キャッシュ・ユーザー名およびパスワードの変更
TimesTenキャッシュ管理ユーザーまたはそのコンパニオンOracleキャッシュ管理ユーザーのユーザー名またはパスワードを変更できます。
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TimesTenキャッシュ管理ユーザーまたはパスワードを変更する場合は、次を実行します:
ノート:
TimesTenキャッシュ管理ユーザーとそのコンパニオンOracleキャッシュ管理ユーザーのどちらも、パスワードはいつでも変更できます。
TimesTenキャッシュ管理ユーザーの名前は、そのコンパニオンOracleキャッシュ管理ユーザーと同じである必要がありますが、パスワードは異なってもかまいません。「TimesTenユーザーの作成」を参照してください。
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TimesTenデータベースで、TimesTenキャッシュ管理ユーザーのパスワードを変更する場合は、アクティブ・マスターで
ALTER USER
文を使用します。Command> ALTER USER cacheadmin IDENTIFIED BY newpwd;
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バックエンドOracleデータベースで、
ALTER USER
文を使用してコンパニオンOracleキャッシュ管理ユーザーのパスワードを変更できます。TimesTenを操作している場合、Passthrough 3
を使用してこれを直接Oracle Database上で実行できます。Command> passthrough 3; Command> ALTER USER cacheadmin IDENTIFIED BY newpwd;
ノート:
コンパニオンOracleキャッシュ管理ユーザーのパスワードを変更した場合は、TimesTenキャッシュ管理ユーザーとしてTimesTenデータベースに再接続して、TimesTenキャッシュ管理ユーザーおよびそのコンパニオンOracleキャッシュ管理ユーザーのパスワードを指定します。
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TimesTenキャッシュ管理ユーザーを変更する場合は、既存のユーザーを削除して新しいユーザーを作成する前に、まずTimesTenキャッシュ管理ユーザーが所有するすべてのキャッシュ・グループを削除する必要があります。Oracleキャッシュ管理ユーザー名は、TimesTenデータベースにキャッシュ・グループがない場合にのみ変更できます。
ノート:
または、別のユーザーをTimesTenキャッシュ管理ユーザーとして使用する場合は、そのユーザーに適切な権限があり、適切な権限を持つコンパニオンOracleキャッシュ管理ユーザーがいることを確認してください。
さらに、TimesTenキャッシュ管理ユーザーには、同じ名前を持つコンパニオンOracleキャッシュ管理ユーザーが必要なため、次のいずれかを実行する必要があります:
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現在のコンパニオンOracleキャッシュ管理ユーザーが所有するすべての表を削除し、ユーザーを削除してから、新しいTimesTenキャッシュ管理ユーザーと同じ名前でユーザーを再作成します。
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TimesTenキャッシュ管理ユーザーと同じ名前で、同じ機能を提供する別のOracleユーザーを選択します。
「TimesTenユーザーの作成」を参照してください。
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TimesTen Classicで、TimesTenキャッシュ管理ユーザーの名前またはパスワードが
sys.odbc.ini
(またはodbc.ini
)ファイルで定義されている場合、アクティブ・マスターとスタンバイ・マスターの両方でsys.odbc.ini
(またはodbc.ini
)ファイルのTimesTenキャッシュ管理ユーザーの新しい名前またはパスワードを更新します。
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Oracleキャッシュ管理ユーザーまたはそのパスワードを変更する場合は、次を実行します:
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バックエンドOracleデータベースで、
ALTER USER
文を使用してOracleキャッシュ管理パスワードを変更できます。Oracleキャッシュ管理ユーザーのパスワードはいつでも変更できます。TimesTenを操作している場合、
Passthrough 3
を使用してこれを直接Oracle Database上で実行できます。Command> passthrough 3; Command> ALTER USER cacheadmin IDENTIFIED BY newpwd;
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Oracleキャッシュ管理ユーザーを変更する場合は、OracleデータベースでOracleキャッシュ管理ユーザーを削除して新しいユーザーを作成する前に、まずそのOracleキャッシュ管理ユーザーが管理するTimesTenデータベースのキャッシュ・グループをすべて削除する必要があります。TimesTenでキャッシュ・グループを削除すると、そのキャッシュ・グループに関連付けられているすべてのメタデータが削除されます。
Oracleデータベースで新しいOracleキャッシュ管理ユーザーを作成する場合、「Oracle Databaseユーザーおよびデフォルト表領域の作成」に記載されているOracleキャッシュ管理ユーザーの作成手順と同じ手順を実行する必要があります。
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Oracleキャッシュ管理ユーザーの新しいユーザー名またはパスワードを設定します。
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TimesTen Classicで、アクティブなマスター・データベースで
ttCacheUidPwdSet
組込みプロシージャを実行します。ノート:
「キャッシュ管理ユーザーの名前およびパスワードの登録」を参照してください。
Command> call ttCacheUidPwdSet('cacheadmin','newpwd');
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TimesTen Scaleoutで、
ttGridAdmin dbCacheCredentialSet
コマンドを実行します。ノート:
『Oracle TimesTen In-Memory Databaseキャッシュ・ガイド』のパフォーマンスを参照してください。
% ttGridAdmin dbCacheCredentialSet database1 Provide Oracle user id: cacheadmin Provide Oracle password: oracle
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