノードの挙動や動作が決まります。

ノードの構成を変更できるのは管理者のみです。ユーザー権限がある場合、ノードの構成設定を表示できます。「ピア・ノードの属性」を参照してください。
  1. コンソールに移動し、ノード・タブを選択します。
  2. ノード・タブで、ノード表に移動し、構成情報の取得対象のピア・ノードを特定して、そのノードのその他のアクション・ボタンをクリックします。
  3. 構成オプションは、権限によって決まります。管理者の場合、「構成の編集」を探してクリックします。ユーザーの場合、「表示」を探してクリックします。
    構成ダイアログが表示されます。
  4. 管理者の場合は、必要に応じてノードの設定を変更します。
  5. 「送信」をクリックして構成の変更を保存するか、「X」をクリックして構成ダイアログを閉じます。
  6. ノードを再起動して変更内容を適用します。

ピア・ノードにインストールされているチェーンコードのリスト

ネットワーク内の特定のピア・ノードにインストールされているチェーンコードとそのバージョンのリストを表示できます。

表示されるはずのチェーンコードまたはチェーンコードのバージョンが表示されない場合は、チェーンコードをインストールするか、ピア・ノードにチェーンコードをアップグレードできます。チェーンコードをインストールまたはアップグレードするには、管理者である必要があります。
  1. コンソールに移動し、ノード・タブを選択します。
  2. ノード・タブで、情報を表示するピア・ノードの名前をクリックします。
    ノード情報ページが表示されます。
  3. チェーンコード・ペインをクリックして、選択したピア・ノードにインストールされているチェーンコードのリストを表示します。

ピア・ノードのヘルス情報の表示

ピア・ノードのメトリックを確認すると、ブロックチェーン・ネットワーク上でのノードの動作状況がわかります。この情報は、パフォーマンス上の問題の検出および診断に役立ちます。

ヘルスの概要ペインには、CPU使用率、メモリー使用率、エンドースされたユーザー・トランザクション、およびコミットされたユーザー・トランザクションといったパフォーマンス・メトリックが表示されます。
  1. コンソールに移動し、ノード・タブを選択します。
  2. ノード・タブで、ヘルス情報の表示対象のピア・ノードの名前をクリックします。
    ノード情報ページが表示されます。
  3. ヘルスの概要ペインをクリックして、ノードのパフォーマンス・メトリックを表示します。
    次の点に注意してください。
    • CPU使用率およびメモリー使用率が高すぎる場合、ピアがエンドースメント・リクエストで過負荷になっている可能性があります。別のピアを追加するか、エンドースメント・ポリシーの変更を検討してください。
    • ディスク使用率が高すぎると、台帳がノードに適切に格納されない場合があります。
    • エンドースされたユーザー・トランザクションおよびコミットされたユーザー・トランザクションのメトリックは、10分ごとに収集され、リフレッシュされます。表示されるカウントは累積です。
    • 使用率が一貫して高い場合は、オラクル社サポートにご連絡ください。

ピア・ノードのエクスポートとインポート

RESTプロキシを介してブロックチェーン・トランザクションを実行する場合は、参加者をネットワークに追加したら、そのピア・ノードをエクスポートしてファウンダにインポートする必要があります。

RESTプロキシのエンド・ポイント構成で両メンバーのピアについて把握する必要があるため、このエクスポートおよびインポート・ステップを実行する必要があります。このステップを完了したら、ファウンダおよび参加者のRESTプロキシ・ノードを更新してピアを追加し、リクエストをエンドースメント・ポリシーの要求に従ってルーティングできるようにする必要があります。
  1. 参加者のコンソールに移動し、ノード・タブを選択します。
  2. 「ピアのエクスポート/インポート」をクリックして「エクスポート」を選択します。
    ノードのエクスポート・ダイアログが表示されます。
  3. ピア・リスト・フィールドで、エクスポートするピア・ノードを選択します。「エクスポート」をクリックします。
    コンソールおよびREST APIによってエクスポートされたファイルは、同じコンポーネントによるインポートに対してのみ互換性があることに注意してください。つまり、コンソールで作成したエクスポート・ファイルは、REST APIを使用して正常にインポートできないということです。同様に、REST APIで作成したエクスポート・ファイルは、コンソールを使用して正常にインポートできないということです。
  4. インポートするには、ファウンダのOracle Blockchain Platformコンソールに移動してノード・タブを選択します。
  5. 「ピアのエクスポート/インポート」をクリックして「インポート」を選択します。
    リモート・ノードのインポート・ダイアログが表示されます。
  6. 「リモート・ノードの構成のアップロード」をクリックし、ノードの構成情報が含まれるJSONファイルを特定して選択します。通常、このファイルの名前は<instance name>-exported-nodes.jsonです。
    コンソールおよびREST APIによってエクスポートされたファイルは、同じコンポーネントによるインポートに対してのみ互換性があることに注意してください。つまり、コンソールで作成したエクスポート・ファイルは、REST APIを使用して正常にインポートできないということです。同様に、REST APIで作成したエクスポート・ファイルは、コンソールを使用して正常にインポートできないということです。
  7. 別のノード構成ファイルをインポート用にアップロードするには、プラス・アイコンをクリックします。
  8. 「インポート」をクリックします。
  9. ノードが正常に追加されたことを確認するには、次のようにします:
    • ファウンダのノード・タブに移動し、ノード表でインポートされたピア・ノードの名前を検索します。インポートされたノード・タイプはリモート・ピアであることに注意してください。リモート・ピアの構成情報は表示したり、編集できません。
    • ファウンダのネットワーク・タブに移動し、「トポロジ・ビュー」をクリックして、インポートされたピア・ノードの名前を探します。