ttDestroyDataStore

説明

接続文字列で指定したデータベースに対応する、すべてのチェックポイント・ファイル、トランザクション・ログおよびデーモン・カタログ・エントリを含むデータベースを破棄します。LinuxまたはUNIXプラットフォームのsys.odbc.iniまたはユーザーodbc.iniファイル内、またはWindowsプラットフォームのWindowsレジストリ内に定義されているDSN自体は削除されません。

必要な権限

インスタンス管理者

構文

ttDestroyDataStore (ttUtilHandle handle, const char* connStr,
                    unsigned int timeout)

パラメータ

パラメータ 説明

handle

ttUtilHandle

ttUtilAllocEnvを使用して割り当てられるTimesTenユーティリティ・ライブラリ環境ハンドルを指定します。

connStr

const char*

これは、破棄するデータベースについて記述する接続文字列を指定する、空文字で終了する文字列です。DSNおよびDataStore属性を除く、この接続文字列内のすべての属性が無視されます。

timeout

unsigned int

コール元に返される前に再試行する回数を指定します。ttDestroyDataStoreは、正常に実行されるかタイムアウトに達するまで、破棄処理を1秒ごとに繰り返し再試行します。これは、データベースの使用中などの一時的な状態が原因で破棄が失敗する場合に有効です。

このパラメータ値が0(ゼロ)の場合、再試行は実行されません。

この例では、ファイルC:\dsns\payroll.ds0C:\dsns\payroll.ds1およびいくつかのトランザクション・ログ・ファイルC:\dsns\payroll.lognで構成されている、payrollというDSNで定義されたデータベースを破棄します。

char            errBuff [256];
int             rc;
unsigned int    retCode;
ttUtilErrType   retType;
ttUtilHandle    utilHandle;
...
...
rc = ttDestroyDataStore (utilHandle, "DSN=payroll", 30);
if (rc == TTUTIL_SUCCESS)
   printf ("Datastore payroll successfully destroyed.\n");
else if (rc == TTUTIL_INVALID_HANDLE)
   printf ("TimesTen utility library handle is invalid.\n");
else
  while ((rc = ttUtilGetError (utilHandle, 0, &retCode,
           &retType, errBuff, sizeof (errBuff), NULL)) !=
           TTUTIL_NODATA)
    {
  ...
  ...
}