キャッシュ管理ユーザーの名前およびパスワードの登録
キャッシュ・グループ処理を発行するには、TimesTenデータベースでOracle Databaseキャッシュ管理ユーザーの名前およびパスワードを内部で登録する必要があります。
TimesTenデータベースおよび一部のTimesTenユーティリティおよび組込みプロシージャは、ユーザーのかわりにキャッシュ処理を実行します。Oracle Databaseに接続するには、TimesTenにOracleキャッシュ管理ユーザーとパスワードの資格証明が内部的に登録されている必要があります。
キャッシュ・エージェントはOracleキャッシュ管理ユーザーとしてOracle Databaseに接続して、特定のキャッシュ・グループ・タイプの定義済動作の実行に使用される情報を格納するOracle Databaseオブジェクトを作成および保持します。また、キャッシュ・エージェントとレプリケーション・エージェントの両方が、内部的に登録されたOracleキャッシュ管理ユーザー資格証明を使用してOracle Databaseに接続し、Oracle Database処理を管理します。
Oracle Databaseキャッシュ管理ユーザーの名前およびパスワードは、キャッシュ管理ユーザー名またはそのパスワードが変更されないかぎり、Oracle DatabaseデータをキャッシュするTimesTenデータベースごとに1回のみ登録する必要があります。たとえば、キャッシュ管理ユーザーのパスワードを変更した場合、TimesTenデータベースが破棄されて再作成された場合、またはOracleキャッシュ管理ユーザーの名前がOracle Databaseで削除されて再作成された場合は、Oracleキャッシュ管理ユーザーの名前およびパスワードをもう一度登録する必要があります。
データベースにキャッシュ・グループが存在する場合は、Oracleキャッシュ管理ユーザーの名前は変更できません。キャッシュ管理ユーザーを削除して再作成する前に、キャッシュ・グループを削除する必要があります。「キャッシュ・ユーザー名およびパスワードの変更」を参照してください。
次の各項では、TimesTen ClassicおよびTimesTen Scaleoutで提供される様々なツールについて詳しく説明します。