20.1.20での変更点
Oracle NoSQL Databaseリリース20.1.20 Enterprise Editionで次の変更が行われました。
トピック
バグとパフォーマンスの修正
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LOG_FILE_NOT_FOUND例外が生成される可能性があるバグが修正されました。TTLが使用されていて、一部の行でTTLが時間単位で使用されその他の行で日単位で使用されている場合、またはTTLが更新されて単位が時間単位から日単位に変更されている場合、行が削除された後に例外が発生する可能性があります。この例外からリカバリするには、リストアが必要でした。
[KVSTORE-406] -
makebootconfigからDNSキャッシュTTLパラメータを設定すると、管理から"verify configuration"コマンドを実行したときに違反警告になる可能性がある問題が修正されました。問題は、SNがTTL設定値を正しく採用しているが、SNのデプロイメント中に管理が更新されず、不一致に関する違反警告が発生することです。警告は次のようになります。
[KVSTORE-373]Verify: sn1: Mismatch between metadata in admin service and sn1: Parameters in Admin database but not from configuration for service sn1: dnsCacheTTL=10
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互換性の問題が修正されました。この問題は、このパッチより前に19.5リリースから20.1リリースにアップグレードする際に、EndpointGroupStatsオブジェクトの互換性のない変更が原因で発生します。アップグレード中に問題が発生すると、管理で次のようなNullPointerExceptionおよびスタック・トレースが確認されます。
[KVSTORE-368]2020-06-02 09:23:12.398 UTC SEVERE - [admin1] Collector: exception when polling agentId: rg1-rn3 Exception: java.lang.NullPointerException at oracle.kv.impl.measurement.EndpointGroupStats.getFormattedStats( EndpointGroupStats.java:95) at oracle.kv.impl.measurement.EndpointGroupStats.getFormattedStats( EndpointGroupStats.java:88) at oracle.kv.impl.monitor.views.PerfView.displayConciseStats( PerfView.java:172) at oracle.kv.impl.monitor.views.PerfView.applyNewInfo(PerfView.java:136)
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同じキーに対する同時削除リクエストで削除操作がデッドロックする可能性がある問題が修正されました。
[KVSTORE-272] -
レプリケーション・ノード、アービタ・ノードおよび管理ノードのJVMコマンドライン・パラメータをユーザーが変更できるようにするために、新しいパラメータjavaRnParamsOverride、javaAnParamsOverrideおよびjavaAdminParamsOverrideが追加されました。ユーザーは、個々のサービスに対してこれらのパラメータを設定できます。また、関連付けられたサービス・タイプの将来のインスタンスに適用するポリシー設定を作成することもできます。今後、ユーザーはjavaMiscParamsパラメータではなく、これらの新しいパラメータを設定する必要があります。これは、システムでの使用のために予約されていると見なす必要がありますが、古いパラメータは互換性のために古いストアで引き続きサポートされています。
[KVSTORE-277] -
以前のバージョンのストアで使用した場合の20.1クライアントの非互換性が修正されました。このバグにより、java.lang.UnsupportedOperationExceptionで表関連のコールが失敗します。
[KVSTORE-416]