ttRamGrace

説明

最後のアプリケーションがデータベースから接続を切断した後、接続文字列で指定したデータベースがTimesTenによってRAMに保持される秒数を指定します。その後、TimesTenはデータベースをアンロードします。この猶予期間は随時設定または再設定が可能ですが、RAMポリシーがTT_RAMPOL_INUSEに設定されている場合のみです。

必要な権限

インスタンス管理者

構文

ttRamGrace (ttUtilHandle handle, const char* connStr, unsigned int seconds)

パラメータ

パラメータ 説明

handle

ttUtilHandle

ttUtilAllocEnvを使用して割り当てられるTimesTenユーティリティ・ライブラリ環境ハンドルを指定します。

connStr

const char*

これは、RAM猶予期間を設定するデータベースについて記述する接続文字列を指定する、空文字で終了する文字列です。

seconds

unsigned int

最後のアプリケーションがデータベースから接続を切断した後、TimesTenがデータベースをRAMに保持する秒数を指定します。その後、TimesTenはデータベースをアンロードします。

この例では、payrollというDSNに10秒のRAM猶予期間を設定します。

ttUtilHandle   utilHandle;
int            rc;
rc = ttRamGrace (utilHandle, "DSN=payroll", 10);