ケース1: リアルタイム・モードでの1つのソース・データベースからのキャプチャ

この例では、ダウンストリーム・マイニング・データベースDBMSCAPにExtractをデプロイして、ソース・データベースDBMS1から変更をキャプチャします。

例では、必要なスタンバイREDOログ・ファイルをダウンストリーム・デプロイ用のExtractの構成に記載されているように作成してあるものとします。

次のユーザーが存在するものとします。

  • DBMS1にユーザーGGADM1。Extractはこの資格証明を使用して、DBMS1からデータとメタデータをフェッチします。このユーザーはOracle GoldenGate資格証明ストアにggadm1のエイリアスを持っており、ggadm1@dbms1としてログインします。 DBMS_GOLDENGATE_AUTH.GRANT_ADMIN_PRIVILEGE()プロシージャをコールして、ソース・データベースで適切な権限がこのユーザーに付与されているものとします。
  • DBMSCAPにユーザーGGADMCAP。Extractはこの資格証明を使用して、論理変更レコードをダウンストリーム・マイニング・データベースDBMSCAPのログマイニング・サーバーから取得します。このユーザーはOracle GoldenGate資格証明ストアにggadmcapのエイリアスを持っており、ggadmcap@dbmscapとしてログインします。DBMS_GOLDENGATE_AUTH.GRANT_ADMIN_PRIVILEGE()プロシージャをコールして、マイニング・データベースで適切な権限がこのユーザーに付与されているものとします。

ローカルREDOをアーカイブするためのマイニング・データベースの準備

ローカルREDOをアーカイブするためにマイニング・データベースを準備する手順:

  1. ダウンストリーム・マイニング・データベースはアーカイブ・ログ・モードである必要があります。これは、次のDDLコマンドを発行して行います。
    STARTUP MOUNT;
    ALTER DATABASE ARCHIVELOG;
    ALTER DATABASE OPEN;
  2. ダウンストリーム・マイニング・データベースでlog_archive_dest_1をアーカイブ・ローカルREDOに設定します。
    ALTER SYSTEM SET LOG_ARCHIVE_DEST_1='LOCATION=/home/arc_dest/local
    VALID_FOR=(ONLINE_LOGFILE, PRIMARY_ROLE)'
  3. log_archive_dest_1を有効にします。
    ALTER SYSTEM SET LOG_ARCHIVE_DEST_STATE_1=ENABLE

ソース・データベースから受信したREDOをスタンバイREDOログにアーカイブするためのマイニング・データベースの準備

ソース・データベースから受信したREDOをスタンバイREDOログにアーカイブするためにマイニング・データベースを準備する手順:

  1. ダウンストリーム・マイニング・データベースで、次の例に示すようにlog_archive_dest_2を設定します。
    ALTER SYSTEM SET LOG_ARCHIVE_DEST_2='LOCATION=/home/arc_dest/srl_dbms1 
    VALID_FOR=(STANDBY_LOGFILE,PRIMARY_ROLE)'
  2. 次の例に示すようにlog_archive_dest_2を有効にします。
    ALTER SYSTEM SET LOG_ARCHIVE_DEST_STATE_2=ENABLE
  3. ダウンストリーム・マイニング・データベースでDG_CONFIGを設定します。
     ALTER SYSTEM SET LOG_ARCHIVE_CONFIG='DG_CONFIG=(dbms1,dbmscap)'

REDOをマイニング・データベースに送信するためのソース・データベースの準備

REDOをマイニング・データベースに送信するためのソース・データベースを準備する手順::

  1. ソース・データベースが、必要とされる互換性で稼働していることを確認します。
    select name, value from v$parameter where name = 'compatible'; 
    統合キャプチャに必要な最低限の互換性設定は、11.1.0.0.0です。
  2. ソース・データベースでDG_CONFIGを設定します。
    ALTER SYSTEM SET LOG_ARCHIVE_CONFIG='DG_CONFIG=(dbms1,dbmscap)';
  3. ソース・データベースでREDO転送を設定します。
    ALTER SYSTEM SET LOG_ARCHIVE_DEST_2='SERVICE=DBMSCAP.EXAMPLE.COM ASYNC
    OPTIONAL NOREGISTER
    VALID_FOR=(ONLINE_LOGFILES,PRIMARY_ROLE)DB_UNIQUE_NAME=dbmscap';
  4. ダウンストリームの宛先を有効にします。
    ALTER SYSTEM SET LOG_ARCHIVE_DEST_STATE_2=ENABLE;

DBMSCAPでのExtract (ext1)の設定

DBMSCAPにExtract (ext1)を設定するには:

  1. Extractをダウンストリーム・マイニング・データベースに登録します。資格証明ストアでは、ggadm1のエイリアス名はggadm1@dbms1のユーザー接続文字列にリンクされています。ggadmcapのエイリアス名はggadmcap@dbmscapのユーザー接続文字列にリンクされています。
    DBLOGIN USERIDALIAS ggadm1
    MININGDBLOGIN USERIDALIAS ggadmcap
    REGISTER EXTRACT ext1 DATABASE
  2. Extractをダウンストリーム・マイニング・データベースで作成します。
    ADD EXTRACT ext1 INTEGRATED TRANLOG BEGIN NOW
  3. Extractパラメータ・ファイルext1.prmを編集します。リアルタイム・キャプチャを使用するには、次の行が必要です。資格証明ストアでは、ggadm1のエイリアス名はggadm1@dbms1のユーザー接続文字列にリンクされています。ggadmcapのエイリアス名はggadmcap@dbmscapのユーザー接続文字列にリンクされています。
    USERIDALIAS ggadm1 TRANLOGOPTIONS MININGUSERALIAS ggadmcap TRANLOGOPTIONS 
    INTEGRATEDPARAMS (downstream_real_time_mine Y)
  4. Extractを起動します。
    START EXTRACT ext1

ノート:

同一のソース・データベースからデータをキャプチャする(前述の例でデータベースDBMS1の変更をキャプチャするなど)かぎり、ダウンストリーム・マイニング・データベースにリアルタイムExtractモードで実行するExtractを複数作成できます。