TimesTenユーザーへの権限の付与

TimesTenユーザーに必要な権限は、作成するキャッシュ・グループのタイプおよびキャッシュ・グループに対して実行する処理によって異なります。

各キャッシュ処理のTimesTenキャッシュ管理ユーザーに必要なすべての権限は、「キャッシュ処理のキャッシュ管理ユーザーに必要な権限」を参照してください。

キャッシュ管理ユーザーに必要な権限を付与する必要があります。この例では、TimesTenキャッシュ管理ユーザーcacheadminに、前述の処理を実行するために必要な次の権限を付与します:

• キャッシュ管理ユーザーおよびパスワードの設定(CACHE_MANAGER)。

• TimesTenデータベースでのキャッシュ・エージェント・プロセスおよびレプリケーション・エージェント・プロセスの開始または停止(CACHE_MANAGER)。

• キャッシュ・エージェント起動ポリシーの設定(CACHE_MANAGER)。

• レプリケーション・エージェント起動ポリシーの設定(ADMIN)

• TimesTenキャッシュ管理ユーザーが所有するキャッシュ・グループの作成(CACHE_MANAGER権限で継承されるCREATE [ANY] CACHE GROUP、キャッシュ表ユーザーが所有する基礎となるキャッシュ表を作成するためのCREATE [ANY] TABLE)。

• キャッシュ・グループを変更、ロード、リフレッシュ、フラッシュ、アンロードまたは削除するには、適切な権限が必要です。

  • ALTER ANY CACHE GROUP

  • LOAD {ANY CACHE GROUP | ON cache_group_name

  • REFRESH {ANY CACHE GROUP | ON cache_group_name

  • FLUSH {ANY CACHE GROUP | ON cache_group_name

  • UNLOAD {ANY CACHE GROUP | ON cache_group_name

  • DROP ANY CACHE GROUPおよびDROP ANY TABLE

• 読取り専用キャッシュ・グループ、動的ロード処理、増分自動リフレッシュ、完全自動リフレッシュ、非同期ライトスルーなどのその他のキャッシュ処理に必要な権限は、「キャッシュ処理のキャッシュ管理ユーザーに必要な権限」を参照してください。

インスタンス管理者として、ttIsqlユーティリティを使用して、キャッシュ管理ユーザーcacheadminに必要な権限を付与します:

Command> GRANT CREATE SESSION, CACHE_MANAGER, CREATE ANY TABLE TO cacheadmin;
Command> exit