Oracle GoldenGate Maximum Availability Hubスタックのアップグレード

OCIスタックを使用して既存のOracle GoldenGate Marketplaceスタックをアップグレードする方法について説明します。

アップグレードする前に、次のことを確認してください:

  • VMインスタンス内のすべてのOracle GoldenGateプロセスを停止します。
  • アップグレードまたは更新が失敗して将来元に戻す必要がある場合のために、すべてのブロック・ストレージをバックアップします。
  • スタック・アップグレード後に再適用できるように、構成設定をノートにとっておくか、GoldenGateブロック・ボリュームの外部にあるVMに保存されているファイルおよび構成設定をバックアップします。

スタックについて

スタックは、最新のTerraformコード・ベースを含むzipファイルです。スタックにより、新しいコンピュート・ノードのプロビジョニングおよび既存のブロック・ストレージのアタッチが可能になります。このアプローチにより、Oracle GoldenGateで、環境に存在する関連データが失われることがなくなります。

最新スタックのダウンロード

Oracle GoldenGate Marketplaceをアップグレードする前に、最新のスタックをダウンロードする必要があります。スタックをダウンロードするには:
  1. Oracle Cloud Infrastructureにログインします。
  2. Oracle Cloudのナビゲーション・メニューで、マーケットプレイス、すべてのアプリケーションの順に選択します。
  3. マーケットプレイスの検索バーに「Oracle GoldenGate Maximum Availability Hub」と入力します。
  4. Oracle GoldenGate Maximum Availability Hubページで、スタックの起動ボタンの下にあるダウンロード・リンクをクリックします。

スタックのTerraformバージョンの識別

スタックをアップグレードする前に、アップグレードするスタックのTerraformバージョンを識別します。
スタックのTerraformバージョンを識別するには:
  1. Oracle Cloud Infrastructureにログインします。
  2. Oracle Cloudのナビゲーション・メニューで、開発者サービスを選択し、リソース・マネージャスタックをクリックします。
  3. スタック・ページで、アップグレードするスタックを選択します。
  4. スタックの詳細ページのスタック情報で、Terraformバージョン・フィールドを見つけ、その値をメモします。

Oracle GoldenGate Maximum Availability Hubイメージのアップグレード

スタックをアップグレードする前に、プライマリ・クラスタのノード1の/mnt/acfs_gg/deployments/ogg-credentials.jsonに、最新のoggadminパスワードが保存されていることを確認します。
既存のOracle GoldenGate Maximum Availability Hubイメージをアップグレードするには:
  1. 最新のスタックをダウンロードします
  2. Oracle Cloudのナビゲーション・メニューで、開発者サービスを選択し、リソース・マネージャでスタックをクリックします。
  3. スタック・ページで、アップグレードするスタックを選択します。
  4. スタックの詳細ページで、編集をクリックして、スタックの編集を選択します。
  5. スタックの編集ページのTerraform構成ソースで、参照をクリックし、最新のスタックのzipファイルをアップロードします。
  6. スタックの編集フォームの各ページで自動入力フィールドが正しいことを確認し、変更の保存をクリックします。

    警告:

    スタック更新ワークフローの自動入力フィールドは変更しないでください。
  7. Oracle GoldenGateインスタンスにログインし、実行中のすべてのプロセスを停止します。サービス・マネージャを含むすべてのMicroservices (管理、配布、受信者およびパフォーマンス・メトリック)を停止してください。
  8. Oracle Cloudに戻り、ナビゲーション・メニューからコンピュートを選択し、インスタンスをクリックします。
  9. インスタンス・ページで、アップグレードするインスタンスを選択し、終了をクリックします。

    ノート:

    次の操作を実行できます:
    • インスタンスをクリックし、インスタンスの詳細ページで終了をクリックします
    • リスト内のインスタンスの横にあるボックスを選択し、アクション・メニューから終了を選択します
    • インスタンスのアクション・メニュー(3つのドット)を開き、終了を選択します。
  10. インスタンスの終了ダイアログで、アタッチされたブート・ボリュームを完全に削除を選択して、インスタンスの終了をクリックします。
  11. インスタンスが終了したら、Oracle Cloudのナビゲーション・メニューを使用してスタック・ページに戻ります。
  12. スタック・ページで、アップグレードするスタックを選択します。これは、以前に編集したものと同じである必要があります。
  13. スタックの詳細ページで、適用をクリックします。

ジョブが完了したら、コンピュート・ノードが実行されていることを確認します。プライマリ・クラスタのノード1で/tmp/startupScript.logを監視して、デプロイメントの起動が成功したかどうかを確認します。その後、デプロイメントにアクセスできます。